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2013年 07月 02日 |

「音声学・音韻論 (日英語対照による英語学演習シリーズ) 」
窪薗 晴夫 (くろしお出版)

(記事中、漢語ピンインと英語のアルファベットと発音記号とカナがごっちゃになってますが、ブログ主の頭がごちゃごちゃになっているせいです。)


このあいだ英語の入音(誤)について悩んでいたときに見つけたサイト
「日本語の促音」
の記事を書いておられる窪薗晴夫先生の本を読んでみました。

めちゃくちゃ面白かったです。
主に英語と日本語について書かれているのですが、中国語学習者にも勉強になることがたくさんありました。

日本人はたいてい中国語の“ü”の発音が苦手だと思います。
この本を読むとその理由が分かります。


その一つがウムラウト(umlaut)と呼ばれる前舌・円唇という特徴を持った母音の生起に関するものである。ドイツ語やフランス語、中国語、古英語(7世紀~11世紀)などに見られるこの種の母音は、舌の位置を[i]や[e]と同じ位置に(つまり前舌を高く)したまま、唇を[u]や[o]の発音時と同じように丸くすることによって作り出される。別の言い方をすると、[i]や[e]を発音するつもりで唇を丸くすればよい。この種の音は、舌の動きと唇の形状との間に「前舌・円唇」という不自然な組み合わせを有していることになる。


「音声学・音韻論 (日英語対照による英語学演習シリーズ 」2.6 母音 p.20



“ü”は前舌が高く、唇が丸いんですね。
日本語は「イ」も「ウ」も唇が平たいので“ü”の音を出すのに練習が必要なのでしょう。


もう一つ「前舌・平唇」「後舌・円唇」という相関関係で面白いのが、日本語の「う」という母音である。日本語の「う」は英語などの[u]に比べると円唇性を失ってきていることが知られており、その傾向は特に東日本において強いとされている。このため、日本語教育などにおいては日本語の「う」を後舌の平唇母音([ɯ])と記述しているものも少なくない。後舌・平唇母音というのは上で述べた舌の位置と唇の形状の間の自然な組み合わせに反するもので、前舌・円唇という特徴を持つウムラウトの音と同じく有標な母音ということになってしまう。この分析が正しいならば、日本語の「う」は後舌・円唇という自然な音から後舌・平唇という不自然な音に変化してきたことになり、上で述べた有標・無標という観点から見ると奇妙な変化ということになる。しかしながら、この分析は現代日本語の「う」を後舌・平唇と見なしてしまうことに問題がある。実際に英語の[u]と日本語の「う」の発音を比較してみるとわかるように、日本語の「う」は後舌ではなく、前舌の方へ(つまり「い」の方へ)舌の位置がやや移動している。また日本語の「い」と「う」を連続して発音してみても、舌は前後にそれほど大きく動いていない。これらのことから、日本語の「う」は完全な後舌母音ではなく、前舌と後舌の中間の位置が盛り上がりができた母音と言うことができる。この観察に基づくならば、日本語の「う」は舌の位置と唇の形状の間に見られる自然な相関関係に反する発音ではなく、むしろ、舌の位置が前方へ移動するにつれて円唇性が失われてきた自然な変化とみなすことができるようになる。

「音声学・音韻論 (日英語対照による英語学演習シリーズ 」2.6 母音 p.20



“ü”の音の出し方を説明するときに

中国人:“i”の唇で“i”の音を出しながら唇をだんだん丸くする
日本人:「ウ」の唇で「イ」と言う

ってパターンが多い気がします。
私は唇をだんだん丸くしていく方式のほうが出しやすい。たぶん舌の位置が(自分にとっては)決まりやすいからでしょう。


半母音の説明が分かりやすかった。

母音と子音の境界は明確なものではなく、母音の延長線上に子音があ
り、子音の延長線上に母音があるという関係を成している。調音法の場合には、[i]と[u]の調音からさらに日の開きを狭くして空気が流れる隙問(つまり声道)を狭くすると、半母音([j],[w])や流音([1],[r])などの接近音(approximant)が作り出され、さらに声道を狭めると阻害音(obstruent)が作り出される。接近音とは母音より声道が狭められる
が、摩擦が生じるほどには狭められない音である。[j]や[w]の半母音
(semivowel)と[1]や[r]という流音(liquid)がこの中に含まれる。これに対し阻害音は、摩擦が生じるか(摩擦音)、完全に閉鎖が生じるか(閉鎖音)、あるいは閉鎖が起こった直後に摩擦が生じるか(破擦音)という三つのタイプに分類される。

「音声学・音韻論 (日英語対照による英語学演習シリーズ 」 2.7 子音 p.23




有声音と無声音について。
中国語の“da”“ta”などがどっちも無声音なのはどうしてなのかなーと謎でしたが、ちょっと理解できた気がします。


有声・無声の区別については、状況がやや複雑で、閉鎖音や摩擦音などのような阻害音と、流音や半母音などの接近音を分けて考える必要がでてくる。接近音や鼻音は基本的に母音と同じ振る舞いを見せ、基本的に有声しか現れない。つまり接近音や鼻音にとっては有声が無標の状態である。日本語のナ行、マ行、ヤ行、ラ行、ワ行の子音が有声音であるというのはこのためである。これに対し阻害音の場合には、既に述べたように有声・無声の両方が生じることが多く、この間で対立が生じる。しかし有声と無声のいずれも同じような自然性を持つかというとそうではなく、有声阻害音([d]や[z])より無声阻害音([t]や[s])の方が自然性が高いと言われている。たとえば中国語のように閉鎖音に有声・無声の対立を持たない言語を見てみると、これらの音は無声で出現する。スウェーデン語には無声阻害音と有声阻害音の対立はあるものの、無声摩擦音の一部にしか、対応する有声音は存在しない。無声音はあっても対応する有声音がないという点では、日本語や英語の[h]の音も同じである。一般に、有声阻害音はあるのに無声阻害音はないという状況は観察されないのである。

「音声学・音韻論 (日英語対照による英語学演習シリーズ 」 2.7 子音 p.28




「現代英語の子音の分類表」と「英語の母音体系」の表があまりに便利なので勝手にコピペしました。
問題あれば削除予定

「現代英語の子音の分類表」


「音声学・音韻論 (日英語対照による英語学演習シリーズ 」  p.23


「英語の母音体系」


「音声学・音韻論 (日英語対照による英語学演習シリーズ 」  p.41



まいにち中国語の三宅先生の説明は

口を丸くすぼめ“u”を言ったら、口の形はそのままで意識としては「イ」と言います。
(まいにち中国語テキスト 2013年4月号 p.12)


でした


今日の記事はここまでです。多謝光顧!

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2013年 03月 21日 |
中国人がアルファベットを発音するときに、英語には存在しない母音を頭につけることがありますよね。
たとえば

X→アエクス
M→アエム

って感じで。
こういう発音は北方人だけのようで、南方人は日本人と同じような発音をするみたい。
おそらく北方の中国語には「エ」で始まる音が存在しないため、補助的に「ア」をつけるのではないかと思います。
(が、中国人にそう指摘するとムキになって「ちゃんと正しい英語の発音してるもん日本人よりマシだもん!!」と反論してくるので言わないようにしている※)


しかしそれは中国人だけではなくて英語ネイティブでもやるらしく、English Pronunciation in Use: Intermediateの39課の「Joining words」にこんなことが書いてありました。略語などでアルファベットをそのまま読むときの発音について


時には母音を分けるために余分な音をつけ加えることがあります。例を聞いてみましょう。つけ加えた音は小文字です。

URL /juː (w)ɑː (r)el/
AIM /eɪ (j)aɪ (j)em/
BORN /biː (j)əʊ (w)ɑː (r)en/


ブログでは小文字にならないので()に入れました
でもなんかあんまりピンときませんでした。(w)(r)(j)がついててもついてなくても大して変わりない気が。


それより更厳重なのはアルファベットの読み方と数字の読み方がよく分からないのと、聞き取りがぜんぜんできないことです。

イギリスでは同じ数字が二つ並ぶときはdoubleなんとかって言うんですね。
00だったら double 0/dʌbəl əʊ/。
広東語でも同じ数字が二つ並ぶときは33→孖三maa1saam1と言いますが同じ感覚でしょうか。
でも数字を予期してる時にdoubleなんていわれると混乱するよねー。数字は粒読みで頼むよ。


そして読み上げられた住所を書き取る練習問題があるんですけど、郵便番号の「W2」/dʌbəljuː tuː/を「ダブル2」かと思って「22」と書き取ってしまったという・・・郵便番号に「22」なんてありえないですかそうですか。


あとイギリス英語はRを/ɑ/ːと発音するのでアー→Aと思って混乱します。(それはドイツ語、と自分で突っ込んでおきました)


※これ前も言ってた、しつこい俺
広東語初級教材 香港粤語 〔基礎文法Ⅰ〕



今日の記事はここまでです。多謝光顧!

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2013年 02月 22日 |
「漢詩を創る、漢詩を愉しむ」
鈴木 淳次 (リヨン社)

高島俊男先生のご本を読んで、「あ~あ、アタシには一生中国語の音韻は身につかないんだわ・・・」と深い絶望の淵に落ち込んでいたのですが、この「漢詩を創る、漢詩を愉しむ」を読んでちょっと持ち直しました。

「平仄」の説明がとても分かりやすい。
いままでは中国語がネイティブレベルの学習者むけの解説を読んでいたので(《現代漢語》とか『間違いだらけの漢文―中国を正しく理解するために』とか)説明があんなにも難しかったのですね。(ネイティブ向けだから)

この本は中国語がまったく分からない日本人のために「平仄」を説明してあるので、中国語が分からなくても分かるようになっています。(←こういう書き方しかできなくてごめんなさい)

ところで、最初のほうに「漢詩の決まりは、スポーツのルールと同じ」とあって、

決まりさえおぼえれば、漢詩づくりはけつしてむずかしいことではないのです。
「その決まりをおぼえるのが面倒なんだよ」と言う方もいるでしょうが、漢詩の決まりは、「スポーツのルールのようなもの」と考えればよいのです。

「漢詩を創る、漢詩を愉しむ」

そうだよねえ、その通りだよねえ、と思いつつも、なぜそのようなルールになってるのかはこれまで日本人は不問にしてたのではないでしょうか。というか禁断の質問というか。答えを知ってしまったら生きていけないから見ないようにしてきたというか。


この平仄の規則がむずかしいと思って、漢詩づくりに興味があつても、 一歩踏み出せない方々も多いようです。しかし、スポーツでもそうですが、ルールがあるからこそおもしろさもあるし、身につけやすいのです。すこしずつ学んでいきましょう。

【平仄について】―― 「平字」と「仄字」の組み合わせによってリズムを生みだす

古来、多くの詩人たちが、「耳で聞いたり、口に出したときに心地よく、調和がとれている詩」をつくろうと、さまざまな研究や工夫を重ねてきました。そして、「平字」と「仄字」の組み合わせによってリズムを生みだす「平仄」というたいへん重要な規則を確立したのです。
漢詩を口に出して読んだときの音楽的なバランスを図るため、近体詩では、「平字」と「仄字」をどのような順番に並べるのか、また、前後の平仄の配置をどうすればいいのかなど、守るべき規則が細かく、緊密に定められています。




鈴木淳次先生の文章に私が勝手に手を入れてみました。
私の考えるところはこうです。



古来、多くの中国人の詩人たちが、「中国語で耳で聞いたり、中国語で口に出したときに心地よく、調和がとれている中国語の詩」をつくろうと、さまざまな研究や工夫を重ねてきました。そして、中国語の「平字」と中国語の「仄字」の組み合わせによって中国語のリズムを生みだす「平仄」というたいへん重要な中国語の規則を確立したのです。
漢詩を中国語で口に出して読んだときの中国語の音楽的なバランスを図るため、中国語の近体詩では、中国語の「平字」と中国語の「仄字」をどのような順番に並べるのか、また、前後の平仄の配置をどうすればいいのかなど、中国語で守るべき規則が中国語で細かく、緊密に定められています。


・・・しつこかったですね・・・


漢詩(中国語の定型詩)って中国人が「うおお、この音の組み合わせが気持ちええわ~!!!」と感じるように作られていると思うのです。(私は中国人じゃないのでどのくらい気持ちいいのかさっぱり不明)
日本人が日本語で漢詩を作ったり鑑賞したりするときに、いちばん肝心の「音の並びがどえりゃーキモチイイでよ」はすっぽり抜け落ちているわけで、その点(中国人が感じている(らしい)ものすごい快感を指をくわえて見てるだけ)について日本人のみなさんはどのように自分を納得させておられるのであろうか?というのが私が疑問に思っているところなのです。


なんてことを書いていたら本の内容(すごく良いです)について書くスペースがなくなりました。
あらためて書きます。


今日の記事はここまでです。多謝光顧!

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2013年 02月 19日 |
まだジョン ル・カレの「スクールボーイ閣下」を読んでいます。
長いのでなかなか終わらない。

返還前の香港での諜報合戦が重要な舞台となっています。
で、“中国通”のイギリス人諜報員が香港人に命令するときに「チョップチョップ(早く早く)」を連発するのでとても気になります。なんじゃ「チョップチョップ」って!?

オックスフォードの解説


chop-chop
Pronunciation: /tʃɒpˈtʃɒp/

Definition of chop-chop
adverb & exclamation
quickly; quick:
‘Two pints, chop-chop,’ Jimmy called

Origin:
mid 19th century: pidgin English, based on Chinese dialect kuaì-kuaì. Compare with chopstick



中国語の方言のkuaì-kuaìが語源、ってことは「快快kuàikuài」のピジン英語なんでしょうか?でもchopとkuaiって発音ぜんぜん違いますよね。chopは入声のようなので広東語由来っぽいんですけど・・・


と思いながら比べろといわれたchopstickの項目を読むと

chopstick
Pronunciation: /ˈtʃɒpstɪk/

Definition of chopstick
noun(usually chopsticks)
each of a pair of small, thin, tapered sticks of wood, ivory, or plastic, held together in one hand and used as eating utensils especially by the Chinese and the Japanese.

Origin:
late 17th century: pidgin English, from chop 'quick' + stick1, translating Chinese dialect kuaìzi, literally 'nimble ones'. Compare with chop-chop


やはりchop=kuaì〔快?〕で「すばやいやつ」のことだと説明されています。
でも筷子の筷は快とは別の漢字なのだが・・・?

あ、そういえば中国語の筷子って忌み言葉だったような気が・・・とwikiを見ると“筷子”の広東語版の解説に

喺古代嘅中國,筷子原本叫做箸,因為廣東話箸同住同音,即係停響度咁解,唔係咁吉利。所以改口叫快,即係停住嘅相反,後嚟直頭用筷字嚟做代表。


とありました(この説明なぜか国語版に載ってない)。
もとは“箸”だったが広東語の“住”(止まる)と同音で縁起が悪いので“快”(早く進む)に言い換えたんですよね。たしか船乗りの忌み言葉だったと聞いたいた記憶が。

だから“筷子”=“快子”という17世紀イギリス人の理解は正しかったんですね。しかし発音の疑問が解けない。

と思ってたのですが、ネットをさまよっていて
今日の英タンゴというブログに

もともとは広東語の「急」が語源となっています。


とあるのを発見。(該当ブログはもう更新しておられないようなので勝手に引用させていただきました)


そらあんた 急(gap1)でんがな!

と17世紀の英国商人にツッコミたくなりましたよ。


gap→chopなるほどねー。
たしかに“急”も“快”も中英辞書ではquick; quicklyになってるわ。

「広東人をせかすのには“急急”chopchopと言えばいい。quick,quickのことだ」と教えられていたイギリス人がいて、“筷子”は 'quickな棒'のことだと説明されてquick=chopだからchopstickなんだな!とはやとちりしてしまったのでしょうか。要は誤訳。(恥ずかしいミス・・・他人のことと思えない)


というわけでチョップチョップとチョップスティックの謎は解けました。

でももうひとつ疑問が出てきてしまった。
17世紀の広東人は「早くしろ」を“快啲啦~”ではなくて“急急”と言ってたのでしょうか?まるでキョンシー映画のようだ。「急急如律令!ハッ!」


辞書によると“急急如律令”は公文書の末尾にも書いたそうです。
商用文書でas soon as possibleの訳語に“急急如律令”を使ってて、半可通の英国商人が“急急”と“快快”を混同したのかも~と思ったりしました。
私もこれからはASAPの代わりに急急如律令を使ってみようと思います。
Please reply to me 急急如律令.←グローバルビジネスパーソンっぽいですな!



と書いているあいだに「スクールボーイ閣下」を読みおわりました。
最初の3/4くらい(←ほとんど)は何を読んでるのかまったく理解できず、うたた寝しながら朦朧と読んでいました。それが下巻の半分をすぎたあたりから急に話が動き出して、あれよあれよと引き込まれて最後まで一気に読みました。
はー、すごかった・・・



(おまけ)
広東語辞書にも箸の由来がのってました。


筷 faai3
The original word for "chopsticks" used to be 箸, pronounced as [zyu6] in Cantonese and [zhu4] in Mandarin, both being exactly the same as 住 is pronounced. 住 has a meaning of "stop" or "cease" which is considered to be inauspicious. The opposite meaning of "stop" is sth like "fast". So 快子 (meaning "fast") was used and is later changed to 筷子 or simply 筷.





急急如律令
汉 代公文常以“如律令”或“急急如律令”结尾,意谓立即按照法律命令办理。后多为道教咒语或符箓文字用以勒令鬼神按符令执行。



長い記事をここまで読んでくださってありがとう。


今日の記事はここまでです。多謝光顧!

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2013年 02月 14日 |

「シャーロック(BBCドラマ)・ケースブック」
ガイ・アダムス (著), 加藤祐子 (翻訳)
早川書房


Sherlockのシリーズ2をやっと見たのでケースブックも買いました。日本語訳って本当にありがたいな。
とても丁寧な訳本ですみずみまで楽しめます。

で、シリーズ1で謎だったシャーロックのお言葉
It’s the mark of a Tong.An ancient crime syndicate. Based in China.
このTongの漢字表記が判明しました。

ケースブックのジョンの記録によると

シャーロックはそれが何か知っていた。「帮」、つまり中国の秘密結社の印だと。秘密結社「黒蓮帮」の印だ。



党dong2 じゃなくて幫bong1だった・・・

黒蓮帮hak1lin4bong1 ってなんだか語呂が悪い気がするんですけど平仄的に(←意味不明。でも言いにくくないですか?)
原文ではBlack Lotus Tongなのかな。気になる・・・原書買うか。








と思ってたらBlack Lotus Tongの "tong" は "tong war"の "tong"だと解説してる英語のサイトを見つけました。
"tong war"というのはアメリカのチャイナタウンで起きた中国マフィアの抗争のことのようです。
そしてその "tong"とは・・・



堂 tong4

でした。


黒蓮堂hak1lin4tong4ってグループ名だったんですね。
(エステサロンみたいな名前だ)



そして!ここで自分のヒアリングミスにも気づきました。
英語のファンサイトでシャーロックが蘇州SuZhouを杭州HangZhouと間違えてるとかいうツッコミがあって、何のことやら?とスクリプトを再確認してみたら

It’s an ancient number system - Hang Zhou


とありました。
シャーロックはSuzhou numerals(蘇州碼子)をなぜかHang Zhou(杭州)と間違えちゃったんですね。

それをまた英語聴力太差なブログ主がHanZi(漢字)と聞き取ってしまったというオチです。
だってまさかここで杭州が出てくると思わなかったし。
悔しいので(笑)DVDもう一度見たのですが、やっぱりhān zù(声調符号つけてみた)って聞こえる・・・耳おかしいのかオレ。


よく浙江省(省会:杭州)と江蘇省(省会:南京)をごっちゃにしてしまうのでシャーロックのことを笑えない・・・(←ていうか蘇州が江蘇省の省会だと思ってたいまさっきまで。)



今日の記事はここまでです。多謝光顧!

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2013年 01月 22日 |

「ほめそやしたりクサしたり」
高島俊男(大和書房)

エッセイ集ですが、「中国白話小説への御招待」という章は雑誌『中国語』に発表されたものなので、読者対象は中国語学習者です。
とても良いことがたくさん書いてあります。


この前、「三言」と『水滸伝』が口語文のベートーヴェンだと言ったが、三言にしろ水滸にしろ、はじめからしまいまでベートーヴェンというわけじゃない。(略)
小生がベートーヴェンと言うのはこの最後のもので、「賣油郎」などがその代表です。御用とお急ぎのかたは、この「賣油郎」一つでいいから、声を出して読んでみてください。ベートーヴェンを実感できるから(発音のわからない字はかならず新華字典で調べてくださいよ。いいかげんにとばし読みしちゃベートーヴェンは姿をあらわしてくれません)。
さてそこで水滸伝だが、これは三言とちがってはじめからしまいまでひとつづきの話だけれど、実はこれも編纂ものなんだ。部分部分によって書いた人もちがうし、文章のスタイルも質も大きくちがう。一人の作家がはじめからしまいまで通して書いた近代の長篇小説なんかとは全然ちがうものなのである。翻訳するとそのちがいが全部消え失せてしまうから、翻訳なんか読んじゃダメですよ。水滸伝にかぎらず、十九世紀までの中国の文学作品はすべて言語の芸術なんだから、翻訳を読んじゃダメ。わかってもわからなくてもとにかく、発音をしらべて声を出して読んで、音のつながりの美しさを味わう習慣を身につけましょう。なにしろベートーヴェンなんだから!

「ほめそやしたりクサしたり」
中国白話小説への御招待---水滸伝



中国の小説は原文を音読すべしってことですね。
もちろん発音は正確に(←これば難しいのですが)


武松が西門慶を殺す場面の解説。
原文はこの部分。

那西門慶一者冤魂纏定,二乃天理難容,三來怎當武松勇力,只見頭在下,腳在上,倒撞落在當街心裏去了,跌得個發昏章第十一。街上兩邊人,都喫了一驚。


まず「一者」「ニ乃」「三來」に注目。日本語に訳せば、一つには、二つには、三つには、くらいにしかならないが、こんなふうに同じことを言うのにいくつものちがった語(それも声調のことなる語)を用意してあるところがかの国の言語の自慢なのだ。そうでないと「対杖」を柱とする独自の言語芸術は成りたたない。たとえば「まるで・・・のよう」というのに「猶」「如」「宛」「似」「若」などいろいろあって、これらを前後の声調との取り合わせや対になる句とのひびきあいによって適宜選択できるようになっているようなのがそれだ。
このばあいはいわばトリオの対で、「一者」と「ニ乃」のところは四音、「三來」のところは六音で、一種の四六の形になっている。もし「三來」も四音だったらこれは音調局促、単調で寸づまりでつまらない。四、四、とたたみかけてきて、そのあと「怎當武松勇力」と六音でのびやかにおさめてあるから読んで気持ちがいいのである。各句末の音も、一句目「纏定」と沈め、ニ句目「難容」と沈め、三句目「勇力」としっかりおさえて、これも無意識裡にかもしれぬが重い音と軽い音の交替変化が法にあっている。ただしここのところが特にうまいというのではなく、当時すでに千数百年の歴史をもつありきたりの技巧なのであるが、二重に下等な口語文芸にもそれがちゃんとひきつがれていることにちょっとご注意いただくしだい。

「ほめそやしたりクサしたり」
中国白話小説への御招待---水滸伝



1995年当時の『中国語』読者にどの程度この文章の意味が分かったのか知りませんが、私は読んでしばらく魂が抜けてました。いまの私には高島先生がどれほど重大なことを言っておられるのかよく分かります、が、これが1年前だったらまったく理解できなかったと思う。

中国語の文章のかなめは「音」である、それも声調と発音の無数の組み合わせから瞬時に適切な音を選び取ってもっとも美しい配置となるよう心を砕く、しかもすべては無意識のうちに行われる
・・・こんなの読んじゃったらもう怖くて中国語の文章なんて書けません・・・・


同様のことは《現代漢語》『間違いだらけの漢文―中国を正しく理解するために』にも書いてあったのですが、そのときは「どうせ中国人のことだからおおげさに言ってるんだろう」と信じてませんでした。
日本人で一般学習者にきちんと説明した人って高島俊男先生以外にはあまりいないのでは?(私が無学なだけか?)

「中国語の○○と●●って何が違うの?」と疑問に思うことがよくありますが、品詞が違うとか、、口語と文語の違いとかの他に「音節の数」「声調」の違いもありえるってことですよね。
「音節の数」の違いは日本の中国語のテキストにも載ってますが、「声調」の違いを指摘してるのは見たことがありません。


夏目漱石の漢文について書かれた「『木屑録』のこと」という文章にも声調について説明がありました。


わたしが特に感心するのは、たとえば「乃」(nǎi)の使い方が適切で、まことにぴったりしていることである。「乃」は日本語で言えば「そこで」だが、時間的なら一拍かニ拍の間(ま)がある。空間的ならまっすぐではなくぐるりとまわってくる。気持の上ならためらいやたゆたいがある。そういう気分の「そこで」である。なお、同じ「そこで」でも「遂」(suì)ならば曲折もなくスッと行く「そこで」である。

『木屑録』のこと



史記 《張良伝》を読んでいるときに「どーして同じ意味なのに“乃”とか “遂”とか書くんだろう。どれかに統一してくれ」と思ってました。
しかし同じではないのですね。これもおそらく声調と関係があるのでしょう。同じ意味で語感と声調の違う語を常に複数準備しておかなければいけない。恐ろしい言語です。


最後のほうにある汪曾祺の小説『歳寒三友』についての文章にも音節と声調について書かれていました。
民国時代の貧しい毛糸屋の娘が運動靴をねだる場面。


右の「娘は母に買ってと言った」と訳した所、原文は「女兒跟媽要」である。たった五文字、五音節。
欧陽脩が同志とともに『新唐書』を作った時、『旧唐書』に比べて事実は増えたのに次数が減ったことを誇った。昔の文学者は、文章を精煉すること、端的に言えば字の数をギリギリまで削ることに精魂を傾けたのである。(略)
汪曾祺の答が「女兒跟媽要」である。もちろんギリギリに削ってある。余計な字は一つもない。リズムは五言の詩と同じ、ニ、ニ、一。音律は低、上昇、高、高、下降。こころよい音の流れである。わたしの訳はせいぜい短くしてみたが、それでも十四音節。約三倍に間延びしている。これでは話にならぬ。リズムは日本語として耳にこころよい七七にしてみたが、もとより五音のリズムとはまったく別のものである。高低の変化に至っては移しようもない。中国の古典文学の翻訳が多くばかばかしくて読めないのはこれと同じ道理で、作者の最も意を用いたところが影も形もないからである。

墨を惜しむこと金の如し


とても面白くてためになる本でした。が、私の中国語学習意欲は徹底崩壊了。


『歳寒三友』の全文はここ
歲寒三友1
歲寒三友2


今日の記事はここまでです。多謝光顧!

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2012年 11月 18日 |
English Pronunciation in Use Elementaryのnとng(というかnとŋ)の課にこんな図が。

n


ŋ



これは中国語の“-n”“-ng”と同じですね!


そして/ŋ/の発音が綴りごとに列挙されてました。
これ見て初めて気づいたけど、bankもangryも/ŋ/なんですね。
バンクやアングリーじゃなくてバŋク、アŋグリなのね。

/ŋ/ long,singer/síŋə/

/ŋk/ bank,thanks

/ŋg/ angry,finger/fíŋgə/


(と、まるで生まれて初めて知ったように書いていますが、一度やったテキストです)


今日の記事はここまでです。多謝光顧!

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2012年 08月 05日 |
『京劇役者が語る京劇入門』
魯大鳴 (駿河台出版社)


私のような京劇のド素人が読むには面白くて良い入門書でした。
よく知ってる人には物足りないかも。

以前から詳しく知りたいと思っていた(団音と尖音 その2)団音と尖音について説明がありました。



京劇としての特賞

十三轍(十三音韻)は、北京の言語発音に従って、歌や台詞の中にちりばめられた十三種類の音韻です。また、発音が舌尖音系の声母のものを尖音と言い、舌根音(舌面音)系の声母のものを団音と言います。例えば心、酒、先などの声母(中国語の発音字母〔z〕〔c〕〔s〕など)が舌尖音、新、九、肩などの声母(中国語の発音字母〔j〕〔q〕〔x〕など)が舌面音です。
具体的には、「中東(-ong)」「一七(-i)」「言前(-an)」「灰堆(-ei)」「梭波(-o)」「摇条(-ao)」「発花(-a)」「人辰(-en)」「由求(-ou)」「乜斜(-e)」「姑蘇(-u)」「江陽(-ang)」「懐来(-ai)」が十三轍の音韻です。そして、言葉の調子を中国語の声調である四声(陰平、陽平、上、去)でまとめています。

第一章 京劇の歴史 P.28



ここがよく分からなかった。
心、酒、先が〔z〕〔c〕〔s〕と書かれていますが、

現代普通話:
心〔x〕
酒〔j〕
先〔x〕

に対して

京劇の十三轍:
心〔s〕
酒〔z〕
先〔s〕

となるという意味かしら。

確かに広東語だと
心sam1
酒zau2
先sin1

なので納得できなくもないのですが・・・他の読者は分かったのだろうか。
あとの章でもう少し詳しく解説されてます。でもこれも似懂非懂だった。



十三轍は第一章で述べたように、「中東(-ong)」「一七(-i)」「言前(-an)」「灰堆(-ei)」「梭波(-o)」「摇条(-ao)」「発花(-a)」「人辰(-en)」「由求(-ou)」「乜斜(-e)」「姑蘇(-u)」「江陽(-ang)」「懐来(-ai)」の十三の音律を言います。
(略)
『中州音韻』の中に書かれている尖子(舌前音)、団子(舌面音)の基準に従って、京劇の舞台では発音されます。〔z〕〔c〕〔s〕の場合には声母の字を尖字として読みます。例えば「将」は意識して舌の先端を使って〔ziang〕と読みます。〔zh〕〔ch〕〔sh〕〔j〕〔q〕〔x〕の場合は声母の字を団字として読みます。例えば「期」は意識して舌の面を使って〔qi〕と読みます。

第七章 京劇の音楽 P.134



〔zh〕〔ch〕〔sh〕を団子(舌面音)で読むということはそり舌は使わないという解釈なのでしょうか?それとも「意識して舌の面を使って」そり舌にするのか?(難しそう・・・)

京劇って面白そうだなあと思いました。次に中国へ行ったら見てみたい。(と毎回思って毎回見れない)

今日の記事はここまでです。多謝光顧!

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2012年 01月 08日 |
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「中国語のエッセンス」
遠藤 光暁(白帝社)




内容(「MARC」データベースより)
どのように勉強したらいいかを記した「なまけ者の中国語学習法」、発音のツボを押さえた「発音6講」、文法の根本的原理を素描した「中国語のエッセンス」等を収録。すみずみまで納得した上で学習を進めたい人を手助けする書。


何度読んでも新しい発見のある本。年頭にあたってもう一度読んで見ました。
今回の発見。

間投詞の種類がいろいろ載ってました。便利。

啊á
意外な気持ち、例:“啊,你是日本人?不可能!”「エッ?あなたが日本人ですって?そんなはずはない。」

啊à
納得した時、例:“啊,你就是王先生啊。”「ああ、あなたが王さんですか。」

哎呀āiya
驚き(と時に軽い非難)、例:“哎呀,太好了!”「わあ、よかった!」
“哎呀,你怎么不早说呢?”「おやおや、どうしてもっと早く言ってくれないんだ。」

欸éi
あることを思い付いて相手に呼びかける時、例:“欸,你有家里人的照片吗?”「ねえ、家族の写真持ってる?」

欸ĕi
不満の意、例:“欸,不行。”「おいおい、だめだよ!」

欸èi
応答、例:“吃饭了!”“欸,来了!”「ご飯ですよ!」「はーい!行きます。」
10 間投詞と語気詞


この最後の第4声の欸èiは最近知り合った中国人が多用するのです。
たぶん北方人だと思うのですが、いままでドラマ以外で聞いたことがなかったので、初めて生で聞いたときはものすごくびっくりしました。(声がすごく高いところから落ちてくるんだもん)


語気詞の音の変化について、どっかにまとめて載ってないかなあと思ってたらタイミングよくまとまってました。

このうち“啊”はその前に来る音が何で終わるかにより“呀ya”(a,e,oとiの後)、“哪na”(-nの後)、“哇wa”(-u,aoの後)などの形に変化します。
10 間投詞と語気詞


中国語は母音の前で声門閉鎖が起こるので、韓国語やフランス語と違って、前の単語の最後の音に影響されないと思ってたのですが(たとえば天安門はあくまでtian an men ティエン アン メンで、ティエナヌメンとかに変化しない)、語気詞の場合は変化するんですね。
ってことは母音でも声門閉鎖の起こらない場合があるってことですね。

でも「好」は「好啊」と表記されてることが多い気がする。発音も「hao a」のままで「haowa」に変化してない気がする。

そして今回初めて気がついたのがここ。

それから、“啊”はよく前と切り離して“你一定来,啊!”「必ず来るんだよ、いいかい?」のように言うことがあり、念を押す気持ちが強まりますが、語気詞はふつうその前の音節と連続して発音するものですから、この“啊”は間投詞だとすべきでしょう。それは普通の一声よりも高く発音され、また短く発音し、末尾に喉をつめる音(声門閉鎖音、日本語の促音。「アッ!」の「ッ」のような音)が付きます。
今回お話ししたようなものを自在に使いこなせたら会話がぐっと自然さを増します。
10 間投詞と語気詞


実は私が日本人の中国語レベルの目安にしてるのもこの最後の“啊”で、これを意識せずにごく自然に使いこなしてる人は「うむ・・・達人じゃな」と上級のタグをつけています(勝手に)。
私は恥ずかしいのでちょっと使えないのですが、女性はコン・リーになったつもりでアゴをしゃくりながら横柄に発音してみるとそれっぽくなりますよ。


本当に素晴らしい本なのです。
こういう含蓄のある中国語学習の本はなかなか続きが出ないようで残念ですね。


(おまけ)
こんなに語気詞ばかり気になるのも語気詞の達人の演技を見てるせいなのですが・・・

間投詞“欸ĕi”と“啊”のお手本動画



今日の記事はここまでです。多謝光顧!

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2011年 11月 22日 |
amazon.ukから「あなたの持ってるEnglish Pronunciation in Use: Intermediateを売りませんか」というメールが来て、自分が持ってるのを思い出しました。
英語の本は中古でも売れるのか。


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English Pronunciation in Use: Intermediate:
Self-Study and Classroom Use
(English Pronunciation in Use)


自分のブログをめくってみると、English Pronunciation in Use : Elementaryをやったのが2009年 03月です。→こちら

Elementaryが終わってすぐIntermediateを買ったはずなので、もう2年半以上も放置してあったんですね・・・寝かせすぎです。
せっかく思い出したのでやってみました。
1日2課ずつやって、約2ヶ月で終了>やればできるじゃないか~


このテキストのいちばん良いところはsound pairを使って発音を教えてくれるところ。

ごっちゃになりやすい音を対照させながら学習できます。
中国語の発音がメチャクチャな私ですが、英語のほうも相当ひどく、そもそも英語の発音というものがまったく分かってなかったと猛省いたしました。

とくにboughtとboat、courtとcoatはどこがどう違うのかさっぱり不明でした。
これは日本語のカタカナ表記のせいもありますよね。courtもcoatも「コート」って表記するから。

今回発音記号をじっくり眺めて「なーんだ、ɔːとəʊの違いなのか」とやっと腑に落ちました
(いままで数十年何をやってたのか?)

ま、理屈が分かったからすぐ聞き分けられるようになるってもんでもなかったですけどね(>威張るな)

巻末に聞き分けの練習問題がついてました。
私がすごく苦手に感じたのは「2つの単語の発音を聞いて同じかどうか答える」問題と「単語の発音を聞いてcourtかcoatか選ぶ」という問題。

同じかどうかはよ~く聞くと分かるようになってくるのですが、courtかcoatか選ぶほうはやっぱり「え?今のどっち??」となってしまう。

難しかったけど耳の訓練にはすごく良いテキストでした。
中国語でもこういうのあるといいですよね。

「English Pronunciation in Use」というタイトルながら後半からは発音練習よりも各単語のストレスの位置、センテンスのストレスの位置、文章全体の抑揚という非常に実用的であまり学校で教えてくれなさそうなところまで練習できて有意義です。

「Thank you」の「本当に感謝の気持ちを表す抑揚」と「迷惑な気持ちを表す抑揚」の違いとかがイギリスらしくて笑えます。

最近は仕事で英語を使うことも減って、たまーに東南アジアで(中国語が通じないときに)アジア人同士で英語で会話するくらいなので、もうちょっと英語を使う場にも出てみようと思いました。

こんなにボロボロの発音でも、ほとんど落ち込まずに最後まで頑張れたのは中国語のお陰です。
「それでも普通話よりマシ」と自分を励ますことができたから。
中国語でどん底を経験していなければ他の言語に前向きに取り組むことはできなかったことでしょう。ありがとう普通話さま。


(おまけ)
私が最後まで苦手だったsound pairsはこんなのでした。典型的な日本人耳。
(発音記号はThe Oxford Advanced Learner’s Dictionaryに拠りました)


(ɒとʌ)

collar /ˈkɒlə(r)/
colour /ˈkʌlə(r)/

shot /ʃɒt/
shut /ʃʌt/


(æとʌ)

match /mætʃ/
much /mʌtʃ/

cat /kæt/
cut /kʌt/


(ɜːとʌ)

shirt /ʃɜːt/
shut /ʃʌt/


(ɜːとɑː)

hurt /hɜːt/
heart /hɑːt/


(ɔːとəʊ)

bought /bɔːt/
boat /bəʊt/

court /kɔːt/ caught /kɔːt/
coat /kəʊt/


(ɒとəʊ)

not /nɒt/
no /nəʊ/ know /nəʊ/  note /nəʊt/


(eəとɪə)

pear /peə(r)/
peer /pɪə(r)/


(eとa)

west /west/
waste /waste/



いつもありがとうございます

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