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2014年 11月 23日 |
もう何回も同じこと書いてるのでスルーでお願いします。
でも私にとってはとても大事なことなんです。


訳文は超適当ですのでお含みおきください。

昨日の続き
The Hobbit: An Unexpected Journey Chronicles II: Creatures & Characters
Weta (Harper Design)
の記事


ドワーフがなぜ違うアクセントを持っているかについて

1.全員ギムリみたいな喋り方だったら観客は誰が喋ってるか見分けがつかないから。
見かけだけでなくアクセントでも個性をもたせたい。

2.映画の中でドワーフたちが喋る言葉は(ドワーフ語以外は)、彼らにとっては第二言語である人間の言葉(観客には英語に聞こえる)。
文明が離散したため、ドワーフたちは旅や行商生活の中で育ち、ミドル・アースのさまざまな種族とかかわりを持った。
彼らの言葉もその地方の人間たちの影響を受けて現地化していった。



トーリン:北方の英語。イギリスの王族も北方出身なので王にふさわしい発音。

フィーリとキーリ:トーリンと同じ。北方英語よりRPに近い。

グローイン:息子のギムリと似た発音にするためスコットランドのアクセント。兄弟のオインも同じく。

バーリンとドワーリン:スコットランド・アクセント。ケン・ストットとグレアム・マクタビッシュはスコットランド出身なので容易だった。

ドワーフのスコットランド・アクセントは都会的、現代的になりすぎないようにケン・ストットをモデルとした。
彼はセリフを録音して皆が参考にできるように配布した。

グレアムはグラスゴー・アクセントに慣れているが、当初はあまりに都会的と思われた。しかし役作りを経て粗野なアクセントとなったため、ドワーリンにグラスゴー訛りの味わいがあるのも悪くないと思われた。




オイン役のジョン・カレンさんが

ピーター・ハンブルトン(グローイン)と自分はスコットランド・アクセントを使うように言われた。王家につらなるバーリンとドワーリンの従兄弟であり、ギムリのアクセントとも関連を持たせるためだ。
なぜ違う家系で違うアクセントを使うのかって?我々のアクセントは交易に行った場所の影響を受けたという想定なんだよ。
ドワーフたちは宝石や玩具や工芸品を手広く商っている。

ってことを言ってます。

そしてグローイン役のピーター・ハンブルトンさんは

グローインの場合はスコットランドのアクセントが選ばれた。
私はスコットランド人であるケン・ストットが脚本を読んでいるCDをもらえた。

・・・そのCD売ってくれ!



今日の記事はここまでです。多謝光顧!

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2014年 11月 22日 |
まだ読みにきてくださっている奇特なみなさま、ありがとうございます。
12月にむけてますますヘンチキになっているブログ主、今日の記事はThe Hobbitについてのうわごとです。
訳文は超適当ですのでお含みおきください。




The Hobbit: An Unexpected Journey Chronicles II: Creatures & Characters
Weta (Harper Design)

ホビット第3部公開まで1ヶ月を切って、動揺のあまりクロニクル2を買ってしまいました。


自分でも「いまさらクロニクル2?」と思ったのですが、けっこう面白くて満足できる一冊でした。(同じような本を何冊ももっている)

ホビットはドワーフやエルフやオークの種族語を聞ける貴重な映画ですが、ほとんどの部分は英語が使われています。(日本語吹き替えで見てる人は日本語だけど)
その英語が多様で聞いててとても楽しい。
Chronicles IIにはHOBBIT ACCENTSというページがあって、ホビットの英語のアクセントについて書かれています。

ミドル・アースの共通語はトールキンによって英語に翻訳されたという設定になっています。
映画「ホビット」ではイギリス英語のアクセントの違いによって種族を特徴づけています。

主役のビルボは演じているマーティン・フリーマンのネイティブ・アクセントであるRP(容認発音)を使っていますが、「ロード・オブ・ザ・リング」でもバギンズ一族は教養の表れとしてRPを使ってるそうです。
ただしあまりモダンでstreet-wiseにならないように気をつけたとあります。ビルボは田舎紳士なので、普段のマーティンのしゃべりかたのままだと都会っ子すぎるんでしょうか。

シャイアのホビットたちはグロスタシャーの訛り。
ただし例外はトゥック一族(ビルボの母方)のスコットランド訛り。
「ロード・オブ・ザ・リング」でペレグリン・トゥックだけはスコットランド英語だったからなんですって。
知らなかった。ピピンを演じたビリー・ボイドはグラスゴー出身なんですね。

ピピンは大人の言うことをちっとも聞かないし、いらんことばっかりする困った子なのですが、元気いっぱいで可愛い。スコッツだと思うとより愛しい。


トゥック家にはエルフの血が流れてると噂されてるのですが、エルフじゃなくてドワーフの混血なのでは・・・と思いました。

方言指導のANDREW JACKのサイトにこのへんの事情が載ってて興味深い。



Andrew Jack Official Website

In pre-production it soon became apparent to Peter Jackson and to us that it was impossible to maintain Billy Boyd's wonderful energy (perfect for Pippin) within a laid-back West Country accent and that somehow Billy's Scottishness informed the character.




Andrew Jackさんはいろんな種類の英語の発音指導をしてくれるようです。
スコッツもグラスゴー、エジンバラ、ハイランドと各種とりそろえてあります。ジャパニーズやチャイニーズもOKというのはジャパニーズ・イングリッシュを教えてくれるってことなんでしょうか。



ビリー・ボイドのBoFAテーマソング。泣ける・・・

The Hobbit: The Battle of the Five Armies - Billy Boyd Music Video - "The Last Goodbye" (2014)





今日の記事はここまでです。多謝光顧!

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2014年 11月 03日 |
いまは10代目を見ています。
ドクターはものすごく顔が可愛いデイヴィッド・テナント(David Tennant)に生まれ変わりました。
可愛い顔なのに赤毛じゃないのが不満なようです。


画像勝手に使いました。
あざといまでに可愛い。



デイヴィッド・テナントさんは

スコットランド出身


なのですが、残念ながらドラマでは標準的な英語で喋っています。

がっかりしてたら、20世紀のロンドンへタイムトラベルする予定なのに誤って19世紀のスコットランドへ行ってしまうというエピソードがありました。

ここはスコットランドだ!と気づいてスコットランド英語で喋りだすドクター。スコットランド訛り上手いな!ネイティブみたい!!
コンパニオンのローズちゃんもドクターにあわせて(この子はノリがいい)スコットランド訛りをまねしてみるのですが「やめとけ」と一蹴されてました。

Scottish accent




Comic Relief - Catherine Tate & David Tennant


テナントがキャサリン・テイトの番組にゲスト出演したときの動画らしい。
新任英語教師のテナントの英語がスコットランド訛りすぎてて生徒にいじめられるコント。
学生の英語も強烈に訛ってるのでどっちもぜんぜん聞き取れずに笑うしかない。


先生「モーニング!」
生徒「ア~イ」(スコットランドのお返事はAye)

先生「ねえ先生スコットランド語しゃべってんの?」
生徒「いや英語だ」
みたいなやりとりが笑える(けどよくわかんない)




いまコンパニオンがマーサ・ジョーンズで、どうもこの子があまり好きになれず足踏みしています。
ここをやり過ごせばキャサリン・テイトのコンパニオンが待っているのだが・・・先は長い・・・



今日の記事はここまでです。多謝光顧!

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2014年 09月 03日 |


「World Englishes―世界の英語への招待」
田中 春美、田中 幸子 (昭和堂)


一冊の本で世界中の英語を俯瞰してみようという本。
個々の地域のページ数は限られていますが面白い話題が多かった。

お目当てのスコットランド英語は

語彙
スコットランドで使われる語彙には、その成立のあり方から、多様な言語からの借用語がみられる。たとえば、イングランドの北部方言と共通する単語(bairn=child)、北欧語(lass=girl,kirk=church)、ゲール語(
loch=lake.glen=deep narrow vally,slogan=war cry「スコットランド人の戦場で叫ぶときの声」)、オランダ語(pinkie=little finger)など。
おそらく、世界でもっとも広く知られたスコットランドやアイルランド発の単語は、Yesの意味をもつAye〔əɪ〕~〔aɪ〕で、水兵が上官に“Aye,aye.Sir”などと答える映画のシーンが目に浮かぶ。



そうね、ドワーフがお返事するときもAyeよね。

日本英語

日本語の表現をそのまま英語にしたような、This restaurant is delicious.などは、母語話者でも意味を推定できるかも知れないが、The food here is delicious.やThis is delicious.のほうが、ずっと分かりやすいであろう。


そうか、そうですよね!
でも中国語でも
這家餐廳很好吃(このレストランは美味しい)
好吃的餐廳(美味しいレストラン)
という表現はよくするので、東アジアでは普遍的な用法なのではないかと。英語ではヘンなのか。


中国英語

台湾、香港、大陸と分かれてたのですが、どれがどのメモかわかんなくなった。

文法
とくに時間を表す副詞(句)が明示されている場合、動詞の時制が不適切になりがちである(This morning I tell him to do it.[told])。主語や目的語の脱落がよく起こる(“What do you do in your spare time?” “[ ] Play baseball / [ ] Go to the library / [ ] play some games on computer.”または、“Yes, I like [ ] very much.”など)。
また、一見その逆とも思えるが、主語や付加詞(adjunct)を話題(topic)として文頭に置くことがある(My parents, they have no interst in me. / I think this societry, the people get more and more practical.)。さらに、その線上にあるかもしれないが、とくに強調するつもりはなく、目的語を文頭に置く傾向が見られる(Probably some other kind of jobs I want to try.)。



どこが間違ってるか分からなかった(汗)。
This morning I tell him to do it.→今早我告訴他做。
My parents, they have no interst in me.→我父母他們對我没興趣。
の直訳なのかな。


文法
場所や時間を示す副詞類を主語にしたり(This lake cannnot swim)、目的語さえ主語にすることがある(Tips do not add in the check.[Tips are not added・・・のつもり])。



This lake cannnot swim.→這個湖不能游泳。
を直訳したんでしょうか。
でもこれも日本語でも
この池は泳げません
と池が主語になる可能性はあると思う。


Tips do not add in the check.→小費未加在帳單上。※
でしょうか。
日本語でも
チップは請求額に含みません
とチップが主語になって、しかも受動態でない形式はありえると思う。


語彙
おもに、中国語の語意味の範囲が異なるために生じる英語彙の誤用が挙げてあり、鳥のくちばしをbeakではなく、mouthを使ってしまい、象の鼻をtrunkではなく、noseと言いがちな例、tableとdeskの混同、benchやsofaなどもchairと言う例、などが挙げられている。
動詞では、sendと言ってgive(贈る)の意味、readと言ってstudy(勉強する)の意味、などの例が挙げられている。そのほか、wellを完了の意味表現として、veryを形容詞述語文の言い切りを示す合図として頻用する、などの例が挙げられている。



名詞については仕方ないですよね。象の鼻がtrunkだとこの本読んで初めて知った。

動詞も母語に影響されるのはどうしようもないと思う。
send≠give
我送他一個禮物

日本人も中国語を勉強しはじめてすぐのころは
△我贈他一個禮物
とか古文みたいな文章を作ってしまいがち。

read≠study
我讀大學

これも日本人の中国語だと
×我學大學
とかになりがちですよね。



※「不含小費」のほうがよく見る自然な表現だとは思うけど。


ドワーフの王様のAye.



今日の記事はここまでです。多謝光顧!

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2014年 08月 30日 |
「ナショナル・シアター・ライヴ2014」はロンドンのナショナル・シアターで上演された舞台の映像を日本の映画館で楽しめる企画。

公式サイト
ナショナル・シアター・ライヴ2014


存在は知っていたのですが、期間がすごく短くて(1プログラム3日くらいしかやってない)、気がついたらいつも上映終了でがっかりしてました。

今回3月に上映されて大好評だった「フランケンシュタイン」が再上映されたので、ついに見にいってきました。
ジョニー・リー・ミラーとベネディクト・カンバーバッチが博士と怪物役を交互に演じています。


【配役1】フランケンシュタイン博士:ジョニー・リー・ミラー、怪物:ベネディクト・カンバーバッチ
【配役2】フランケンシュタイン博士:ベネディクト・カンバーバッチ、怪物:ジョニー・リー・ミラー

の2種類を楽しむことができるんですね。
しかし今回は1日かぎりの再上映で、そのうえ各映画館ではどっちかの配役しか上映しないのです。
関西では難波と西宮の2か所で上映されましたが、同日に大阪と西宮を移動するのはちょっと無理だったので、ベネディクト・カンバーバッチが怪物を演じたバージョンを見てきました。


いまが旬のベネディクト・カンバーバッチ主演で、それもたった一日だけの再演というのでチケット売り切れたらどうしようと心配したのですが、拍子抜けするほどスムーズに取れました。
私の見た回はほぼ満席だったのですが、他の回はまだチケット売れ残ってたみたい。
「ナショナル・シアター・ライヴ2014」って宣伝足りないんじゃないですか。


内容は前評判どおり本当に素晴らしく、ベネディクト・カンバーバッチの怪物に引き込まれてしまいました。
生まれてきて何もわからないまま地べたをのたうちまわってるところがすごかったです。
ジョニー・リー・ミラーの博士もとても良かったので、別バージョンのほうも見てみたかった。
最上映してほしい。


物語の後半で「んー聞いたことある訛り」と思ったら舞台がスコットランドに移ってました。
ついにスコットランド英語が聞き分けらるようになったのか!と嬉しかった。なにごとも努力すれば報われるものですね(無駄)。
「スコットランドはひどいところだぞ」みたいな台詞があって、ロンドンの観客が爆笑してました(ライブ録画なのでどこが笑いどころかロンドンの観客が教えてくれる。便利)




公式プログラムを買ったら作品紹介がどれもとても面白そうで、今年はもうあと「ハムレット」と「オセロ」しかチャンスが残ってないのが悲しい。
しかも「オセロ」はホビットの真っ最中だからたぶん精神的に無理・・・(悲)



いちおうツイッターとかでPRしてるみたいなんですけど。
エミー賞もっとアピールしたほうが良い。





今日の記事はここまでです。多謝光顧!

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2014年 08月 27日 |

 「とにかくハッピーになれる!」と、2007年の初演からたちまち観客を虜にした、英国の大ヒットミュージカルの映画化が実現!
 スコットランドの田舎町リースを舞台に、ままならない人生にくじけそうになりながらも、明日を信じて懸命に生きる人々を描いた物語。


公式サイトより)

ハートウォーミングで良い映画でした。

スコットランドの映画だから見たんですけどね。



若い男の子がAyeAye言ってるのは可愛いな。

登場人物がほぼ全員スコットランド訛りで台詞がほとんど聞き取れないのもスコットランドらしくてよかったです。
「スコットランド男の訛りが好きで移住してきてしまった」というイングランド女性が出てきて「あなたは私ですか?」と思いました。

リースという町が舞台。
とても景色のきれいな町ですが、たぶん若い子には発展の余地がなくて退屈なところなんだろなと感じました。
若い女性がアメリカに憧れて移民するシーンもあって、父親が「スコットランド人なら世界に羽ばたいていけ」と背中を押すんです。
日本映画だったら若い女性が外国で働くのに家族がこんなに喜んで送り出してくれそうもない。
移民の盛んなお国柄(=自国で食べていけない)ってことなんでしょう。


今年はスコットランドが話題になることが多いですね。
スティーヴン・モファットもスコッツだとさっきエミー賞の中継で知りました。


今日の記事はここまでです。多謝光顧!

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2014年 08月 03日 |

Hobbit: The Desolation of Smaug Official Movie Guide
Brian Sibley (Mariner Books)


映画「ホビット」の関連本って日本では出版されてないんでしょうか。
絵本が出てたけど、あれだけなのかな。

しかし英語ではいろいろ出ています。
Hobbit: An Unexpected Journey Official Movie Guideに続いてHobbit: The Desolation of Smaug Official Movie Guideも買ってみました。

文章量が多いので気になったところだけ流し読み。
第二部では(新しい)登場人物が少ないので、それぞれたっぷりページをもらって紹介されてます。アルフリドですら4ページあった。



以下とても適当な感想。(訳は超訳なので本気になさらないようお願いします)


■ドワーフ女性のヒゲ

見つからない・・・この本じゃなくてHobbit: An Unexpected Journey Official Movie Guideに載ってたのかしら。
デイルで売り子をやってたドワーフ女性にはちゃんとヒゲが生えていたんですって。写真を見るとたしかにブロンドのお髭が。胸毛はなかった。残念。


■スランドゥイル様

お写真がたくさんあって嬉しいな。衣装の材質まで詳しく報道されています。
スラ様のMovement Coachのお話が興味ぶかい。

He〔Lee Pace〕is always aware of his crown as a constant reminder of the need to control himself.


あのトゲトゲの冠をかぶっているときは自分をコントロールなさっているのですね。
孫悟空みたいあるね。


■Dialect coach

ミドルアースの方言指導って大変そう。
ドワーフは家族ごとに方言(英語の)を変えていると明記してあります。
ソースが見つかって一安心。

まとめてみると

バーリンとドワーリン:スコットランドのアクセント。
トーリン:レスターシャーのアクセント。
フィーリとキーリ:トーリンのアクセントに従う(アイルランドアクセントではないようです)。
ボフール、ビフール、ボンブール:北アイルランド、バリーメナのアクセント。
北アイルランドのアクセントは荒っぽいが、ジェームズ・ネズビットは柔らかい田舎のアクセントを使ってキャラクターに温かみと誠実さを与えている。
グローインとオイン:ギムリと同じウェールズのアクセント。
ドーリ、ノーリ、オーリ:父親が違うので異なったアクセントを使う。(ってことは父親に育てられたのか?)
ドーリはランカシャー、オーリはイノセントさを感じさせるウェスト・バークシャーのアクセント、ノーリはもっと都会的なアクセント。


固有名詞のアクセントを覚えるのはプロの俳優にも難しいらしく、「“ミスランディア”を覚えるにはボールを投げるような動作を何度も繰り返す」ってコツが紹介されてました。
ガラ様がボールを投げてるところを想像すると楽しい。



今日の記事はここまでです。多謝光顧!

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2014年 06月 19日 |
前にも読んだんですけど、たしか「ホビット」の話が載ってたはずと思い出して「東大の教室で『赤毛のアン』を読む―英文学を遊ぶ9章」 山本 史郎(東京大学出版会)を読み返してみました。

トールキンの英語文体について詳しく解説があって、とても役立ちました。
トロルの労働者階級なまりについての説明が面白い。文章で読むと(英語で読んでも)日本人にはピンと来ませんが、音で聞くと朗読でも映画でもトロルだけがはっきりとロンドンの労働者風の喋り方になってて、他の登場人物とのギャップに驚かされます。


と「ホビット」についての知識が増えたところで(再読だけど)、赤毛のアンの章を読んでてちょっと驚いたことが。

小説の中でマシューはフラットな人物でマリラがラウンドな人物であると解説があるのです。そこには

しかし、たとえばマシューが一つの---「そうさな。どうだろう」("Well,I dunno.")---という口癖を持っていて


と書かれています。
I dunnoって・・・見覚えのある訛りだな。ドワーフっぽい・・・

とひっかかりながら読み進めると、少し後に

はっきりとは書かれていないが、マリラはスコットランドで強い力を持っている「長老会派」というキリスト教の宗派に属している。




カスバート家ってスコットランド系だったのですね!

と思ってちょっと調べてみたらプリンスエドワード島はスコットランドやアイルランドからの入植者が多いケルト系の植民地だったと知りました。
ダイアナはアイリッシュのようです。

そうか、だからアンは赤毛なのか!とかいろいろ気づきがあってよかった、というか今年はスコットランドに憑依されています。


今日の記事はここまでです。多謝光顧!

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2014年 06月 06日 |
タイトルに〔ほび〕がついている記事は映画『ホビット』について書いています。
何の遠慮もなくネタバレしています。画像は無断転載ですすいませんすいません。



トーリン以外のドワーフの台詞がさっぱり理解できない。
英語字幕見ててもついていけない。とくにボフールが一言も聞き取れない。



ドワーリンはスコットランド訛りらしいのですが、フィリキリはアイリッシュっぽいし、家系によって訛りが違うのだろうか・・・と思って俳優さんの出身地をネットで調べてみました。


■ドゥリンの後継者たち




ドワーフ:トーリン・オーケンシールド Thorin Oakenshield 
俳優:リチャード・アーミティッジ Richard Armitage
出身地:イングランド、レスター Leicester, England

ドワーフ:フィーリ Fíli
俳優:ディーン・オゴーマン Dean O'Gorman
出身地:ニュージーランド、オークランド Auckland, New Zealand
(日本のウィキにはアイルランド系とあるけど英語サイトには記載なかった)

ドワーフ:キーリ Kíli
俳優:エイダン・ターナー Aidan Turner
出身地:アイルランド、サウスダブリン Dublin, Ireland

ドゥリン・ボーイズはアイリッシュなのかどうかよく分からず。
伯父さまはシェイクスピア訛りって気がする。


■フンディンの息子たち



ドワーフ:バーリン Balin
俳優:ケン・ストット Ken Stott
出身地:スコットランド、エディンバラ Edinburgh, Scotland

ドワーフ:ドワーリン Dwalin
俳優:グレアム・マクタヴィッシュ Graham McTavish
出身地:スコットランド、グラスゴー Glasgow, Scotland

フンディン・ボーイズはスコッツなんですね。
グレアム・マクタヴィッシュ氏はインタビューとかだとすごく聞き取りやすい奇麗な英語で意表をつかれる。


■グローインの子孫




ドワーフ:オイン Óin
俳優:ジョン・カレン John Callen
出身地:New Zealand(English-born)

ドワーフ:グローイン Glóin
俳優:ピーター・ハンブルトン Peter Hambleton
出身地:New Zealand

ドワーフ:ギムリ Gimli'
ジョン・リス=デイビス John Rhys-Davies
ウェールズ、アンマンフォード Ammanford, Wales

ギムリはウェルシュなのですね。


■その他の家系




ドワーフ:ドーリ Dori
俳優:マーク・ハドロウ Mark Hadlow
出身地:New Zealand

ドワーフ:ノーリ Nori
俳優:ジェド・ブロフィー Jed Brophy
出身地:New Zealand

ドワーフ:オーリ Ori
俳優:アダム・ブラウン Adam Brown
Berkshire, England





ドワーフ:ビフール Bifur
俳優:ウィリアム・キルシャー William Kircher
出身地:New Zealand

ドワーフ:ボフール Bofur
俳優:ジェームズ・ネスビット James Nesbitt
出身地:Ballymena, County Antrim, Northern Ireland. 北アイルランド、アントリム州

ドワーフ:ボンブール Bombur
俳優:スティーブン・ハンター Stephen Hunter
出身地:Wellington, New Zealand


残りの家系はイングランド、ニュージーランド、アイルランドの混成部隊か?
ボフールは普段のインタビューも何言ってるかさっぱり分らない。


と思ったらこんな説明を見つけました。「ホビットの英語のアクセント」
丸写し。

Film: The Hobbit


British Accents: A multitude of British accents from all over the Isles are on display amongst the cast, which are used with great effect to enhance the personalities of their various characters.
The typically gruff, doughty dwarves tend to have either Scottish (Balin, Dwalin, etc.) or Northern English (Yorkshire) accents (Thorin, Fíli, etc.). This suits their earthy, plain-speaking personalities.
Cheeky, congenial Bofur is voiced with James Nesbitt's own Northern Irish accent.
The higher status characters (Gandalf, Galadriel, Elrond, etc.) all speak with RP (the Queen's English) accents to enhance the gravitas of their station and relative sophistication — and even the Goblin King uses an RP-esque accent, compared to his Cockney-accented Goblin brood, to highlight him as the leader. Bilbo and Frodo (arguably hobbit gentry) also speak in RP, but veering more towards a less clipped, Estuary accent.
The three trolls speak with Ray Winstone-esque, theatrical Cockney accents (which they also had in the book) similar to the goblins, showing how they're all thuggish creatures.
Smaug is voiced using Benedict Cumberbatch's own RP accent, albeit with added reverberation/boom.




この記事によるとバーリンとドワーリンはスコットランドのアクセント、ボフールは北アイルランド、トーリンやフィーリは北イングランドとなっています。

面白いと思ったのはステータスの高いキャラクター(ガンダルフ、ガラドリエル、エルロンド、スマウグ他)は RP(Received Pronunciation、イングランド南部の教養ある人たちの発音)で、ゴブリン・キングもRPという指摘。

ホビットのジェントリー(下級地主層)であるビルボやフロドも基本的にRPだが、よりEstuary accentに近いそうです。
Estuary English(河口域英語)っていうのはRPとコックニーの中間のような発音らしいです。wikipediaの説明が分りやすい。
ビルボが田舎紳士のわりにときどきずいぶん俗っぽい発音に聞こえるのはEstuary Englishだったのですね。


発音に興味があるので記事がどんどん長くなっちゃう・・・



スコットランド訛りについての動画はたくさんあって、人気のトピックのようです。
あまり差別的でなさそうなのを選んでみました。

very funny - within an elevator speech with scottish accent
エレベータの音声認識がスコットランド訛りを聞き取ってくれなくて希望の階へ行けないスコットランド人。
何言ってるかぜんぜん分らない。



Indian Call Centre -Scottish Accent
スコットランド訛りに挑戦するインドのコールセンター職員。
ショーン・コネリーのモノマネで喋る女性がおかしい。



今日の記事はここまでです。多謝光顧!

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2014年 04月 25日 |
Get Rid of Your Accent: The English Pronunciation and Speech Training Manual
(Linda James , Olga Smith)



以前から気になってた本をついに買ってみました。
独学でRP(Received Pronunciation)を身につけるためのテキスト。
私は英会話には興味ないのですが、きれいな発音の取得には興味あるんです(←発音オタクだから)。

練習方法はシンプルで、各レッスンで母音か子音を一つとりあげ、その母音の含まれている単語や短文を練習します。
「自分の声を録音してチェックしましょう」とちゃんと書いてあります。録音するのは恥ずかしいですが、やっぱり必要なんですね・・・

まえがきに「この本の対象者」がリストアップされています。
ネイティブにも非ネイティブにも使える本で、ネイティブの場合は「発音やスピーチの教師」はともかく「ブリティッシュ英語を身につける必要があるハリウッド俳優」とあって笑ってしまいます。
非ネイティブでは「学生」「国際ビジネスマン」「大使」、そして「諜報部員」。スパイがなまってるとすぐ見破られちゃうもんね。


この本の良いところは「一生懸命練習しろ」と書いてあるところです。
「一日20~40分かけて練習し、翌日同じくらいの時間を復習にあてる」必要があります。毎日少なくとも40分は発音の練習をしなければならなんですね。
「すぐに」とか「簡単」とか「聞き流すだけ」とかサギみたいなことがどこにも書いてないので感動しました。


レッスン用の短文が会話じゃないところも良い(会話で練習するの飽き飽きなのよ・・・)。
最後のパートは韻文の練習でちょっと難しい。こんなところでギルバート&サリバンの早口言葉を練習することになるとは。


今日の記事はここまでです。多謝光顧!

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