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2017年 04月 21日 |
S2E1 The North Remembers (2)

ドラマのスタニスの扱いがあまりではないか!?と悲憤にくれるブログ主が細かいことをくどくどとかきくどくシリーズです。

他の記事はタグを御覧ください。

(容赦なくネタバレしています&恒例画像勝手にすいません&ダヴォスちゃん可愛いという感想しか書いてありません)


S2E1 The North Remembers (2)

<ドラマのスタニス>

七神を焼いたあと突然軍議が始まっています。

ダヴォスの息子マッソスが書記をつとめて、七王国各地への檄文を起草している。
my beloved brother(わが愛する兄ロバート)という単語に反応するスタニス。

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He wasn't my beloved brother.I didn't love him, he didn't love me.
(彼はわが愛する兄ではなかった。私は彼を愛さなかったし、彼も私を愛さなかった)

愛されざる者、汝の名はスタニス

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こんなことでは進まないと知っているダヴォスが

A harmless courtesy, Your Grace.
(害のない儀礼です、陛下。)
ダヴォスの首のかしげ方が可愛いの。

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しかしダヴォスのコケットリーはスタニスに通じず、削除することに。

A lie. Take it out.
(嘘だ。削除しろ。)


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ここがエイゴン征服王の彩色テーブルの間なのですが、ドラマのテーブルは彩色というより彫刻テーブルですね。
原作のテーブルはウェスタロスの形に切り出されて、カラーで地図を描いてあるようです。ドラマはジオラマ化してあって地形は分かりやすいが、これではテーブルとして使えないのでは。

そして左右いちばん手前にいる人たちが誰か分からない。誰?

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キングスレイヤーは悪い奴だがそれでもナイトの称号はつけるよう指示。この世界では平民とナイトの間には大きなへだたりがあるみたいです。


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弟のレンリーとは講和しても良いのでは?と提案するダヴォス。

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一蹴するスタニス。

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レンリーがダメならロブ・スタークと同盟してはどうでしょう?と食い下がるダヴォス。
スタニスは

Who would steal the northern half of my kingdom. I've always served thieves according to their desserts, as you well know, Ser Davos.
(北半分を私から盗んだ男だぞ。私は盗賊には罪にふさわしい報いを与えてきた。そなたはよく知っているだろう、サー・ダヴォス)

視聴者はよく知らないのですが・・・


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このあとクレッセンが急に乾杯をしましょうと言い出し、メリサンドルに毒を盛ろうとして返り討ちに会います。

ちょっと唐突でよく分からない展開ですね。



≪原作では・・・≫

ドラマは原作のいくつかの場面をまとめてテーブルの間に放り込んであるのが混乱の原因です。

<これまでのふりかえりと講和拒否>

まだプロローグ。
クレッセンはストーン・ドラムの階段でのダヴォスとの会話後、彩色テーブルの間でスタニスと会見します。

レンリーが王位についたことや、昔のロバートの仕打ちを愚痴るスタニス。
なぜスタニスが先祖伝来のストームズエンドではなくドラゴンストーンの領主なのかここで説明あり。
スタニスは誰とも講和しないとクレッセンに宣言。

ダヴォスが説客に失敗したので、今夜の宴会でセルティガーやヴェラリオンやバー・エンモンやサングラスどもにどう対応すればいいんじゃとキレ気味のスタニス。
スタニスの家臣はプライド高くて不満ばっかり言ってくるのでスタニスも持て余し気味なのです。そんなドラゴンストーンのお家事情が面白いと思ってるのは私だけですか。


<毒殺未遂>

セリースとメリサンドルが闖入してきて退室したクレッセンは、メリサンドル暗殺を決意して毒薬を調合。
しかしうたた寝をして目覚めたときには宴会が始まっていました。ホールに行くと自分の席はパイロスが占めていて、クレッセンはやむなく下座のダヴォスの隣に座らせてもらいます。
ダヴォスはまだまだ下っ端で王からはとても遠い席次。

メリサンドルの食事に毒を盛るのを諦めたクレッセンはダヴォスの盃に毒を入れ、自分も飲むかわりにメリサンドルにも半分飲ませます。
気づいたダヴォスが止めようとしたが間に合わず、クレッセンはむなしく命を落とします。


<不義告発文書>

檄文の校正場面は原作ではもっと後、ダヴォスがサラドール・サーンの協力を取りつけたあとスタニスに呼ばれるシーンに出てきます。

ダヴォスが彩色テーブルの間に行くと、会議が終わって諸侯たちが出てくるところでした。セルティガーとヴェラリオンは会釈してくれるが他の貴族はダヴォスをまったく無視。だがなぜかサー・アクセル・フロレントだけが話しかけてくる。

アクセル・フロレントはセリース王妃の伯父で、スタニスがキングズランディングにいるときは城代castellanを務めていました。女王派の筆頭です。

スタニスはロバートが王位についたあと、リーチの勢力を取り込むためセリース・フロレントと政略結婚させられます。リーチで最大の家系はタイレルですが、たぶんスタニスがタイレルを拒否したのでしょう、二番手のフロレント家と婚儀を結ぶことになりました。しかし当主のアレスターには手ごろな娘がいなかったのか(※)、三弟リアムの娘セリースがスタニスの妻となります。
セリースの両親は原作にも登場しないようです。早くに亡くなったとかでしょうか?

次弟サー・アクセル・フロレントは姪とともにドラゴンストーンに移住、スタニスの臣下になったようです。一方、当主のロード・アレスター・フロレントはレンリーが王を名乗ったときに他のリーチの諸侯とともにレンリーの傘下に入りました。フロレント家はドラゴンストーンで微妙な立場です。それでアクセルはダヴォスの機嫌を取っておこうと思ったのかも知れません。どうでもいい話が長いですね。


ダヴォスが部屋に入るとスタニスは新しくメイスターになったパイロスに檄文を書かせていました。パイロスが文面を読み上げてくれる。

スタニスがロバートは愛する兄ではなかったとかジェイミーにサーをつけろと細かい指示をして文書は完成。
スタニスはダヴォスに息子たちと手分けして檄文をウェスタロス全土に届けるように命じます。
ダヴォスが向かうのは北方のスリー・シスターズやホワイト・ハーバー。

ダヴォスはスタニスに他の貴族たちが文書についてどう言っているか訪ねる。セルティガーは褒めていたが、やつは私の便所の中身をみても褒めるだろうとこきおろすスタニス。ヴェラリオンだけがペンより剣にものを言わせるべきだと主張した。さすがヴェラリオン。

スタニスがデレナ・フロレントが生んだロバートの私生児の話をします。この子はドラマではばっさり切られていたが、ロバートの遺伝子の証明として原作では重要な役割を果たします。


<おまけプラウドウィング>

スタニスとダヴォスの長い会話の最後にスタニスは少年時代に飼っていた鷹goshawk
について語る。
傷ついた野鳥を助けて、Proudwingと名づけ、鳥はスタニスになついて城じゅうついて飛んでくるようになった。だが決して大空へは飛び立とうとせず、ロバートは彼女(雌の鳥だったの)をWeakwingと呼んで馬鹿にした。

怪我をした鳥を見捨てることができず、自分で世話をした少年スタニスの繊細さがよくあらわれているエピソード。
スタニスファンはときどきスタニスが不用意に漏らす優しさに弱いんです。


※アレスター・フロレントには娘がいなかったわけじゃなかったらしく、長女がターリー家に嫁いでサミュエル・ターリーを生んでます。スタニスとサムって親戚だったのか。


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2017年 04月 20日 |
S2E1 The North Remembers (1)

当僻地ブログでなぜかダントツにアクセス数の多いシリーズ「違うスタニス」。
なんで?誰が読んでくれてるの?自分以外にスタニスファンっているのか?と不審に思いつつもシーズン2です。

他の記事はタグを御覧ください。


(容赦なくネタバレしています&恒例画像勝手にすいません&ダヴォスちゃん可愛いという感想しか書いてありません)


S2E1 The North Remembers (1)

<ドラマのスタニス>

ドラゴンストーン城下の浜辺で七神を焼くスタニスと家臣たち。
ここがチーム・ドラゴンストーンの初お目見えです。

が、夜の海岸でキャンプファイヤーが燃えていて人々が叫んでいるだけで、何がなんだか分からないと思った視聴者がほとんどなのではないでしょうか。

ドラゴンストーンの領主スタニスが旧来の宗教七神信仰を捨て、アッシャイのル・ロールという火神に乗り換える場面。
背景は知ってるやつだけついてこいというスタンスのドラマです。

スタニスの妻セリースはアッシャイの女司祭メリサンドルに入れあげていて、スタニスも奥さんの影響で信心をはじめました。スタニスってけっこうセリースに弱いよね。

メリサンドルはスタニスこそ救世主エイゾール・アハイの再来、ル・ロールの力で天下を取れるとスタニス夫妻をそそのかしています。
スタニス初登場は七神を焼いてロード・オブ・ライトことル・ロールへの帰依を誓うシーン。しかしそんなの分かんないよという観客が多いことでしょう、不親切です。

ドラゴンストーンは島中ドラゴンの彫刻だらけのドラゴンリスペクトタウン。
このドラゴン狛犬みたいでかわいい。

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クレッセン役の俳優さんが、夜中に撮影してあやうく自分も燃えるとこだったと言ってた。

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左:ダヴォス・シーワース
右:メイスター・クレッセン
クレッセンはドラゴンストーン付きのメイスター。もとはストームズエンドのメイスターでしたが、スタニスがドラゴンストーンの領主として赴任したときに同行しました。両親を早くに亡くしたスタニスにとっては育ての親。
という事情はドラマからはまったくうかがい知れないと思いますが。

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手前のしかめ面の男性がスタニス・バラシオン。
左の小柄な女性は妻のセリース?

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クレッセンはメリサンドルの支配を警戒しています。七神焼却を阻止したいが何もできない。

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スタニスには光の戦士の証、燃える剣ライトブリンガーが与えられる。燃える剣はアッシャイの名物、熱くないらしい。

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For the night is dark and full of terrors.というのが信仰告白なんですけど、なぜかスタニスだけterrorと単数形にしてるんですよね。意味あるんでしょうか。発音もグロッタルストップ激しくて「フロッテラッ」って感じ。

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儀式が終わるとさっさと帰ろうとするスタニスですが、奥さん同伴だったことを思い出してちょっと戻ってセリースに手を差し出す。けっきょく手はつながないんだけど彼なりに紳士的なスタニス。
なお、原作ではセリースの肘をつかんでエスコートして帰ったと書いてありました。乱暴そう・・・


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可愛いダヴォスちゃん。
I don't serve the others. I serve Stannis.

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Stannis is our king. We follow where he leads, even if we don't like the path.

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スタニスはライトブリンガーを置いて行ってしまった。回収するダヴォス。

スタニスは馬鹿と狂信者に取り巻かれてるというのは原作ではスタニス本人のセリフでした。
As do I, but loyal service means telling hard truths. He's surrounded by fools and fanatics, but he trusts you, Davos.

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≪原作では・・・≫

シーズン2はA Clash of Kingsを原作として制作されています。
膨大な人数を制限時間内に詰め込むために各チームとも人材削減が行われていますが、チーム・ドラゴンストーンのリストラぶりは他の比ではない。たぶんドラマ制作者はバラシオン家が嫌いなのでしょう。


<これまでのお話>

ドラマのチーム・ドラゴンストーンは何の説明もなく浜辺の儀式から始まっていますが、原作小説はプロローグでメイスター・クレッセンMaester Cressenがこれまでのあらすじを教えてくれます。これがなかったらぜんぜん背景が分からない・・・

チーム・ドラゴンストーンは基本的にダヴォスが視点者。スタニスの行動はすべてダヴォスの視点で語られるのですが、導入部だけクレッセンの視点になっています。

クレッセンはスタニスが少年のころからバラシオン家に仕えていて、先代のステフォン・バラシオンが事故死したあとは父親代わりとしてバラシオン三兄弟を育ててきました。
ストームズエンドに残らずにスタニスについてきた理由は、スタニスが誰にも愛されない子で不憫だったからかと。

ドラマには登場しませんが、ドラゴンストーン城にはパイロスPylosという若いメイスターがいます。
クレッセンは高齢なので楽隠居をさせてやろうとスタニスが若い後継者を雇ったのですが、クレッセンはまだまだ引退するつもりはない。

原作ではここでシリーンShireenが道化のパッチフェイスPatchfaceを連れて顔をだしてます。
パッチフェイスはステフォン・バラシオンがエッソスにレイガー王子の花嫁を探しに行ったときに見つけた賢い少年。しかしステフォン夫妻が死んだ海難事故に巻き込まれ、気が狂ってしまった。本来ならストームズエンドを継いだレンリーか長男のロバートが面倒を見る義務があると思うのですが、どういう事情かスタニスが引き取って養育しています。狂った道化と顔に傷跡のある少女の組み合わせが悲しい。

スタニスは弱いもの、傷ついたものの擁護者。スタニスファンはスタニスのそういうところが好きなのです。


クレッセンはパイロスからダヴォスSer Davos Seaworthが戻ってきて王に報告していると知らされる。

“Davos … last night, you say? Where is he?”
“With the king. They have been together most of the night.

”A Clash of Kings George R. R Martin

クレッセンはストーン・ドラムStone Drumにある彩色テーブルの間the Chamberof the Painted Tableにいるスタニスに会いに行き、階段を下りてくるダヴォスに出くわす。
ダヴォスはレンリーを捨ててスタニスにつくようストームランズの諸侯のもとへ遊説に行ってたのですが、相手にされずに戻ってきました。

“They will not rise, maester. Not for him. They do not love him.”

スタニスは故ロバート王の次弟なので、法的にはストームランズの領主たちはスタニスを王として仕えるべきですが、レンリーが魅力的すぎるので誰もスタニスの家臣になってくれない。
ダヴォスはブリエンの実家タースやドンダリオンも訪ねたようです。べリックは失踪中だとここで明らかに。

クレッセンがダヴォスが騎士になったときのことを思い出したり、ストームランズの諸侯の説明があって、プロローグの情報量すごく多い。


The one-time smuggler was fond of saying that Lord Stannis had done him a boon, by giving him four less fingernails to clean and trim.

ダヴォスは無学でlessとfewerを間違えて使っています。
ドラマでは後にスタニスに何度も訂正されるルーチンギャグに出世しました。


<七神キャンプファイヤー>

プロローグ長すぎて全然七神を焼く場面にたどりつかない・・・と思ったのですが、考えてみたら原作ではファイアーの場面ってクレッセンが死んだあとにあるんですよ。
ドラマは順番を入れ替えてインパクトを強くしてるんでしょうね。

原作ではダヴォスは七神が焼かれるのを見て、クレッセンが生きていたら止めただろうにと感慨にふけったりする。

ドラマではダヴォスの息子はマッソスひとりだけですが、原作では息子が七人いて(七神と対応してるのか?)、上の息子たち五人はスタニスに仕えている。
デイルDaleとアラードAllardは軍艦のキャプテン、マリックMaricはスタニスの御座船the Furyのオール・マスター、マッソスMatthosはダヴォスの船Black Bethaに乗り、デヴァンDevanはスタニスの従者として仕えている。

ドラマのマッソスはデヴァンとパイロスを足したような役ですね。
息子たちがまだまだスタニスの扱いに慣れていないのでダヴォスはちょっと不安。
Everything I am, I owe to him. Stannis had raised him to knighthood. He had given him a place of honor at his table, a war galley to sail in place of a smuggler’s skiff.


原作では七神を焼くシーンには当然ドラゴンストーンの領主たちもいて、ダヴォスの一家が貴族たちに見下されていると書かれています。狭い海の諸侯たちはターガリエンの旧臣。数百年続く名家ばかりで、名前をみるだけでうっとり。ドラマには誰一人登場させてもらえませんでした。

またスタニスの部下たちが王の家臣と女王(セリース&メリサンドル)の家臣の二派に別れていて、女王派はル・ロールへの信仰を武器に成り上がろうとしていることも分かります。スタニス軍は五王の中でいちばん弱小なのに、内部分裂していてスタニスが信頼できるのはダヴォスだけ。


というお家事情はドラマでは無視されています。バラシオン家哀れ。


続きます。

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2017年 04月 17日 |
あまり意味のない記事ですがよろしければ


Titanic Studios


ベルファストのタイタニックスタジオTitanic Studiosの近くへ行ったので記念写真。
ここに鉄の玉座とかがあるのかーと外から建物を眺めて帰ってきました。

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ベルファストはこの近辺を「タイタニック観光地区」的な位置づけで開発をしてるようです。
タイタニック博物館とかコンベンションセンターとか巨大な箱ものが点在しています。


この日のお目当てはスタジオのすぐそばにある巨大クレーン、サムソンとゴリアテSamson and Goliath。
ベルファストのランドマークになっています。

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CS Lewis Squareにナルニア柄のマグカップが売ってたのですが、アスランの横にサムソンとゴリアテがちょこんと鎮座しててベルファストらしかった。


The Rotunda


リアム・カニンガムさんがインタビューで「自分はダブリンのザ・ロチュンダで生まれた」とおっしゃってたのでついでに見てきました。
我ながら物好きです。

オコンネル・ストリートのすぐ北、パーネルスクエアにあります。ダブリンの中心地。リアムさんって本当にダブリン子なんですね。

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I was born in Dublin. At the end of the main street is the main maternity hospital, called The Rotunda. It’s the only piece of Rococo architec­ture we have in the entire city, and I was born there 55 years ago. I grew up about one mile away. I did my schooling and everything in Dublin.
Why Game of Thrones’ Liam Cunningham doesn’t want to be called a movie star


(勝手に訳しました)

私はダブリンで生まれた。大通りのはずれにロチュンダという産科病院がある。ダブリン市内唯一のロココ建築で、私は55年前にそこで生まれた。そこからほんの一マイルのところで育った。勉強もなにもかもダブリンで教わったんだ。




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リアムさんはドラゴンストーンでの撮影も家から近いから良かったとおっしゃっていたので、ダブリンを愛しているのですね。

何のオチもないまま終わります。




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2017年 04月 16日 |
もっと軽いドラマかと思って見はじめたのですが、まったく予想外の展開で、どどどどうなるの?の連続でした。

前の記事



(恒例ネタバレ&画像勝手にごめんなさい)

どうしてマンチェスターが舞台なのかなあと思ったら、グラナダTV(現ITV)ってマンチェスターにあるんですね。
イギリスドラマにマンチェスターものが多いのは制作会社の事情なの?


逃亡準備のため買い物するグレイディとビル。
深刻な状況なのに、グレイディに服を買ってもらってはしゃぐビル。
この子はいままで誰かとショッピングに行ったりプレゼントされたりしたことがないんですね。
ビルに腹を立てながらも冷たくできないグレイディ。

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一方警察の依頼を受けた主役のフィッツは死体の傷から二人組の犯行だと推理する。
一人は強い男で鍛えられている。


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もう一人は小柄で華奢な女。

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女は短気で先に刺している。
have the temperとtheがついているのはなぜだろう。

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だが二人のうち弱いのは男の方。女を守るために始末をつけた。
ここでフィッツがグレイディのほうがvulnerableだと推理しているのが面白い。

警察が男女のカップルを探しているのでしばらくは安全。

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グレイディの煙草を横取りして煙を吹きかけたり、こどものようにふざけるビル。


ショッピングセンターでビルが昔の里親を見つけて声をかけますが、元里親はそそくさと立ち去ってしまう。家まであとをつけるビル。命令されて運転手になるvulnerableグレイディ。

ここからまた急展開なんですよ。


ビルは自分は小さいころ里親をたらい回しにされるただの番号にすぎなかった、やっと母親になってくれる人が現れたが彼女は妊娠して養子縁組はキャンセルされてしまったと語る。

(だからって家まで押しかけてくる元養子って・・・怖いよ・・・)

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身の危険を感じた元里親はソーシャル・ワーカーを呼び、ビルは養護施設に連れ戻されそうになってしまう。
グレイディがビルを助けに入るが、ソーシャル・ワーカーは二人の関係を誤解する。
ビルは「彼は友達だ、俺にだって友達がいてもいいだろ」

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しかしソーシャル・ワーカーに「そんなに年上の男がお前の友達になりたがるのはなぜだ?お前はきれいな若い男だ、よく考えろ」と説教される。

(リアムさんだってじゅうぶん可愛いのに・・・と思うのは私だけなのか)

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他人は二人を見て年上のグレイディがビルの若さにつけこんでいると考えるのですが、実際には純情なグレイディが振り回されている。


ビルを施設に連れて行こうとしたソーシャル・ワーカーは殺されてしまいました。
ちょっと衝動的すぎませんか君たち・・・

二人は絶望的な逃避行を続ける。
苦悩するような寝顔が可愛いリアムさん。


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もうついていけないと言い出すグレイディ。
しかしビルに「あんたに一緒にいてほしくて殺したんだ」みたいな支離滅裂なことを言われてまたもほだされてしまう。

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炭酸飲料をかけあいながら走り回るリアムさんとジョン・シムが仔犬がじゃれてるように愛らしかった。
孤独な二人が必死でお互いにしがみついているのが悲しい。

犯行に使った車を燃やそうとして大やけどするビル。
まったく計画性ないなこの人たち。

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警察は大家の事件とソーシャル・ワーカーの事件を結びつけて、やっと犯人の目星をつけました。
この手配書のリアムさんの写真キュートすぎませんか。

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グレイディは三十五歳って設定。髪は茶色、目は灰色、身長6フィート。
リアムさんの目はグレイと表現される色なのか。ときどき青く見える。

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フィッツは彼らはただの犯罪者仲間じゃない、悲運の恋人たち(star-crossed lovers)、毛染め前のヴェニスに死すだと断言。
ロマンチックかどうか分からん表現だな。ジョン・シムがビョルンアンドレセン。

いまさらですが主役はこの人です。

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フィッツは警官たちにフライング・スコッツマンと呼ばれている。
演じてるロビー・コルトレーンはスコットランド人なんですね。ハグリッドの人か。

みんな北部訛りだからマンチェスターかスコットランドか区別つかない。
ジョン・シムはマンチェスター訛りって設定。リアムさんはジョーディかな?


病床のビルに「俺に会えてよかった?」とすがるように聞かれてますます逃げられなくなるグレイディ。
もうリアムさんを解放してあげて・・・と心の中で訴える私。

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医者が警察に通報し、ビルは逃がせたもののグレイディは捕まってしまう。


気の毒なグレイディがフィッツにじわじわと尋問&説得されるシーンがけっこう長い。
リアムさんは途中からずっと泣いてて可哀想。


フィッツはグレイディが同性愛者だとすぐに言い当ててしまう。
グレイディはひた隠しにしていたのに。(まあ周りの人も感づいてたみたいだけど)
軍隊に入っても、結婚して子供ができても(なんと妻子持ちだったのです)グレイディは常に異分子だった。


フィッツは「ビルが大家を刺したのはグレイディを助けるためだった、グレイディを愛していて幸せになってほしいからだ」と分析する。

なんか理屈がよく分からないのですが・・・

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涙を流しながら「彼には触れていない」と訴えるグレイディ。
可哀想・・・もう堪忍してあげて・・・

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しかしフィッツは意外にも「自分の思いを伝えるべきだった」と言うのです。

普通なら「未成年に手を出さずによく我慢したね」と褒められるところを「どうして愛してると言ってやらなかったんだ」と叱られて混乱するグレイディ(と私)。


フィッツはビルには自傷癖があり、何度も自殺未遂を起こしていることを教えます。
早くビルを保護しないとまた自殺を企てるかもしれない。
グレイディがついに落ちる瞬間、俺が殺した!俺がやった!と吠えるように自白するリアムさんの演技がとても良かった。

リアムさんは技巧的な演技派ではないけどいつも全力で体当たりしていて、見るほうもすごく感情移入してしまう。


ビルは元里親一家を人質に取ってグレイディに会わせろと要求。
人質を解放するよう一生懸命説得するグレイディ。

そして・・・

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悲しすぎる話だった。
グレイディは刑務所行きだろうし、また外れ者で辛い思いをするのだろうか。
もし出所できたら今度こそ良い人とめぐりあって幸せになってほしい。

フィルモグラフィーを見るとジョン・シムはこれがドラマ初出演。リアム・カニンガムさんも大きい役は初めてなんじゃないかと思う。
道理で二人ともぎこちないのですが、そこが初々しくてかえってリアルに感じられました。

はあ・・・可愛いリアムさん・・・



そしてドラマとは無関係だけど、17歳といえばダヴォスと出合ったときのスタニスの年齢。スタニスも孤児で助けを待っていた。
スタニスが小悪魔じゃなくてよかったなダヴォスちゃん・・・と思いながら見ました。(いつも通りのオチ)


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2017年 04月 15日 |
リアム・カニンガムさんがジョン・シムと共演した刑事ドラマがあると聞いて、どんな天国かと見てみました。
ネットでの評価も良く、期待が高まります。


(恒例ネタバレ&画像勝手にごめんなさい)

Crackerは日本でも『心理探偵フィッツ』のタイトルで放映されていたそうです。

マンチェスターを舞台に、主役の心理学博士が警察に協力して事件を解決するドラマ。
私が初めてジョン・シムを知ったのは、マンチェスター警察モノのLife on Marsでした。ジョン・シムはマンチェスターに縁があるんですね。


今日ご紹介するのはCrackerシリーズ3(1995)のBest Boysというエピソード。

縫製工場の現場主任(foreman)スチュアート・グレイディ(Stuart Grady)は女性従業員たちが新入りの若者ビル・プリース(William 'Bill' Preece)に集団セクハラしている現場に出くわし、女性たちを止める。

ズボンを脱がされてるビル。北イングランドではズボンをkecksと呼ぶそうです。通常複数形。
方言が多くてリスニングに苦労する。

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白馬王子主任をリアム・カニンガムさん、救出された若い衆をジョン・シムが演じています。

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ビルは残業したいと言うが、彼は残業リストに載っていないので定時で上がらせるグレイディ。

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夜になって工場で警報が鳴ったためグレイディが他のスタッフと駆けつける。
グレイディはビルが工場にいるのを発見するが、異常なしと報告してビルを連れ出す。
ビルは児童養護施設(children's home)を出たばかりで行くところがないと言う。

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グレイディはやむなくビルを自宅に連れて帰りソファで寝かせてやる。イギリス英語ではちょっと横になることをnapではなくてkipって言うのですね(豆知識)。

夜中に目を覚ますとビルはグレイディの趣味の彫刻で遊んでいる。
ダヴォスちゃんは鹿とか船とか彫刻するのが得意だったが・・・

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フクロウかと思ったらタカだった。グレイディは鳥が好きなのか図鑑まで持っている。
スタニス陛下は若いころタカを飼ってたのよね・・・

図鑑の下に軍隊時代の写真が。

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なぜ工場に侵入したんだ、アラームが鳴るのは知っていただろう?と尋ねるグレイディにビルは

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「あんたは鍵を持ってるだろ、俺を連れに来てくれると思ったから」。

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・・・なにこの小悪魔・・・・・

ビルは十七歳という設定です。いくらジョン・シムが若く見えるって言ってもテーィンエイジャーは無理だろうと思いながら見ていると、だんだん未成年に見えてくるので不思議。

翌朝グレイディは朝食を作っている。ベーコンエッグだった。美味しそう。
勤務は昼からにしてもらったからと言うグレイディ。

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何かする予定なの?とシャワー室から顔を出すビル。キッチンの真横がバスルームなんですね、狭い間取り。

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呆然とビルを見つめるグレイディ。ここの不自然な沈黙が上手いリアムさん。

そこへ突然大家が登場。
家賃をもらいに来た、という大家にグレイディは家賃はきちんと払っているでしょうと答える。
大家は「あなたは今まで朝食なんて作ったことがない。彼女はそれだけの価値があるんでしょ。住人が増えたぶん30ポンド払ってもらうよ」。大家さんすごい観察力。

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ビルがシャワーから出てくる。大家の態度は急変。

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追加で60ポンド払って、そのwhoreをさっさと追い出せと言う大家。
60ポンドでもあんたたちが払う罰金より安いんだからね、ってことはこのドラマの当時は同性愛が違法だったのでしょうか。

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shirtlifter:
British urban slang for a male homosexual who lifts his shirt to enable sexual access to another of the same sex anal intercourse.

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彼は同僚だと説明するグレイディ。

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大家のセリフがよく分からない。
サンディ・ショウは裸足の脚線美で有名な女性らしく、ただの同僚ならどうして裸で歩き回ってるんだい、って意味でしょうか。

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警察に通報すると脅す大家。
そこへ近づいてきたビルが、グレイディの彫刻道具で大家を刺す。
え、いきなり?

驚愕するグレイディ。傷は浅かったので自室へ逃げ帰って警察に電話しようとする大家。
ビルは通報されるまえに何とかしろ!とグレイディに叫び、パニックになったグレイディは大家を殺してしまう。

あまりの急展開にびっくり。どうなるのこれ。

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警察は帰宅した大家の夫を誤認逮捕。
下宿人も不審者を目撃しなかったか質問されますが、地どり担当の刑事がとてつもないボンクラです。

グレイディは朝買い物に行ったとき大家を見かけたけど元気そうだったと証言。
見るからに挙動不審でびくびくしているのだが警官は気づかない。

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ビルは息子のフリをして刑事をごまかす。

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警察をやり過ごした二人は工場へ出勤するがビルはまた女性同僚にセクハラされる。
グレイディはかっとなって女性を解雇。

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面倒ばかり起こすビルにグレイディは怒りをおさえられない。

どうして殺したりしたんだとビルをなじるグレイディ。
ビルは「俺は刺しただけ、殺したのはあんただろ。俺たち二人でやったんだ」

どうするのこの小悪魔・・・・


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この項続きます。


怖い顔の女性大家さんですが、このあと検死の場面では死体役もつとめていた。
アメリカのドラマだったら不自然なナイスボディかと思いますが、そこはリアリズムのイギリスドラマ、美しくない中年女の肉体を惜しみなくさらけだしていて、プロの鑑やなと感服しました。



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2017年 04月 14日 |
先日長々と書いたゲーム・オブ・スローンズのロケ地めぐりツアーで、ドラゴンストーンのロケ地となったバリントン・ハーバー(Ballintoy Harbour)へ行きました。

以前の記事



一方、北アイルランド政府のサイトには「ドラゴンストーンのロケ地はダウンヒル・ストランド」と記載があります。

She also burned the old gods on Dragonstone, otherwise known as Downhill Strand in County Londonderry, a scenic beach dominated by the elegant 18th century ruins of Mussenden Temple. Game of Thrones® Filming Locations | Ireland.com

メリサンドルが七神を焼いた場面はダウンヒル・ストランドで、謀反人を焼いたシーンはバリントン・ハーバーで撮影されたようです。
ドラゴンストーンは北アイルランドに二カ所あるのですね。


ダウンヒル・ストランドのドラゴンストーン城はMussenden Templeというところに位置するようです。
地図で確認すると、ベルファストからデリー(ロンドンデリー)に行く電車の路線上にあります。
グーグルマップによると最寄り駅から徒歩三十分ほど。

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ちょうどベルファストからデリーへ電車行く予があったんですよ。
これは途中で降りてドラゴンストーン詣でをせよという七神のご神託か?
でも電車が二時間に一本しかないんですよね。途中下車して寺まで往復一時間として残りの時間で見学できるだろうか・・・

迷ったけどこれもスタニス陛下のお引き合わせかも知れんと思って行ってきました。個人旅行は移動手段が限られるのでいろいろ悩むことが多いのです。

というわけでここが最寄駅カースルロック。

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バラシオンの駅なのにラニスターのような名前。きっとやるだろうと思ったけど切符を買うときに窓口で「カスタリーロックまで片道で!」と元気よく告げてしまった。お約束すぎる。

駅から高台の住宅地を抜けてMussenden Templeへ向かいます。
足元にはどこまでも続く白い砂浜が見えます。教会の尖塔が海岸線にアクセントをつけていました。

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しかしこんな閑静な住宅にドラゴンストーン城があるのだろうか・・・と思っているうちにナショナルトラストの事務所に着きました。
Mussenden Templeはナショナルトラスト管理のDownhill Demesne and Hezlett Houseの中にあります。


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入場料を払って、もらった地図を見ながら進みます。
花の咲き乱れる小道を行けども行けどもまだ小道。迷ったのか・・・?と心細くなってきたころやっと草原に出ました。

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グーグルマップの緑の部分は何だろうと不思議でしたが、ぜんぶ草原なのです。ヒースかな?とにかく広い。
途中に廃墟がありますが、これはドラゴンストーン城とは無関係。

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前回のロケ地ツアーで行ったところはすべて有名な観光地で行楽客で込み合っていましたが、ここはほとんど人がいなかった。静かで広々しててとても気分の落ち着くところでした。

とにかく海のほうへ行かなくては、と草をかき分けてガシガシ歩いていきます。海が見えてきました。

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これがMussenden Templeだ!

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小さい礼拝堂くらいのサイズの建物で、いまは中にはなにもありません。
窓から海岸を見下ろせます。オニオン・ナイトの船を待つシリーン姫になった気分。

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真下に線路が見えます。デリー行きの列車はここを通るんですね。
七神を焼いたときは当然夜中に撮影したのでしょうが、もし電車に乗って通り過ぎたら、海岸がボンボン燃えててびっくりしただろうなー。

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ここから海岸に降りようと予定していたのですが、ナショナルトラストの管理地からは海岸に降りられないことが判明。海からは出入りできないのです。ううむ、難攻不落。


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しょうがないのでちょっと離れたところからドラゴンストーン城のショットを撮って満足するしかありませんでした。

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すげえ頑張った俺。石垣から落ちそうだった。

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こういう写真が撮りたかったのに・・・・(お城はCGなんですね)

(参考写真)

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とかだらだら過ごしていたら帰りの電車の時間が近づいてきました。
後ろ髪引かれながらも駅へ向かいます。

が、敷地内で道に迷って大幅に時間が無駄に・・・
予定と違う門から出てしまったのでナショナル・トラストの人に「駅はどっちですか」と聞くと「自分で運転していきますか?」と言われました。こんなところへ徒歩で来る酔狂な人はいないようです。

もともとはタクシーを使う予定だったのですが、タクシーなんて一台も走ってなかったの。
次の列車を逃すと、無人駅で二時間過ごすことになってしまう。駅前にはレストランが一軒あるだけで、それもたしか閉まっていた・・・

最後はちょっと走ったりして発車時刻の10分ほど前に駅へ戻ってきました。
いやー本当に焦りました。

ここではたと困ったことが。
プラットフォームは二つあるのに線路が一本しかない。
途中下車したんだから来たときと同じ側(1と書いてあるホーム)で待てばいいと思うのですが・・・
無人駅で他に乗客もいないので、やむなく保線工事をしていたお兄さんに聞いてみました。

一番若い兄ちゃんが「うん、どっち行きの列車もこっちのホームで待てばいいよ。そろそろ電車が来ると思うから見てあげるよ」とホームへ上がってきてくれました。
そのまま一緒に入口にあった時刻表を見に行ってくれて、あと五分だからそのまま待っててね、と教えてくれました。

・・・なんて親切なんだ・・・

日本でこんな若い男の子がおばさんに親切に話しかけてくれるとかありえん。

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電車が来るのに工事してたら危ないんじゃないかと思ったのですが、電車が来るのが見えたら退避するから大丈夫、だそうです。のんびりしてるな。

実際電車は駅の手前まで来たら踏切の前で停車して撤収するのを待ってました。電車が待ってくれる踏切って初めて見た。


カースルロック駅からデリー駅の間にドラゴンストーン城の写真が撮れるかも、と期待しましたが近すぎて見えなかった。


デリーからの復路なら見えるのでは?と頑張ってみた結果が下の写真です。

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近づいてくるドラゴンストーン。

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・・・お粗末さまでした。

たった二時間でしたが、自力でドラゴンストーンへたどり着いた満足感はブラックウォーターの戦いから生還したダヴォスちゃんにも匹敵するものでした(おおげさ)。

これからも微力ながらチーム・ドラゴンストーンの応援に尽力します。



Downhill Strand, County Londonderry

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ドラマではシーズン2エピソード1で七神を焼く場面が。しかし真っ暗ですね。

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二番目のドラゴンストーンからのレポートを終わります。


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2017年 04月 13日 |
Firelight (1997)にスティーブン・ディレインが出てるのでずっと見たいと思っていました。
DVDがなかなか手に入らなかったのですがついに入手。

以下思いっきりネタバレしています。
スティーブン・ディレインのことしか書いてないので、まさかと思いますがソフィ-・マルソー目当てでお越しになった方はごめんなさい。

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(恒例ネタバレ&画像勝手にごめんなさい)


1837年のイギリスが舞台です。
ヒロインのエリザベス・ローリエ Elisabeth Laurierはスイス人家庭教師。
父親の借金を返すためにとあるイングランド人地主のために彼のこどもを生む契約をする。
三日間地主と過ごして、こどもが生まれたら引き渡す約束。

地主は衝立の陰から面接したので、エリザベスは彼の顔を知らない。
ホテルの食堂で秋波を送ってくる老紳士に「この人かしら・・・」とか思いながら自室へ戻ってみると。

地主はすでに部屋で待っていました。

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きみと一緒にいるところを誰にも見られたくないので先に部屋で待っていた、気に障ったらすまないと説明する地主。この説明の仕方がすごくスタニス。

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旅はどうだった、とかホテルは居心地が良いか、とか一応スモールトークに務める地主。
ぎこちなくて可愛い・・・・・・・・・

きみは心の準備が必要だろうか?とたずねる地主。
家庭教師はもう準備できてますと平静で、さっそく開始することになりました。

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「暖炉の火は思ったよりも明るいね、消したほうがいいかな?」と気遣う地主だが家庭教師は気にしない。
タイトルのFirelightは暖炉の炎のもとでしか愛し合うことができない恋人同士を意味しているのでしょう。



酒を飲んで気を落ち着けようとする地主。

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このあとも動揺すると飲み物を口にする。分かりやすい。

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一晩目はロボットのようにぎこちなく機械的な二人でした。
それはともかく、そのあと。

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公開当時はおそらく「ソフィ-・マルソーの大胆なベッドシーン」が売りだったのではと想像するのですが、いま見るとスティーブン・ディレインのほうが大胆だ。

地主は眠っているのかと思ったら実は起きていて家庭教師が部屋を出ていくのを見ています。
家庭教師の部屋なのですが・・・男が出ていくんじゃないのか普通は。

20170729122145

二日目の朝、家庭教師は昨夜の老紳士がある女性に声をかけて、一緒に立ち去るところを目撃する。
ここはそういう宿なんでしょうか。

いつの間にか背後に地主がいて
「わたしもあの男と同じようなものだと思っているんだろうね」
などと気にしいなところを発揮。

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しかし「いやどーでもいいです」と答えられるとそれはそれで悲しいらしい地主。

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さらに「わたしには義務があるんだ」と聞かれてもいないことを話しはじめる地主。
きみはスタニス。

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キャプチャとれてしまったので・・・・・・・・ごめん・・・・・・

家庭教師は地主に魅かれているようです。
だからといってそんなに撫でまわす必要が!?

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家庭教師が無表情なぶん地主が複雑な表情でおぎなう役割のようです。
ソフィ-・マルソーを楽しみにしていた当時の観客は地主ばかり見せられるのでとまどったのではないでしょうか。


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三日目の朝、海岸を散歩する家庭教師に寄ってくる地主。
誰にも見られたくないといったくせに・・・

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この帽子が可愛いの・・・

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ゲーム・オブ・スローンズのスタニスしか知らないと意外に思えるのですが、スティーブン・ディレインは他の役だとけっこう良く笑っています。

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すっかり打ち解けた二人

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契約の三日間が終わり、家庭教師は故郷に帰る。
妊娠してなかったらどうするんだろうと心配ですが、大丈夫だったようです。

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七年が過ぎ、エリザベス・ローリエはイングランドの(サセックスらしい)カントリー・ハウスに家庭教師として現れる。
この館のひとり娘ルイーザLouisaは甘やかされた野生児で、どの家庭教師も長続きしないが、エリザベスは手なづけることができそうだ。


そこへ館の主チャールズ・ゴドウィンCharles Godwinがロンドンから帰宅する。

もちろんチャールズ・ゴドウィンがあの謎めいた地主だったわけです。
すごい偶然!と思ったらエリザベスが執念の調査で突き止めたみたい。


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実はチャールズ・ゴドウィンは当主ではなく、父親のLord Clareロード・クレアがまだ存命なのです。
ロード・クレアはロンドンで愛人とともに贅沢な生活をしていて本宅へは寄り付かない。
父がロードなのに息子がただのミスター・ゴドウィンなのがよく分からない。ロード・クレア・ゴドウィンなのかロード・なんとか・クレアなのかも不明。

チャールズ・ゴドウィンの妻エイミーAmy Godwinは事故で十年前から植物状態。エイミーの妹コニーConstanceが家政を取り仕切っています。

チャールズ・ゴドウィンは妻にだけはルイーザが自分の子だと打ち明けたらしいのですが、他の人にはどう説明しているのだろうか。(なお妻が告白を理解できたかどうかは不問)
ともあれ複雑な家庭環境でルイーザはまともなしつけも教育も受けずに放任されているのです。

放蕩父親が遊興で作った借金を返すためにチャールズ・ゴドウィンはアメリカ人のジョン・テイラーとともに羊の繁殖をはじめようとしています。
「繁殖にのめりこみすぎるのは良くない」というチャールズ・ゴドウィンは自分のことを言っているのか?

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ルイーザの新しい家庭教師と引き合わされて愕然とするチャールズ・ゴドウィン。


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お金は返すからルイーザを返してほしいと言うエリザベス。

自分には跡継ぎが必要なんだと怒るチャールズ・ゴドウィン。
しかし19世紀のイングランドでは女子は継承権ないのでは・・・バラシオン家のシリーン姫だからいいのか?

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チャールズ・ゴドウィンはエリザベスをすぐに追い出そうとするが、事情を知らないコニーが「次の勤め先が見つかるまで一か月は雇うのがルールだから」と取りなして一か月おいてもらえることになるエリザベス。

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コニーはチャールズ・ゴドウィンを密かに慕っていて、結婚はできなくても(妻の姉妹との結婚を禁止する法律があったらしい)いっしょに年を取りたいと願っています。しかしエリザベスに温情をかけたばかりに気の毒なことに。

エリザベスはルイーザをきびしく教育する。反発するチャールズ・ゴドウィン。
だがエリザベスに理路整然と説得されてやむなく譲歩するのだった。

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授業をいやがって父にしがみつくサルのようなルイーザ。
娘を冷たくつきはなすことができないチャールズ・ゴドウィン。可愛い・・・

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冬なのですが、毎朝(全ハダカで)水泳するチャールズ・ゴドウィン。この場面必要性あるのか?
たぶんストレス解消なのでしょうが、大声で叫びながら泳いでいた。クロールで叫ぶのは難しそう。

あずまやから毎朝見つめる家庭教師。怖いよ・・・

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七年前の三日間を思い出し、徐々に親密になっていくエリザベスとチャールズ・ゴドウィン。

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クリスマスのダンスパーティをぬけだして二人だけで踊る。ロマンチック・・・

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ついに思いを告白するチャールズ・ゴドウィン。
しかし寝たきりの妻や借金まみれの領地を捨てて逃げることはできない。

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ルイーザに目撃されてしまう・・・
父ちゃん気をつけろよ。

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ゴドウィン家は借金がどうにもならなくなって、館を手放すことに。
チャールズ・ゴドウィンの寝たきりの妻もついに世を去る。

妻の死の場面はなかなか衝撃的です。突然の苦悩心理劇。

最後は意外にふっきれたハッピーエンドだったのですが、チャールズはこの後は重い人生を送ることになるんじゃないかな。十年後のこの人たちどうなってるか見てみたい。


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もはや忘れられた作品かと思いますが、スタニスファンには心からおすすめできます。
陛下がとてもお美しい。



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2017年 04月 11日 |
北アイルランドで催行されているゲーム・オブ・スローンズのロケ地めぐりツアーに参加してみました。
ロケ地に行ってみたいなーと思ってる方のご参考になれば・・・と思いレポートしてみます。


Larrybane Headにあるキャリック・ア・リード吊り橋(The Carrick-a-Rede rope bridge)は有名な観光地で、ナショナル・トラストが管理しています。
観光客でにぎわうこの橋から少し離れたところにストームズ・エンドがあるのです。

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Larrybane Head


ドラマではストームズ・エンドは野営地しか登場しませんでした。残念です。

王位についたレンリーが馬上槍試合を行った場面のロケ地。

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普段は駐車場として使われているようです。

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近くに広い草地がありました。スタニスとレンリーの会見はここで撮影されたのかも。

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遠くにドラゴンストーン岬(仮称)も見えます。Rathlin Islandだろうか?


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この写真はなぜ撮ったのかわからない・・・

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(つづきます)


Larrybane Head, County Antrim

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ドラマではシーズン2エピソード3で馬上槍試合が開催され、タースの乙女ブリエンが優勝しました。
この世界では鬨の声に地名や城名を使うのですが、マージェリーの「ロラス!ハイガーデン!」のハイガーデンの間抜けさが際立っている。響きが可愛らしすぎる。

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ブリエンも思えば遠くへ来たもんだ

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GoT ロケ地ツアーシリーズ




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2017年 04月 09日 |
北アイルランドで催行されているゲーム・オブ・スローンズのロケ地めぐりツアーに参加してみました。
ロケ地に行ってみたいなーと思ってる方のご参考になれば・・・と思いレポートしてみます。


ジャイアンツ・コーズウェイは北アイルランドで最も有名な観光地。
海岸めぐりツアーには必ず入っています。

ガイド兼運転手のパットさん(仮名)の説明によると、古代アイルランドには超イケメンの強い巨人フィン・マックールがいました。対岸のスコットランドには超醜い巨人がいて、二人の戦いのために作られた橋がジャイアンツ・コーズウェイだそうです。
アイルランドにも同じ話が伝わっていますが、あちらではイケメンはアイルランドの巨人になっている。
ここにもスコットランドとアイルランドの意地の張り合いの歴史が・・・


現在ジャイアンツ・コーズウェイはイギリスのナショナル・トラストの管轄になっています。
ジャイアンツ・コーズウェイ自体は無料で見学できる(単なる海岸なので)のですが、なぜかAdmission Fee £10.50と書いた立派な看板が立っています。
聞けばこの10ポンド余はビジターセンターの見学料金だそうで、事情が分からないまま払ってしまう観光客が多いのだとか。
ナショナル・トラストも資金繰りが大変なのかもしれませんが、やり方がいささかセコいですね。


Giant's Causeway

海岸の東側に草地があるんですけど、パットさんは
「ここがレンリーとスタニスが会見したところ」
と言ってた、と思うのですが記憶があやふやです。

思い違いかもしれません。
とりあえずこんな草地でした。

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北アイルランドの海岸には広い緑地はあまりないのですが、ここはけっこうひろびろしてて気持よかった。

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(つづきます)

Giant's Causeway, County Antrim

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ドラマではスタニスがレンリーに「兄ちゃんハムかよwww」と失礼なことを言われてた場面。
なお原作ではダヴォスちゃんはまだ下っ端なのでレンリーとの会見には出ていません。
というより原作ではこの場面は城代との会見で、このときもうレンリーはいない。

海が見えて、かつ大人数が馬で移動できるロケ地は貴重そうですね。

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GoT ロケ地ツアーシリーズ




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2017年 04月 08日 |
北アイルランドで催行されているゲーム・オブ・スローンズのロケ地めぐりツアーに参加してみました。
ロケ地に行ってみたいなーと思ってる方のご参考になれば・・・と思いレポートしてみます。


ガイド兼運転手のパットさん(仮名)が
「ドラマを見てると、どの国の海岸線も似てるなあ・・・と思いませんか。
それはどの国の海岸も同じ場所で撮影してるからなんですよ」
と言ってました。

「ほら、あの岬はいつも画面に映ってますよね、あれがドラゴンストーンです」
という説明で我に返ったのですが、半分寝てたから夢だったのかも・・・
たしかにどの写真にも映り込んでいる半島(?)があるんですよね。
あとでチェックしてみたらドラマにもよく登場するので、心の中で「ドラゴンストーン岬」とお呼びすることにしました。
しかし場所がわかりません。もしかしてアイラ島なのか?それにしては近すぎる?

仮称 ドラゴンストーン岬

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Ballintoy Harbour

前記事と同じ海岸なんですが、ここはパットさん曰く

「ドラマを見てない人には何のことかさっぱりわからないと思うけど
ダヴォスがサラドール・サーンをリクルートした
ダヴォスがゲンドリーを逃がした
メリサンドルが不信心者を焼いた
ところです」


ってことは、ここがドラゴンストーンか!

ろくに下調べもせずにツアーに参加したので、スタニス関係の撮影地は入ってないのだと思っていました。
まさかこんなところでドラゴンストーンに来れるとは!(←そういうツアーなのですが)


あ、この岩見覚えが・・・

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ドラゴンストーン岬も見えます

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同じ岩ばかりで失礼。しかし岩しかないので・・・

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少しばかり砂浜が。後ろにシオンのコーヒーショップ。
アイアン・アイランズとドラゴンストーンはお隣さんでした。

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チーム・ドラゴンストーン以外にはどうでもいい浜辺。

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これがメリが焼いた場面

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(つづきます)


Ballintoy Harbour, County Antrim


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ドラマではシーズン2のエピソード1でサラをリクルートするダヴォスちゃんをご覧いただけます。

この岩!

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後ろに仮称ドラゴンストーン岬も見えます。

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「スタニス王が俺の神だ」
ダヴォスちゃんかわいいなー(ロケ地無関係)

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シーズン3のエピソード10でゲンドリーを逃がすダヴォスちゃん

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まったく無関係ですが、オープニングで俳優の名前の前についてる四角は家紋だといまごろ気づきました。
ドラゴンストーンのところでリアムさんとスティーブン・ディレインが出てくる日はラッキー・デイ。

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シーズン4のエピソード2でフロレントを焼くメリ

暗くてなにがなにやらわかりませんが。
すごい風が吹いてるようですが、アイルランドは風が強いので撮影たいへんだろうなと思った。

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原作ではセリースの伯父が焼かれたと思うが、ドラマでは兄になっていた。こういう世代の改変がちょこちょこある。

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GoT ロケ地ツアーシリーズ




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