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2016年 09月 16日 |
(盛大にネタバレしています&画像勝手に 怒られませんように)


リーアム・カニンガム主演。DVDを衝動的にジャケ買い。


海外の映画評を見ると「ゲーム・オブ・スローンズでダヴォスを演じたリーアム・カニンガムが悪魔に」というのが売りだったようです。

私が買ったDVDのデザインはこのバージョン。




今年日本でも公開されていたのですがまったく気づきませんでした。
タイトルは「デス・ノート」。ポスターはこんなのだったそうです。




これは・・・まったく私のアンテナに引っかかってこなかったよ・・・

私の考えるこの映画のセールスポイントは

・ゲーム・オブ・スローンズの大天使ダヴォスがアイルランド労働者風悪魔に変身!
・イギリス、アイルランド合作作品
・舞台がスコットランドの場末の警察署


なおこの作品はなぜかVLCメディアプレイヤーでは再生できず、MPC HCというソフトで見ました。
字幕なし。音声レベルがとても小さくてセリフがほとんど聞こえなかった(悲

冒頭カラスの群れとともに岸辺に降り立つ黒い翼の姿。
黒き翼は黒き知らせ・・・
ドラゴンストーンのような岩場です。
翼は消えて人間の男の姿に。




スコットランドの田舎の警察署勤務のPC Rachel Heggieがヒロインのようです。
ある夜若者が車で男をはねるのを目撃したレイチェルは若者Caesarを逮捕して署へ連れ帰る。しかしなぜか轢かれたはずの男は消えている。

他の警官がくだんの男を保護して戻ってくるが、男は自分が何者か語らない。
ここの警察署長(?)(右側)がちょっとスタニスに似てるんですよねー。




男は留置所の6号室へ入れられて「六」と呼ばれることになる。
ここの留置所にはさっきのひきにげ若者の他にDV教師とかも入っています。





「六」に見つめられると、過去の悪行やトラウマがよみがえるらしい。
夜がふけていくにつれ、だんだんおかしくなっていく警官たち&拘留されている男たち。





ダンジョンが似合う男リーアムさん。
しかしたまにぼそっと何か(・・・だって聞こえないから・・・)旧約聖書に関する警句を吐く以外はほとんど牢屋でじっとしている役なのでつまんなかったんじゃないかしら・・・

他の人たちは過激にスプラッタに派手に血しぶきあげていたのですが。
ホラーだと思うんですけど、怖いというより「激しいな・・・」と思わせられる映画でした。

悪魔ダヴォスちゃんは指紋を取られるのですが、ぜんぶ揃ってて、「指はえてきたのねダヴォスちゃん!」と感動しました。
左手もゲーム・オブ・スローンズのときより指が長いような気がする。すごくきれい。

警察は悪魔ダヴォスちゃんが持っていた手帳を調べて、そこに載っている名前がすべて犯罪者でかつ死亡していることを確認。
日本タイトルの「デス・ノート」はここから思いついたのでしょうか。要するに悪魔ダヴォスちゃんの備忘録だったんですけど、悪魔なのにメモが必要というおとぼけぶりが可愛い。ダヴォス字が書けるのね!と感動していた私です。

さて、ヒロインのレイチェルは少女時代に虐待を受けていたのですが、かつて犯人から逃げるときに「六」が助けてくれたことを思い出します。あなたはあの時の・・・!これは・・・恋の予感・・・?


署長(?)のMacready(スコットランドが舞台なのでスコットランドらしい名前)がフラッシュバックでおかしくなってランボーみたいな半裸で頭にネクタイ巻いた姿で大暴れしたためポリスステーションが火事になりました。
こんな話じゃなかったかもしれませんがとても面白かった。

ヒロインレイチェルはなんとか脱出。そこへ落ち着き払って警察署から出てくる悪魔ダヴォスちゃん。
取り戻した手帳で煙草に火をつける悪魔ダヴォスちゃん。




もし映画館で見ていたら呼吸困難におちいって座席から転がり落ちていたかも知れません。公開時に見た方々はご無事だったのでしょうか。

手帳には今夜かかわったすべての人々(ヒロイン以外)の名前が書かれていたことを明かし、ひとつづつ鉛筆で消していく「六」。




悪魔ダヴォスちゃんはレイチェルに「きみに恋してしまった」と告白(ええええええええ!?)
一緒に行こうと誘います。




レイチェルはキスで答える








ホラー映画かと思ったら恋愛映画だったのです。


いやーしかし、いままでダヴォスの現代ファンフィクションを読んでこんなキスシーンかなあと想像していた通りのキスだったことがいちばんの驚きです。

日本の配給元はこの場面をポスターにして背景ピンクにして「悪魔とキスした2日間」とかいうタイトルで女性向けに宣伝を打つべきだった。





はああロマンチックだったわあ。リーアムさんのロングコートとお髭が素敵。
そしてホラーに出演してもダヴォスちゃんは悪魔ではなく大天使だとよく分かりました。



この映画ってホラー映画スペシャル週間みたいな枠で上映だったんですよね。
やってたのは知ってたが自分には関係ないと思ってた。
「アイルランド恋愛映画」枠だったらたぶん見てた。
宣伝って難しいね・・・





私の勝手な想像では、これは現代社会に転生した玉葱騎士の物語で、彼はなぜか全員スコットランドに転生したラニスター家とボルトン家のやからに罪を悔い改めさせるために遣わされた。
しかし何度生まれ変わっても獅子も皮剥ぎも反省のかけらもなく、古き神々と新しき神々の双方がダヴォスに悪人を罰させたもうのです。For the night is dark, and full of terrors...
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2016年 09月 13日 |
■The Crownlands
ザ・クラウンランズ(複数形)
ロード・パラマウントはおらず、国王が直接統治する土地。首都のある王領。

七王国時代には独立王国ではなく、リヴァーランズ、ストームランズ、リーチに囲まれた中間地でした。
エイゴン征服王はここからウェスタロス侵略を開始。
日本人や中国人ならきっと新京とか西京とか新開地などと名付けたことでしょう。


◇キングズランディング(King's Landing)
ウェスタロスの首都。
狭い海からブラックウォーター川をさかのぼったところにあります。イギリスで言えばドーバー海峡からテムズ川を遡行してロンドンにつくようなものでしょうか。
王宮はザ・レッド・キープ(The Red Keep)。なぜザがつくのか?城には定冠詞不要と習ったのに・・・。
有名なザ・鉄の玉座(The Iron Throne)はザ・グレート・ホール(The Great Hall)にあります。見学は要予約。

◇ドラゴンストーン(Dragonstone)
エッソスの災厄を逃れたターガリエン家がウェスタロスでの最初の拠点とした島。同名の城があります。
ブラックウォーター・ベイ(Blackwater Bay)に浮かぶ火山島です。火山の噴火から逃げてきたのにまた火山に住むヴァリリア人たち。平らな顔の種族やローマ人のように温泉好きなのか?(無根拠)
ターガリエン家はここに百年ほど暮らしてからおもむろにウェスタロス侵略を開始しました。しかしこの岩島には農地もなければ鉱山もない。いったいどうやって生活をたてていたのか不思議です。ドラゴンも食わせにゃならんのにな。そこはやはり魔法でしょうかね。

ターガリエン家が天下布武してキングズランディングへ居を移した後、ドラゴンストーンは海から首都を守る防衛拠点となりました。
王家の世継ぎは伝統的にこの島に住み、プリンス・オブ・ドラゴンストーン(Prince of Dragonstone)の称号で呼ばれました。ドラゴン伝説があり、太子が領主である点はウェールズを思わせられます。

ロバートの反乱の際には狂王エイリスの妻Rhaella王妃が末息子ヴィセーリス(Viserys)を連れてドラゴンストーンに逃げ込みました。彼女はここで娘デナーリス(Daenerys)を出産したもののまもなく死亡。
そこへロバートの弟スタニスが艦隊を率いて急襲してきたため、幼い王子と王女は忠臣に連れられてエッソスへ逃亡。ここにターガリエン王朝はウェスタロスから姿を消すこととなりました。

ロバートは王位についたあと、ドラゴンストーンをスタニスに与えます。当時ロバートには実子がいなかったため、スタニスがバラシオン王家の世継ぎとしてこの島を治めました。

スタニスがロバートの宮廷で海軍長官(Master of Ships)を地位を得たため、ドラゴンストーンの港が王家の艦隊の駐留港となりました。ウェスタロスの主力艦隊はここに集められています。
6年後(だっけ?)のグレイジョイの反乱の際にはスタニスは旗艦を指揮してザ・アイアン・ボーンの船団を粉砕しました。スタニスは地味だけど働き者で良い子なんですよみなさん。

こんな貧乏な小島を押しつけられたスタニスは大いに不満なのですが、ロバートの立場で考えてみればドラゴンストーンは首都の喉元を守る大切な防衛線。そのうえドラゴンストーンに仕える旗人(bannerman)はターガリエンの遺臣ばかりなのです。代々ターガリエンの世継ぎに妻を提供してきたような誇り高い名家※を相手に、幼いレンリーでは抑えがきかない。ここは有能で忠義な弟にまかせようと考えたのかも。
スタニスはレンリーに比べて不公平な扱いを受けたと憤っていますが、ウェスタロスの海軍はスタニスが掌握してるので強大な軍事力を預けてるわけですよね。ザ・小評議会(The small council)の一員として実質的に国政を切り盛りしてるのもスタニス(ロバートはめったに議会に出てこないから)。
兄ちゃんにしてみたら次弟を信頼してるからこそ大権を預けてたのかもよ。(とロバートを慮る義理は私にはないのですが)

でも収入は少なく、あるのは名ばかりの栄誉と大貴族相手の気苦労だけ。こんな難しい領地を人間関係の苦手なスタニスがよく治められたなあ、不向きな仕事をいっしょうけんめいがんばってたスタニスを思うとちょっとほろりとさせられますね。
たぶん世慣れたダヴォスがスタニスのプライドを傷つけない程度にさりげなくアドバイスしてたんでしょう。玉葱は本当にお買い得。


※小説の第二部でダヴォスちゃんがある貴族にすっごい馬鹿にされてて、その貴族はターガリエン家に何人も嫁に出してるとこなんですが、たしかそのVelaryon家はOrys Baratheonの息子(ダヴォス・バラシオンじゃないほう)の息子の妻の実家だった。というくらい古い家柄がごろごろしてるわけです。


こんなことを長々と調べてブログに書いてしまうくらいスタニス/ダヴォスにはまりこんでいるのはお分かりいただけたでしょうか。
もし読んでくださった方がいたら本当にありがとうございます。一緒にチーム・ドラゴンストーンを応援しましょう。



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2016年 09月 12日 |
■The Stormlands

ザ・ストームランズ(複数形)。
名前からして北にありそうですが、実際はかなり南です。イギリスだとカンタベリーかブライトン?
領主はバラシオン家(House Baratheon)。別名はLord Paramount of the Stormlands。総督ではないんですね、意外。※※

居城はストームズ・エンド(Storm's End)。ハワーズエンドに似た名前ですが、あんなおだやかな農場ではなく、荒れ狂う海に面した館です。
ターガリエン家の侵略前のザ・ストームランズはストームランズの王国(Kingdom of the Stormlands)があり、House Durrandonが治めていました。
ストームズ・エンドを建築してたのはDurran Godsgrief※という王様。この人は海の神と風の神の娘と恋仲になって神々に憎まれ、何度城を建てても壊されてしまいました。最後にBran the Builderという偉大な建築家の助けによって難攻不落のストームズ・エンドが完成したのです。

しかしドラゴンを連れたターガリエン家にはかなわず、数千年後にザ・ストームランズはターガリエンの分家バラシオンの領地となりました。
ウェスタロスの豪族は領主に忠誠を誓うというより領地に尽くす仕組みらしく、ザ・ストームランズの小領主たちはとくに異議もないままバラシオンの配下に入ったようです。
ターガリエンの政策には国替えという考え方はないようで、かつて敵だった豪族も降伏さえすれば所領をそのまま安堵されるらしい。減額とかもされないみたい。そんなに権力持たせたままで大丈夫なのか?

狂王エイリス(King Aerys II Targaryen)の時代に王のいとこステフォン・バラシオン(Steffon Baratheon)がザ・ストームランズ当主となります。しかしステフォンは妻とともに若くして世を去る。
長男のロバート・バラシオン(Robert Baratheon)が後を継ぎますが、どういうわけか彼はジョン・アリン(Jon Arryn)の養子となってエダード・スタークと外地で育ったようです。そのあいだ領地は誰が統治してたんでしょう?ロバートよりさらに幼いスタニスとレンリーは保護者もなく放置されていたのか?それとも同じく養子に出されたの?

ロバートの若いころのことがよく分かりません。成長してからは狂王エイリスに仕えていたようですが、太子レーガー(Rhaegar Targaryen)に婚約者リアナ・スタークを奪われ憤慨して反乱を起こします。えらく短気。いや、そこまでにたぶんもっと複雑な事情があったのでしょうが、関係者がきれいごとしか言わないので謎なできごとです。

ロバートが王家の軍隊と戦っているあいだ、次弟のスタニスがストームズ・エンドを守ります。しかしロバートの留守を狙って攻め込んできたタイレル家が城を包囲。兵糧攻めにあいながらも一年以上もちこたえたスタニスですが、ついに食料が尽き、あわや城を枕に討ち死にというところへ密輸人ダヴォスが玉葱を積んだ船で救援にあらわれます。スタニスはダヴォスの働きに感謝し、彼を土地付きの騎士に任ずるのでした。
このころスタニスはまだ十代の終わりか二十歳そこそこだと思う。お兄ちゃんのいないあいだよく頑張りました。


ロバートは王位簒奪に成功して首都へ移り、ストームズ・エンドは領主不在となります。スタニスは自分に継承権があると期待するのですが、ロバートは末弟のレンリーを領主に指名。スタニスはターガリエン家の所領ドラゴンストーンに転封となります。
スタニスは兄に侮辱されたと受けとって激怒。兄弟の仲はぎくしゃくしてしまう。
ロバートの立場で考えてみると、譜代の家臣が守っている堅固なストームズ・エンドは幼いレンリーにまかせ、ターガリエンの遺臣が残るドラゴンストーンを頼れるスタニスに統治してもらおうという信頼のあらわれだったのではないか(、とそんなにロバートに肩入れする義務は私にはないが)。

ということで本来なら兄弟友愛の象徴であるべきストームズ・エンドは仲たがいの原因になってしまったのです。ご先祖は泣いとるで。



※Durranの発音が分からなかったのですが、ダランと読むようです(ブラン・スターク情報)。
ホビットのDurinはドゥリンなのに。英語の発音って分からない。

※※と思ったらやっぱりLord Paramount of the Stormlandsでしたわ。
ロード・パラマウントの地位は6つあるそうです。


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2016年 09月 09日 |
(お願い)
自分の頭の整理のためにだらだらと書いています。
小説とドラマがごっちゃになっているうえにネットの不確実情報も入っています。
カタカナ表記や訳語は適当です。
くれぐれも鵜呑みにされぬようお願いいたす。
(お願い終わり)


(承前)

■ターガリエン家(House Targaryen) (ヴァリリア人)

ウェスタロスに向けて次々に征服者を送り込んできたエッソスですが、栄華を誇っていた帝国ヴァリリアでthe Doomとよばれる大悲劇が起こり、壊滅状態になったらしいです。the Doomがなんなのかはっきり説明されていませんが、火山の大噴火レベルの災厄だった模様。
しかしヴァリリアにも先見の明のある人はいたらしく、ターガリエン家は早めにエッソスを去ってウェスタロスに拠点を築いていました。彼らはドラゴンストーン(Dragonstone)と呼ばれる島を足がかりにウェスタロス征服を開始しました。
ドラゴンストーンはスタニスの居城なんですけど、ご本人は「ターガリエンがどうしてドラゴンストーンを拠点にしようなどと考えたのか誰にも分らない」と吐き捨てるように言ってたくらい何もない岩島です。こんなとこでドラゴン飼ってたのか・・・何食べさせてたんだろう。※※

それはともかく、300年前にターガリエン家のエイゴン征服王がドラゴンを駆使してウェスタロスを攻略。
数千年続いた七王国の戦いに終止符をうって統一王朝を開始しました。秦の始皇帝みたいですね。

ただし領土の人口のほとんどを占めるのはアンダル人。ターガリエン家だけで全土をくまなく支配するのは不可能なので、旧七王国をそのまま地方行政単位として土地の名家を領主に任じて統治させています。
ターガリエン家はエッソスでは多神教を信仰してたようですが、王位についたあとはアンダル人の七神信仰を採用。けっこううまいこと融合してるように見受けられます。
イギリスにおけるノルマン征服ですかね。


■バラシオン家(House Baratheon) (ヴァリリア人+アンダル人)

300年わりと平和に(王家内部ではもめてたが国土は平穏だった様子)統治してきたターガリエン家ですが、狂王エイリスというマッドなキングが登場して末期症状を呈するようになります。
エイリスが臣下を虐待したり太子レイガーが家臣の恋人を奪ったりして領主たちの不満が募り、ついにロバート・バラシオンが反乱を起こします。
ドラゴンはだいぶ前に死に絶えてしまったのでターガリエン家には往年の勢いはなく、バラシオン家が王座につきました。しかしロバートの反乱にはいろいろ疑義も多く、王国は波乱がおさまりません。
というところからやっとドラマの第一話「冬がやってくる"Winter Is Coming"」が始まるわけですね。長かった!


これが「バラシオン家のスタニス一世、アンダル人、ロイン人および最初の人々の王、七王国の君主、領土の守護者(Stannis of House Baratheon, First of His Name, King of the Andals, the Rhoynar and the First Men, Lord of the Seven Kingdoms, Protector of the Realm)」という呼称の由来です。最後に「ヴァリリア人の王」とつけないのは遠慮か。


■結婚と遺伝

バラシオン家って王家なのにドラマも小説でもとても影がうすくてあまり説明もされないのですが、けっこう面白い来歴なんですよ。
始祖はエイゴン征服王の異母兄弟オリス・バラシオン(Orys Baratheon)。

ターガリエン家は単独でエッソスから渡来したわけではなく、家来や妻の一族やらも引き連れてきたんですね(当たり前か、でも他のヴァリリア人のことは説明ないから気づかなかった)

ターガリエン家は近親婚の習慣があるせいか、アンダル人との通婚政策はとらなかったようです。あまりお姫様や王子様の在庫がなかったのかもしれない。
しかしエイゴンの将軍としてストームランドを攻略したオリス・バラシオンはArgilac Durrandon王を倒した際に娘のArgalia姫と結婚して領主となっています。
ヴァリリア人が領主になったのはストームランドだけだと思う。オリス・バラシオンはさらにDurrandon家の黄色地に黒い牡鹿の紋章(Sigil)とモットー(Words)"Ours is the Fury"もそのまま居ぬきで使っています。
土地の豪族にとけこもうと思ったのか、それとも私生児で自分の紋章がなかったのでちょうどいいやと考えたものか。

あとターガリエン家は銀髪に紫の瞳とかいうアニメキャラみたいなカラーリングですが、バラシオン家は黒髪に青い瞳が特徴。オリス・バラシオンはあまりターガリエン家の色彩が出ない遺伝子タイプだったのでしょうか。お母さんのDNAが強かったのか?


このオリス・バラシオンがご先祖なので、バラシオン三兄弟(ロバート、スタニス、レンリー)にはターガリエンの血が混じっているのですね。
さらに三兄弟の父方の祖母はターガリエンの姫君なのです。
狂王エイリスの父エイゴン5世には姉妹が複数いたので、妹のひとりがバラシオン家に降嫁したのですね。昔のターガリエンの王は姉妹全員と結婚していたようですが、最近は近親婚のうえに重婚ってどうなの・・・という風潮だったのかもしれません(無根拠)。

※追記
ドラマは原作と設定が違っていて、ドラマではエイゴン5世がロバートたちの祖父になっていますが、原作では曾祖父。降嫁した姫君は原作ではエイゴン5世の娘です。そしてこの結婚がらみでバラシオン家が反乱を起こしたりしてけっこう大変な事件だったと後で知りました。

バラシオン家に嫁いだ姫君が生んだステフォン(Steffon)が三兄弟の父です。
ステフォンと狂王エイリスは従兄弟なんですね。ステフォンは若いころ王城で小姓をつとめ、エイリスとタイウィン・ラニスターと親友になりました(一部にとって大変萌える設定)。
エイリスがタイウィンと仲たがいしたときにはステフォンが次期王の手候補と目されていたのです。しかしステフォンはエッソスからの帰路に難破して愛妻とともに海の底へ・・・。
両親が乗った船が沈むところを幼いロバートとスタニスが目撃するという悲劇のおまけつき。

そもそもステフォンがエッソスに行っていたのはエイリスの太子レーガーにヴァリリア人の生き残りの高貴な姫君を妻として迎えたいといういまさら無茶なクエストのためだったのです。300年もたって生き残ってる姫がいるわけないのですが。
ステフォンは私心なくエイリスに忠義をつくしていたのでしょう。

ロバートの反乱は単に臣下が王に反旗を翻しただけでなく、若い世代が本家の伯父を殺した事件だったわけです。
この反乱についてはみんなが違う証言をしてて、藪の中みたいになっています。
数百年ずっと助け合ってきた両家に何があったのか・・・真相が語られる日はくるのでしょうか(たぶんこないね)。



そして私以外にはどうでもいいことですが、ダヴォスには息子が7人もいるのですが、六男はスタニス、七男はステフォンって名づけてるんです。どこまでスタニス好きなのダヴォスちゃん・・・
さすがに息子をスタニスと呼ぶのははばかられるのか、原作では「スタニーとステフ」と呼んでましたが。


さらに重箱の隅をつつくような話ですが、スタニスのご先祖のオリス・バラシオンの息子にダヴォス・バラシオンという人物がいるそうなのです。(若死にしてこどもはいなかったのでスタニスの直接の先祖ではない)
この人のことは小説ではなくThe World of Ice and Fireという本で言及されていると聞いております。いつか読んでみたいな(夢。

スタニスは「ウェスタロスのすべての家の兵力を把握している」と言われるほど各家に詳しいので、当然自分の祖先の名前はそらんじてると思う。
はじめてダヴォスに出会ったときの衝撃はいかほどであったろうか・・・運命・・・という単語が心をよぎらなかっただろうか・・・



※※
ブルーレイDVDのおまけに「ウェスタロスの歴史と伝承」という映像がついているらしく、スタニスがドラゴンストーンについて説明する回があるのです。
すごいスタニスらしく文句ばっかりで笑ってしまうの。




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2016年 09月 08日 |
(お願い)
自分の頭の整理のためにだらだらと書いています。
小説とドラマがごっちゃになっているうえにネットの不確実情報も入っています。
カタカナ表記や訳語は適当です。
くれぐれも鵜呑みにされぬようお願いいたす。
(お願い終わり)


ドラマの「ゲーム・オブ・スローンズ」で楽しいのはダヴォスが登場するたびにスタニスを紹介するところです。(しかし毎回紹介するってそれだけ誰にも知られていないってことか)

紹介パターンはいくつかあるんですけど、いちばん正式なのは「バラシオン家のスタニス一世、アンダル人、ロイン人および最初の人々の王、七王国の君主、領土の守護者(Stannis of House Baratheon, First of His Name, King of the Andals, the Rhoynar and the First Men, Lord of the Seven Kingdoms, Protector of the Realm)」かな?※



最初は聞き流してたんですが、だんだん「アンダル人とロイン人と最初の人々」とかが気になってきて、ウェスタロスに住む人々について自分なりにまとめてみました。ウィキペヂアのほうが詳しくて正しいですのでそちらを読むことをお勧めします。


■森のこどもたち(Children of the Forest)

「ゲーム・オブ・スローンズ」の世界は二つの大きな大陸ウェスタロス(Westeros)とエッソス(Essos)から成り立っています。
主に舞台になるのはウェスタロス。歴史も地理もイギリスっぽいですが大陸なので面積はでっかいらしい。

ウェスタロスにはもともと人間とは違う先住民族が住んでいました。
森のこどもたち(Children of the Forest)と呼ばれる彼らは自然を信仰する種族でしたが実在は証明されていない。人間というより妖精?
イギリスで言えばなんだろう、ピクト人とか?(違う?)


■最初の人々(First Men)

ドラマの時代から一万二千年ほど前にエッソスから最初の人々(First Men)が渡来します。
彼らは先住民族森のこどもたちと戦ったり和解したりしながら次第にウェスタロスを支配。
その過程で森のこどもたちの樹木信仰を取り入れる。
のちにアンダル人がやってくると北のほうに追いやられて古い神々を守って生きるようになります。
スターク家はこの人たちの子孫。ラニスターも女系は最初の人々が入ってるらしい(要出典)。
イギリスにおきかえるとケルトかしら、と思います。

■アンダル人(Andals)

6000年ほど前にまたもエッソスから異民族が渡ってきました。アンダル人はペントスのあたりから来たみたい。
近代的な兵器で武装したアンダル人は最初の人々を北へ追い払ってウェスタロスを支配しました。
彼らが持ち込んだのが七神信仰。そして七つの王国に分かれて数千年間争いを続けました。七が好きなのでしょうか。のちにターガリエン家に統一されて七王国は消滅しますが、地名や家名はいまに引き継がれています。
イギリスでいえばアンダル人=サクソンかと。

■ロイン人(Rhoynar)

ウェスタロスの南端にドーン(Dorne)という国があります。
1000年ほど前にエッソスからヴァリリアの迫害を逃れてやって来たロイン人が建国。
ターガリエン家にも屈せず独立を保っています。
イギリスにおける・・・フン族?ウェールズ???

(続きます)

※シンプルなのは「ウェスタロスの唯一真実の王(the One True King of Westeros)」って短め。
ファンによる「文法ナチ」という愛称もある。

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2016年 09月 07日 |


ごぶさたしています。
このような極地のブログをまだ読んでくださっている方もいるので感謝にたえません。
本当にありがとうございます。

何からどう説明すればいいのか分かりませんが、「ゲーム・オブ・スローンズ」に泥沼のようにはまり込んでいます。

おま、このあいだまでホビットホビット言うてたやんけ(その前は水滸伝とか言ってた)くせに・・・と自分でもあきれているのですが、そういうわけでいまは頭の中は「ゲーム・オブ・スローンズ」が目のあたりまで水位が上がってもうあふれそうになってます。

原作は日本語訳が出始めた当時(ってもう20年前!?)に途中まで読んでめでたく挫折。
ドラマも二、三年前にシーズン2まで見た記憶が。
もう一度ちゃんと見たいなーと思っていたところ、葫蘆で配信がはじまったのでアウトランダーを待ちながら見てました。
そしたらアウトランダーのことがすっかり飛んで行ってしまうような状態になってしまったのですね。
まあ葫蘆でうっかりはまってしまった人はたくさんいると思うのでとりわけ奇異ってわけでもないですね。

ところでこのブログを前にも読んだことがある方は、なかなか本題に入らずにぐずぐずしているときは、ああそういうことなんだなと察してくださっていることと思います。
もうただの冷やかしのお客様はお帰りになったころかと思うので貴女の心に聞いてみたいのですが、「ゲーム・オブ・スローンズ」で好きなカップルは誰と誰ですか?


最初のころは何がなんだか分かりませんよね、なんとか家となんとか家のロバートやらメアリやら見分けのつかない名前の見分けのつかない人たちが大量に出てきて。
そのうちお気に入りのキャラクターがぼつぼつとできて、彼女もしくは彼と仲の良さそうな人物とくっつくのかしら、それともただのお友達?とドキドキするようになってきて。

最初にいいなあと思ったのはシェイ×ティリオンでした。
過去を抱えた大人の男女なのにときどきとってもナイーブで。ブロンを交えて旅籠で過去の恋を語り合う場面よかったわ。

その次に良さを感じたのはカリーシとジョラー・モーモント。
美しい女王に忠誠とひそかな恋情をささげる純情中年騎士。
半裸の若い兄ちゃん姉ちゃんがわさわさしてるエッソスでかたくなに長袖長ズボンを通して決して肌をみせないジョラーに中年の意地を見た。

初心者を脱するころにキュンとしたのはタースの乙女と王殺し。
ジェイミーって最初のほうの「俺ってイケメンだろ」といわんばかりのころは鼻について好きじゃなかったのですが、一敗地にまみれて泥まみれになってプライドも尊厳も失ってからの彼はかっこよかった。
ブリアナとのぎこちない恋にじれったい思いをした方も多いのでは。



とこのように多様なカップルの恋愛をとても楽しんでいたブログ主が最後にもう田植え時の水田のごとくはまりこんで身動きとれなくなっているのが

スタニス×ダヴォス

です。


(この項続く)










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