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2015年 07月 17日 |
(Qちゃんからのお願い)

・紹介しているのはファンフィクション/スラッシュ小説です。お嫌いな方はこの記事は飛ばしてください。
・海外の小説を無断で勝手に紹介しています。作者の方とは縁もゆかりもありません。国際紛争にならないことを祈りつつ書いている気の小さいブログ主です。よそでちくったりしないでね・・・
・作品はすべてAO3掲載作です。リスク回避(・・・)のためタイトルを適当に和訳しています。
・私もいちばん最初はバギンシールドからこの世界に入ったのでThilboの尊さはよく理解しています。でもアタシはDworinなの、ごめん怒らないで。


今日ご紹介する作品はどういう区分にすればいいのかよく分からないのですが、自分の記憶の宮殿では「プラトン的愛」の部屋に置かれている感じ。
しかし読み返してみたらぜんぜんプラトニックじゃなかったりして、選択に悩みました(→自分のためだけに書いてる記事ですので)。



あこがれ

こども時代の遊び友だちからThorinの護衛に成長したDwalin。
友に対する心のうちを口に出せないまま、数々の悲劇をともに乗り越える。

モリアの後Dwalinは数週間姿を消す。
頭を剃り、全身に入れ墨をして戻ってきたDwalinを青の山脈のふもとで迎えるThorin。
疲れきった戦士を自分の部屋に連れ帰り休ませてやる。

自分が戻ってくる日に門にいたなんて奇遇だなとDwalinは言うのですが、本当はThorinはずっと山のふもとで待っていた。たまには可愛いところもあるThorin。



失言

エレボールを取り戻したあとのエピソード。
若い恋人たちを見て「自分もあのくらいの年で自分のOneに出会った」とDwalinに語るThorin。
王にはOneがいたのかと驚くDwalin。

「王座を奪還するまでは求愛しないと決めていた」というThorinに「王であろうとなかろうと、あなたに求愛できるドワーフは幸運だ」とつい本音をもらしてしまうDwalin。


Oneというのは、ファンフィクションだけの設定なのか、原作にある設定なのか分かりませんが、ドワーフにとっての「運命の恋人」のようなものらしいです。ドワーフは一生に一度しか恋をしないので、自分のOneを見つけるのは生涯の大事業ということになっています。



アガーニス

Dwalinの家を訪れて、魔法使いと出会ったことを話し、探索の旅に誘うThorin。
Dwalinはモリアだろうとドラゴンの巣だろうと、どこまでもついていくと誓いを立てる。

自分のOneは傲慢で頑固だが偉大なドワーフで、彼に仕えることができる自分は幸運だと幸せをかみしめるDwalin。

「ときどきおまえを解放し、家庭を持たせてやるべきではないかと思う」などと心にもないことを言ってみるThorinはけっこう愛らしい。



今日の記事はここまでです。多謝光顧!

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2015年 07月 14日 |
(Qちゃんからのお願い)

・紹介しているのはファンフィクション/スラッシュ小説です。お嫌いな方はこの記事は飛ばしてください。
・海外の小説を無断で勝手に紹介しています。作者の方とは縁もゆかりもありません。国際紛争にならないことを祈りつつ書いている気の小さいブログ主です。よそでちくったりしないでね・・・
・作品はすべてAO3掲載作です。リスク回避(・・・)のためタイトルを適当に和訳しています。
・私もいちばん最初はバギンシールドからこの世界に入ったのでThilboの尊さはよく理解しています。でもアタシはDworinなの、ごめん怒らないで。


先日のご本人ツイッター転生劇場の衝撃がまだあとを引いていて、あまり頭が働きません(頭は普段も働いていないが)


スラッシュ・ノベルの世界にはhurt/comfortというジャンルがあるのは私などが説明しなくてもみなさん(誰)ご存知ですね。
カップルの片方が傷つき、もう片方が慰めるパターンの展開です。

Dworinの場合は比喩ではなく文字通り死ぬほどの大怪我をすることになってるようです。
ドワーフは体が丈夫なので、瀕死の状態でも最後はちゃんとそういうことになるのがすごいなと感心させられる。


カロックのあとで

怪我をして寝てるThorinの横でDwalinが武器の手入れをする。
砥石で斧をとぐDwalinを見ているうちに妙な気分になってくるThorin。
イラっとしたDwalinが何を見てるんだと顔をしかめると、お前を見るのが好きなんだ、近くへ来てもっとよく見せろとわがままなThorin。

ファンフィクションのDwalinはちょっとでも時間があると仕事道具の手入れをしていて勤勉です。
これ読んだあとでアウト●ンダーでナイフを研ぐドゥガルちゃんを見たら胸がいっぱいになる。


約束

仲間たちにも怪我を隠してリヴェンデルへ着いたThorin。
エルフの泉に治癒力があると気づいたThorinは皆が寝静まったあとひとりで湯治。
けっきょくDwalinに見つかって「そのプライドがいつか命取りになるぞ」と叱られる。

作者はPWPを多く書いているのですが、この作品は精神的なつながりを描いていてとてもロマンチック(とはいえやることはきっちりやる読者の期待を裏切らないドワーフたち)。


真冬の幽霊

エレド・ルイン時代のお話。
冬の食糧を補うため雪の中を狩に出かけるドワーフ一行。
野獣に襲われ、部下をかばって重傷を追うThorin。
テントを見舞ったDwalinは王をゆっくり休ませようと立ち去りかける。しかしThorinには別の考えがあった・・・

翌朝、テントの入り口で雪だるまになっているBalinを見つけて、見張ってくれていた兄に感謝するDwalin。
お兄ちゃん優しい。

作者はバギンシールドの人なのでDworinは余技のようです。
が、どの作品も面白くてユニークで、なにより文章が上手い。宝石のように大切に大切に読み返しています。


今日の記事はここまでです。多謝光顧!

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2015年 07月 12日 |
サンディエゴ・コミック・コンというものがいま開催されているようです。
アウトランダー組は主役カップルが出席。グレアムさんは出ないので自分には関係ないやと思ってました。


そこへハンニバルシーズン3組の写真などが流れてきていて、リチャード氏は出席してるのね・・・とぼんやり見てたら


(画像勝手にすみません)


ドワーリン・・・お前なのか?
Dwalin?...is that you?



グレアムさん早く返事してあげて!と祈るような気持ちでひたすら待つこと数時間(>本当はマッド・マックス見てヒャッハーしてました)


待望のお返事が!!!!



トーリン!生きていたのか!!!!
Thorin!! You're alive!!!!







しかしリチャード氏が手にしてるドゥーガルのプレートみたいなのは何なのか?会場で配ってるの?
アウトランダーのブースまでわざわざ行って並んでもらってるリチャード氏とか想像してなごんでみました。
配布物じゃなくて会場のディスプレイだったらもっと可愛いな。素人ファンみたいで。



そしてグレアム氏のリプはネタバレすぎです。


今日の記事はここまでです。多謝光顧!

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2015年 07月 09日 |

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・私もいちばん最初はバギンシールドからこの世界に入ったのでThilboの尊さはよく理解しています。でもアタシはDworinなの、ごめん怒らないで。


現代AUは王と臣下という身分差がないし職業も自由に選択できるので良い。
お題だったのかも知れませんが、DwalinがバーテンダーでThorinが教師という作品がふたつもありました。(母体数が少ないから2つでもパーセンテージが大きい)



大学町でのナイトライフ

新任の大学教授Thorinが道に迷って、とあるバーに入る。
そこは幼なじみのDwalinの店だった。

酔ったThorinを自宅に送ろうとするがThorinは自分の家が分からないのでやむなくアパートに連れて帰るDwalin。
初恋の相手に20年ぶりに会って盛り上がる中年ふたりなのでした。

部屋の鍵を探してDwalinのポケットをさぐるThorinが♥♥♥


また若くなる

ラテン語教師のThorinはうんざりするような一日のあと入ったバーで魅力的なバーテンダーDwalinに出会う。

翌日、会議に間に合わないのでDwalinのシャツを着て出勤するThorin。
シャツを返すのを口実にバーへ会いに行くが、肝心のシャツを持っていくのを忘れてしまう。・・・可愛い。

現代AUはDwalinが必ずスコットランド出身なので楽しい。
スラ様が校長先生。


古い傷たち

いままさに連載中作品。
ThorinがバリスターでDwalinが客(女性)。
勇気を出してDwalinに電話番号を渡すThorin。

ふたりはデートするようになるがDwalinは乳癌で乳房を切除している。Thorinにも若いころの大怪我の後遺症がある。

恋に臆病なThorinをやさしくリードするDwalin。女性になっても男前なDwalin。



今日の記事はここまでです。多謝光顧!

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2015年 07月 06日 |
(Qちゃんからのお願い)

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・作品はすべてAO3掲載作です。リスク回避(・・・)のためタイトルを適当に和訳しています。
・私もいちばん最初はバギンシールドからこの世界に入ったのでThilboの尊さはよく理解しています。でもアタシはDworinなの、ごめん怒らないで。


テーマを決めて3作品ずつ紹介しようと始めた企画なのですが、すでにグループ分けをどうしていいのか分からなくなっています。
自分以外にはどうでも良いことなのでどうでも良いのですが・・・

今日は五軍の戦いのあとのThorinの評判について書かれた作品を集めてみました。


狂王トーリン

この作者の作品は笑いのなかにもキュートなところがあってとても好きです。
主役はOriなのですがDwalinも出てくるからいいかと思って。

OriとDwalinとGloinがデイルの居酒屋で人間と喧嘩したというので事情をきくDain。
理由は人間たちがThorinをバカにした歌をうたったせいでした。しかも韻すら踏んでない!

Dainは自分たちでもっと良いThorinの歌をつくって広めればいいじゃないかとアドバイスします。
大岡裁きのようなさわやかな話だった。Dainステキ。



彼はわが王だった(彼はわが友だった)

偉大なリーダーとしてドワーフたちの記憶にとどめられ、褒め称えられるThorin。
でもDwalinは友人として、家族としてのThorinの姿を覚えている。
ある日ちいさなドワーフの少女がDwalinのもとへやってきて「トーリン王のお話をきかせて」とせがむ。

私はこころ温まる作品だと思ったのですが、コメントが「まあ、かわいそうなDwalin」ばかりでちょっと笑ってしまった。みんな大好きかわいそうなDwalin。


ドワーフたちの頑迷さ

Gimliに連れられてエレボールへ来たLegolasは王宮の奥でとても年取ったドワーフに出会う。
セーターを着て作曲をしているドワーフはDwalinだった。
Legolasは自分の悩みをDwalinに打ち明け、ドワーフの求愛の習慣を教えてもらう。

メインはレゴギムなんですけど、Dwalinが自分が若いころの体験談も語ってくれるお徳な作品。
「エレボールを取り戻したら結婚しよう」ってDworinではよくあるフラグも出てきて切ない。


ファンフィクションでだいたい決まってる「ドワーフの求愛」の型には、髪や髭の編み方を変える、髪に求愛のビーズを編み込む、相手の三つ編みを自分の髪に編み込む、お互いに贈り物をする(自分で鍛えた武器や装飾品が多い)があります。
ドワーフは必ず得意な手技を持っていて、それぞれが名工なので見劣りしない芸術品をささげないといけない他種族は大変。



今日の記事はここまでです。多謝光顧!

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2015年 07月 04日 |
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第三回目はFiliが小さいころのDworin作品を集めてみました。


ただの林檎汁

弟Kiliが病気なので、伯父上ごとDwalinの家に預けられるFili。
Dwalin殿に武術を見てもらうのを楽しみにしていたのに大人は仕事の話ばかりでかまってもらえない。退屈したFiliは樽のアップル・ジュースを何杯も飲んでしまうが、それはジュースではなくワインだった。

こういう時にThorinはぜんぜん役に立たないので、Dwalinが酔っ払ったおちびさんを介抱して「これで大人の仲間入りだな」と励ましてやる。Dwalin優しい・・・


ベビーシッターもので楽しいのはDwalinがこどものあつかいが上手いのを見たThorinが「早く結婚して自分のこどもを作れ」とか口をすべらせてしまって、自分の言葉に自分で傷つくとかいう場面がレギュラーで入ってるところです。


暖かいポケット

妹がお産で留守のあいだFiliの面倒を見るThorin。
でも王様はこどもの世話がまったくできず、Filiはママを求めて泣きながら毛布にもぐりこんで出てこない。
そこへタイミングよくDwalinが助けに駆けつける(忠義者)。

毛布からのぞく金髪を見たDwalinが
「おやまあ、これはドワーフリングじゃなくてちっこいエルフでねえか」
と言うと、怒ったFiliが
「ぼくはエルフじゃないぞ!」と飛び出してくる。・・・可愛い・・・

機嫌をなおしたFiliは伯父上にもなついてめでたしめでたし。



義務と責務
Duty and Obligation

Filiが生まれた日のThorinの話で、後継者ができたのでもう女性ドワーフとお見合いをしなくてもいいんだとほっとする王様。
これまでふたりの関係は親しい友人以外には秘密だったが、明日からは堂々と一緒に暮らせるとDwalinと静かに喜びを分かち合うThorin。

ThorinがDwalinを大好きすぎて微笑ましい。
リンク先を確認してみたらログインしないと読めなくなってるようです。


今日の記事はここまでです。多謝光顧!

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2015年 07月 02日 |
いまDworin weekが開催されています。
曜日ごとに決められた「お題」に合わせて作品が投稿される夢のような一週間。

しかしなぜ月末月初に行なわれるのか・・・忙しくないのだろうか。
欧米人のスケジュールは図りがたい・・・


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第二回目はドワーフリング(dwarfling=こどもドワーフ)。

エレボールのドワーフがどんな生活をしていたかは原作では触れられていないので、ファンフィクションでは書き手が自分の想像力を発揮できる部分。
ファンフィクションが面白いのは多くの人が書き進めていくうちに、なんとなく共通した世界観ができあがっていくところ(もちろん自分だけの世界を大切にする人もいる)。

Dworinスラッシュだと、Thorinはエレボールの王位継承権第三位の王子(これは原作通り)。Dwalinは父Fundinが王家の親衛隊長で、自身も兄Balinとともに王室に仕えるという設定がよく見られる。
ThorinとDwalinは学友同士のことが多く、いっしょに学校へ行ってるころのお話はどれも愛らしく、こんな可愛いお子たちがあのヒゲモジャの汚いオヤジたちになるとは信じられないほどです。


エレボールは簡単に歩き回れるところではない

Thorinの救いがたい方向音痴というのはスラッシュでも格好のネタになってるわけですが、あんなに方角が分からなくてエレボールの王宮で迷子にならなかったの?という疑問に答えてくれる作品。

Thorinは決して時間通りに授業に出てこないので悪名高い。王孫は言い訳をしないので、教師もクラスメートたちもThorinは傲岸でクラスを馬鹿にしてるんだろうと思っている。

ある日道場へ行こうと早めに家を出たDwalinは岐路で逡巡するThorinを見かける。もしかして教室への道が分からないのでは・・・と気づいたDwalinは、これからは一緒に学校へ行こうと申し出る。

Dwalinはこどものころから騎士体質だった。
スラ様が登場する番外編も可愛い。


タイトルはたぶんロード・オブ・ザ・リングのボロミアの台詞
"One does not simply walk into Mordor"(モルドールは簡単に歩いていけるところじゃないぞ)
からとっているのでしょう。


隅の彫刻

宴会で酔っ払ったThorinとDwalin(大人)がレイクタウンの波止場をうろついている。
こどものころ港の建物の壁に残した彫刻を発見した二人は過ぎし日々の思い出にふけるのだった。

記念に壁に落書きするヤンキー体質のドワーフリング。レイクタウンの住民にはいい迷惑。
いい年した立派なドワーフが幼少時を振りかえって
どっちが先にキスしたか
でもめるところがアホらしくも愛らしい。泥酔Dworinはスラッシュの鉄板ネタです。


文盲

Dwalinが識字障害(dyslexic)だったら・・・というテーマの作品。

知能に問題はないのに文字を読んだり書いたりすることができないDwalin。教師は怠け者だと誤解するが、家族や友人は彼が文字を覚えるのにどれほど努力しているかよく知っていて心を痛めている。

あるとき作文の宿題が出て、見かねた学友ThorinがDwalinの口述を代書をしてやる。Thorinは王子様なのに偉ぶらず、気さくで良い友達。
だが教師はDwalinがサボってずるをしたと責める。

Dwalinの母は息子の能力を信じ、筆記テストのかわりに口頭試問を受けさせるよう学校と交渉する。
ドワーフの栄光の歴史をみごとに暗誦するDwalin。


宿題のテーマが「ドワーフの首飾り事件」で(歴史の授業なんですね)、Dwalinの意見は「ドワーフたちもエルフから仕事を請け負う前に契約書をきちんと作っておくべきだったが、古代のことなのでまだあまり契約の観念も発達していなかったのだろう」というもの。なるほどそれでThorinたちはBilboとあれほど詳細な契約を交わしたのだなと納得しました。


この作品の作者はドワーフ家庭の日常生活を多く書いていて、どれも面白い。
とくに原作にも映画にも出てこない女性ドワーフの描写が秀逸で、とりわけThorinの妹DisとDwalinの母(オリジナルキャラクター)が生き生きと描かれています。

Balinもちょっとだけ登場するのですが、武芸も学問も抜群に出来る兄Balinに憧れるDwalinがいじらしい。
兄ちゃんはなにをやってもすごいのに、自分はどうしてダメなんだろうとベッドの下にもぐりこんで泣いてるDwalinが可哀想だし、弟をなぐさめて自信をもたせてやろうとする年の離れたBalin兄ちゃんが優しい。



今日の記事はここまでです。多謝光顧!

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2015年 06月 29日 |
いまこのブログに来てくださるかたはほとんど「アウトランダー」か「中国語学習」の記事を読みにきてくださるのではないかと思います。

そこへまったく誰からも必要とされていないDworinスラッシュの話をしようというブログ主のこの勇気というか蛮勇。しかも鍵もかかってないオープン記事で。

しかし自分の好きなことを書くためのブログですので、他人の迷惑など考慮せず勝手に進めます。


(Qちゃんからのお願い)

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さて、ブログ主しかいなくなったところで記念すべき第一回目はDwaggins(1)


Dwagginsってこれです↓


(いま気づいたがDwalinは魚だけじゃなく煮込みも食ってるのか)


Dworinスラッシュと銘打ちながらDwaggins、何考えてんだ俺。
でも好きだから・・・


はらぺこ晩餐協会

Dwagginsに限らずすべてのThe Hobbitスラッシュでいちばん好きな作品かも、というくらい好き。

旅の途中Bilboが、自分とDwalinは同じ愛好を持っていると気づいてふたりだけの夕食倶楽部を結成する。
路上のことなので実際に食べるわけではなく空想のメニューを検討しあうだけなんですが、この料理がどれも美味しそう。Bilboが魚をパリパリに焼き上げる秘訣を語るとDwalinが「レモンを忘れるな」とアドバイスしてくれるの。
ドワーフは塩の行商を独占してる設定らしく、Dwalinが「じゃがいもの塩釜」っぽい料理を披露して、貴重な塩をぜいたくに使ったドワーフの豪儀さにBilboが「さすが卸商」と感心したりする。塩と鉄の専売ってドワーフって商売上手、と作者の目のつけどころに感心します。

もちろんごはんの他の嗜好(=Thorin)についても熱く語り合ううちに、お互いがロマンチックな関係になってしまうDwaggins。
Thorinが黄金病にかかってしまい、協力して病気に立ち向かうDwaggins。
Bilboの解決策が独創的で楽しい。

文章がものすごく達者で読んでいて幸せな気分にひたれる名作。
Bilboのキャラクターが本当にBilboらしく、口調もしぐさも目にうかぶよう。読んでて上手いなーと何度もうならされます。


ウハラム

「ウハラム」(と読むのだろうか)はドワーフ王家の古い習慣で、王が忠臣に自分の愛人を一夜だけ下賜する特別な恩恵。
Thorinが王の命を救ったDwalinに「ウハラム」として恋人Bilboを与える、というところから始まる作品。

・・・・・・すごすぎる設定・・・・・とBilboも読者も最初は驚くが、Dwalinの誠実さに次第に惹かれていくBilboが可愛い。
Thorinはその後もDwalinに「ウハラム」を賜り、ふたりは身も心も愛し合うようになるのです。
しかしBilboは王の恋人でDwalinは王の忠臣、Dwagginsは幸せにはなれない運命なのか・・・!?

さっきまた読んでしまった。
作者は英語ネイティブではないようなのですが、Dwagginsが大好きな気持ちが伝わってくる素晴らしい作品。Dwagginsにハズレなしと確信させられる良作。


沈黙の中に

ポストBoFA。
DwalinはDainに仕えることを拒んでドワーフ社会から追放され、ブリーで鍛冶屋としてひっそり暮らしている。
そこへ偶然Bilboが仕事を依頼に来て事情を知り、Dwalinをシャイアに招待する。

Bilboと甥Frodoの静かな生活の中でDwalinの心の傷もしだいに癒えていく。
DwalinはBilboが村ではずれものにされていることに気づく。理由はBilboが他のホビットと違うせいなのですが、Dwalinが庇おうとして乱暴なふるまいをするのでかえってこじらせたりして。
でも守ろうとしてくれるDwalinの優しい気持ちが嬉しいBilbo。
しだいにお互いを大切な存在と感じるようになるDwaggins。相手をゆっくり好きになっていく小さな日々の積み重ねが優しく切ない。

しかしBoFAのあと自責の念から逃れられないDwalinは、自分は幸せになる資格はないとシャイアを出て行ってしまう。


ファンフィクションのDwalinはたいてい「何も考えてないおばかさん」か、「すごく苦しんでかわいそうなおばかさん」のどっちかなのですが、この作品はいままで読んだ中でも五本の指に入る「苦しむおばかさん」でした。
Dwalinが大好きな私はDwalinが苦しむのを見るのはとてもつらい、でも苦しむDwalinを読むのはとても楽しい(矛盾)。

そしてDwagginsはだいたいThorinがふたりの中を陰に陽に邪魔立てするので、「あーもージャマだな王様」と思いながら読むのも楽しいのです。




はあ、1年くらい溜めてたことを吐き出してスッキリした。
自分にこのブログがあって良かった。

読んでくださったかたありがとうございます。
でも次回は無理して読まなくてもだいじょうぶですヨ☆



今日の記事はここまでです。多謝光顧!

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2015年 06月 28日 |
オックスフォード辞書のブログ
をときどき読んでいます。

いつでも複数にする12の単語」とか非ネイティブには役立つ記事がいろいろ。


旧聞に属すのですが、
「2014年OEDに収録された新語」という記事があります。
Oxford Dictionaries update May 2014


スラングもOxford Dictionariesに入ったよというお知らせなのですが、トップバッターが

ship


この解説を読んで始めてrelationshipの省略だと知りました(romantic relationshipの略だという説もあるらしい)

定義は

A romantic pairing between two characters in a fictional series, often one that is supported or portrayed by fans rather than depicted in the series itself:



辞書の解説は分かりやすいですね。
例文が笑える。ていうかいいのか辞書にこの例文。

the thing that I loved about the Mulder/Scully ship was that we knew so much about their characters



本文の説明中にも

fan fiction
Fiction written by a fan of, and featuring characters from, a particular TV series, film, etc.


とかゆいところに手の届く記事でした。

slash
も新語に入った模様。

slash
A genre of fiction, chiefly published in fanzines or online, in which characters who appear together in film, television, or other popular media, are portrayed as having a sexual, especially homosexual, relationship:



あと

omakase
(In a Japanese restaurant) a type of meal consisting of dishes selected by the chef:


という英単語があるらしく、そういえばDworinのfan fictionでスシ食べる場面にomakaseって出てきたわ~。

いやいろいろ勉強になりました。


今日の記事はここまでです。多謝光顧!

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2015年 06月 27日 |
第41回サターン賞The 41st Annual Saturn Awardsでリチャード・アーミティッジ氏がBest Supporting Actor in a Filmを受賞されました。
おめでとうございます。(しかしトーリンは主役だと思っていたので助演でちょっと驚いた)

同時にThe Hobbit: The Battle of the Five ArmiesがBest Fantasy Film Releaseを受賞したそうでホビットは双喜ですね。





The Hobbit: The Definitive Movie Posters
Insight Editions (Corporate Author)

ポスター・ブックです。
A3(かな?)サイズのポスターが見開きでおさめられている。
この本の編集者が立派だと思ったのは、最初のほうにドワーフがどどーんと収録されてるんですよ。
ハリウッドに迎合してアメリカン・エルフばかり贔屓したりしないところが偉い。


だいたい家系ごとに並んでいます。

Ri兄弟。ドワーフはちゃんとひとりずつページがあって本当に嬉しい。



トーリンとドワーリンがお隣同士(怖い顔シリーズか)



しかしこの本閉じようとすると・・・
 (☆´з`)(´ε`☆)



何度も本を開けたり閉じたりする暗い遊びにふけってしまった。


今日の記事はここまでです。多謝光顧!

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