2017年 03月 12日 |

(自分用メモなのでお構いなく)


今日から四章にわたってエイリス二世。
若いころの治世は爽やかで清々しい青春群像。
あとの悲劇との落差の大きさに驚かされます。


今日の進み具合:
チャプター37


エイリス二世(Aerys II)は18歳の若さで鉄の玉座に座りました。ナインペニー・キングズの戦いの時には勇敢に戦ったハンサムな若者で、その魅力で多くの友人を得ていました。

しかし彼が王位についたその運命の年、262ACにはストームズエンドで王の友人ステフォン・バラシオンに黒髪の息子ロバートが生まれ、遠く北のウィンターフェルではリカード・スタークが長子ブランドン・スタークの誕生を祝ったのです。
そしてその翌年、スターク家にはもう一人の息子エダードが生まれました。この三人の赤ん坊がウェスタロスの運命を変えることになろうとは、このときは誰にも知る由もなかったのです・・・


と、いやがうえにも高揚する出だしで始まる章です。
でもちょっと待って、ネッドと同じころにストームズエンドにもう一人黒髪の息子が生まれてるでしょ、スタニス・バラシオンのことも書いてあげて・・・この本スタニスは基本的にスルーの編集方針なので悲しい。




さて王となったエイリス二世は父の宮廷人事を一新し、弱冠二十歳のサー・タイウィン・ラニスターを王の手に任命します。タイウィンは七王国で最年少の手となり、このあと二十年の長きにわたってエイリス二世を宰相として支え続けることになります。たぶん在任期間も世界記録だと思う。

エイリス二世とサー・タイウィンは少年時代からの友人でした。
タイウィンは王家の小姓として出仕していたのです。同じく小姓だったステフォン・バラシオンとの三人組は離れられない(inseparable)仲良しでした。

ナインペニー・キングズの戦いでは三人は共に戦いました。タイウィンは任命されたばかりの騎士として、ステフォンとエイリス王子は従者として。
ステフォンは父オームンド・バラシオンの従者だったのかな。エイリスは誰の従者だったんだろう。ジェイへイリス王は出征してないからタイウィンか?

ここでは書いてないですが、この戦いのあとステフォンは亡父の後を継ぐためストームズエンドに帰ってしまったと思われるので、王都に残ったのはエイリスとタイウィンだけではないかと。ステフォンは離れたところから二人を見守ることになりました。


エイリス王子が16歳で騎士となったとき、叙任の栄誉をになったのはサー・タイウィンでした。王子を騎士にするってなんか想像もつかないけど。よほど仲良しだったのでしょう。
あとどうでもいいけどタイウィンが年上ってところが意外で萌えるわ。


この本全体がラニスターへの提灯記事という設定になってるのですが、このあとはエイリスの伝記というよりタイウィン伝。

王の手となった翌年、タイウィンはいとこのジョアナ・ラニスターと結婚します。彼女はジェイへイリス二世の戴冠式のために上京し、そのままレイラ(Rhaella)王女の侍女として宮廷勤めをしていました。

注釈にエイリス王子が父の戴冠式の夜にジョアナに手をつけたのではとか、タイウィンの結婚式でエイリス二世に不埒な振る舞いがあったとかいう噂が記録されていて不穏な感じです。

しばらくしてレイラ王妃はジョアナに暇を出し(理由不明)ました。ジョアナはカスタリー・ロックへ帰り、首都へはめったに来なくなった。
このころからエイリスとタイウィンの仲はぎくしゃくしてきます。


エイリス二世とレイラ王妃の間にはサマーホールでレイガー(Rhaegar)王子が誕生したあとは死産が続いていました。
タイウィンに双子が生まれたときには、エイリス二世は「自分は結婚する相手を間違えた」などと言ってタイウィンとの間に緊張が高まったようです。

しかしながらタイウィンが父の死によってカスタリー・ロックの領主となり、領地へ戻ってしまったときにはエイリスは宮廷ごとカスタリー・ロックへ行幸して一年もとどまりました。

仲直りしたかに見えた二人ですが、キングズランディングに戻ってからは何かと意見が対立するようになり、エイリスはタイウィンの息のかかった廷臣を敬遠するように。


エイリス二世の在位十周年記念御前試合が行われたときに、六歳のジェイミー&サーセイ・ラニスターが母に連れられて宮廷にお目見得します。
エイリスは酒席でジョアナにセクハラ発言。タイウィンは怒って王の手を辞任しようとするが辞表は却下されました。
エイリスがタイウィンと喧嘩しながらもそばに置こうとした理由は何なのか?それは王にしか分からない・・・って教えてよ著者の人。


ジョアナが産褥で亡くなったときにエイリスが「タイウィンの傲慢さへの神罰だ」と発言したこともタイウィンを傷つけましたが、彼は黙って耐え、七王国の運営に力を注ぎました。
いっぽうエイリスにはついに待望の次男が誕生しました。けれどこのヴィセリス(Viserys)王子を守ろうとするあまりエイリスは周囲を疑い、正気を失っていきます。


タイウィンは何を思ったのかヴィセリスの誕生を祝ってラニスポートでトーナメントを開催します。
エイリスが長男レイガー王子の活躍に上機嫌なのを見たタイウィンは、そろそろ太子もご結婚のお年頃では、ついてはわが娘サーセイを・・・と切り出したのですが、王は「お前は有能な召使だが、召使にすぎない」と拒絶。
そのうえジェイミーをレイガー王子の従者にしたいというタイウィンの願いも却下。
ライオンのメンツ丸つぶれです。



このころからエイリスは狂気の道を歩んでいたのでしょう(と書いてある)、ダスケンデールの領主が税金を払わないので自ら取り立てに行って捕虜になってしまいました。
タイウィンはあまり真剣に救出してやらず、王が死んでもレイガー王子がいるからいい、という態度だったようです。
勇敢なバリスタン・セルミーの活躍でエイリスは首都に戻ることができました。

エイリスは王宮に閉じこもり、髪も髭も伸ばし放題、すべてを疑い、とりわけタイウィンを警戒するように。
またタイウィンがレイガー王子を擁して自分を害するつもりではないかと太子までも疑うようになりました。


タイウィンに対抗するためにエイリスはいとこのステフォン・バラシオンをキングズランディングに呼び、スモールカウンシルに入閣させます。
王はステフォンに狭い海を渡ってレイガー王子の花嫁を探す任務を課し、帰任のあかつきにはタイウィンに代わって手に任じるつもりだとの噂が流れます。

ステフォン・バラシオンは任務に失敗、帰国の途中で難破して妻とともに海の藻屑と消えました。夫婦の上の息子二人がストームズエンドから事故を目撃しています。
このときスタニスは14歳くらいだったと思うのですが、小説で「この海難事故のあと七神を信じるのをやめた」とダヴォスに語っています。ロバートとスタニスにとってエイリスは両親の仇みたいなもんですよね。


エイリスは権力を失うのを恐れたタイウィンが手を回してステフォンを殺したと思い込み、王と手はますます険悪な関係に。

王は太子も疑い始めたので、レイガーは主にドラゴンストーンで暮らしています。ドーンのエリア・マーテルと結婚したレイガー王子は生まれた娘を王宮に連れてきましたが、エイリスは孫に会おうともしません。


タイウィンは黙々と業務に没頭していたようですが、キングズガードに欠員ができたことでついに王と手は決裂することに。
エイリスはジェイミー・ラニスターを新たなキングズガードに指名しました。キングズガードは誉れある地位とはいえ、家系は断絶してしまう。

タイウィンはその場で片膝をついて王にお礼をのべ、そのあと病のため王の手を辞したいと願い出ました。
エイリスは快諾、タイウィンは王の手の鎖を置いて首都を去ったのです。ここに二十年におよぶエイリスとタイウィンのパートナーシップは終わりました。


この章ものすごく長かった。そしてほとんどがエイリスとタイウィンの喧嘩で占められています。
バラシオン家は巻き込まれてかわいそう。


しかしエイリスとタイウィンが仲良く治世をまっとうしてしまったらロバートの乱も起こらず、そしたらダヴォスがスタニスを助けに来ることもなかったと思うとエイリスの狂気をありがたいと思わなければ。


長いと思ったのに朗読時間にしたら15分くらいしかなかった・・・

Aerys II

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2017年 03月 11日 |


(自分用メモなのでお構いなく)

今日の進み具合:
チャプター36

エイゴン五世の跡を継いだジェイへイリス二世(Jaehaerys II)は病弱で在位三年で若死にするのですが、彼なりにせいいっぱい王家のために力を尽くした王です。長生きしてほしかった。

兄ダンカンが父王とともにサマーホールで夭折したためお鉢が回ってきたジェイへイリス二世の最大の試練は、ナインペニー・キングたちとの戦い(War of the Ninepenny Kings)すなわち第五次ブラックファイアの乱。

バンド・オブ・ナイン(Band of Nine)という海賊や傭兵の寄合がゴールデン・カンパニーの頭目メイリス・ブラックファイア(Maelys the Monstrous)を担いでステップ・ストーンで騒ぎを起こしました。

このバンド・オブ・ナインの中にリスの海賊でヴァレリアの子孫を名乗るサマロ・サーンって人がいるのですが、もしかしてサラドール・サーンのご先祖とかでは・・・?と思ったらやっぱりそうだった。サラはスタニス陛下のご先祖の仇なんですね。


ジェイへイリス二世(Jaehaerys II)はみずから反徒たちを征伐しようとしますが、王の手のオームンド・バラシオン(Ormund Baratheon)がはやる王をなだめ、司令官として出陣します。
オームンドはジェイへイリス二世の妹と結婚した縁で王の手に任命されたのでしょうか?バラシオン家が「手」になるのはロバー・バラシオン(Robar Baratheon)以来かと思われます。(我ながらマニアック)

しかしオームンド・バラシオンは敵の首領メイリス・ブラックファイアの手にかかり、息子ステフォン・バラシオン(Steffon Baratheon)の腕の中で息を引き取ります。
若きバリスタン・セルミーがメイリスを倒し、ブラックファイアの乱はついに終結しました。

後年ロバート・バラシオンがターガリアンに叛旗をひるがえしたとき、敵であるバリスタン・セルミーを殺さず、自分のメイスターに治療させたという美談があるのですが、ロバートにしてみれば父の命の恩人を死なせるのはしのびなかったのかも。

ステフォンはわずか十四歳でストームランドの領主に。このステフォンも次男スタニスが十四歳の時に世を去るのです。
原作でスタニスがダヴォスちゃんに「ラニスターはウサギのように殖える」とこぼしてたと思うのですが、子だくさんのライオンに比べ、バラシオンはこどもが少ないし、若死にの家系なのですね。
最新世代はシリーン姫とエドリック・ストーム(認知されてるのは)の二人しかいないので心配だ。がんばって増えてほしい。



何度も同じことを言っているが、ダヴォス・シーワースは六男にスタニス、七男にステフォンと名付けています。

ジェイへイリス二世はこのあとまもなく突然の呼吸困難を訴えて死亡。
ターガリアンはいよいよ最後の狂王エイリス二世の御代へ。


Jaehaerys II


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2017年 03月 10日 |


(自分用メモなのでお構いなく)

今日の進み具合:
チャプター35


エイゴン五世(Aegon V)の最初の仕事はブラッド・レイヴンことブリンデン・リヴァーズを王の手から解任し、壁に送ることでした。
直近のブラックファイアの反乱のときブラッド・レイヴンは赦免を餌に首謀者をおびきよせて殺してしまったのですね。王室の名誉に背く行為として処罰されました。
エイゴン五世の兄メイスター・エイモンがブラッド・レイヴンに同行しています。策略家のブリンデン・リヴァーズがこれ以上策を弄することのないようお目付け役に志願したようです。丈高きダンカンが護衛として送って行きました。

ブラッド・レイヴンは壁でロード・コマンダーに選ばれ(部下を200人も壁に連れて行ったらしい)たが、数年後に姿を消しました。
実はこの人が「三つ目の鴉(three-eyed crow)」だとwikiを読んで知ったのですが、えらく長生きですね。
そして私はずっと三つ目の鴉を「三番目のカラス」だと思い込んでいて、一羽目と二羽目はいつ出るんだろうといぶかしんでいたことをお伝えします。


エイゴン五世の最大の問題は子供たちの結婚でした。
エイゴン五世本人は恋愛結婚で、妻はベサ・ブラックウッド(Betha Blackwood)、黒髪に黒い瞳で黒きベサ(Black Betha)と呼ばれた美女です。
話はそれますが、ダヴォス・シーワースがスタニス・バラシオンから拝領した船の名がブラック・ベサ。玉葱騎士が船長をつとめたのはスタニス陛下のひいおばあさまの名前のついた船だったのですね。オニオンへのご寵愛の深さが知れようというもの。

長男のダンカンは親を見習ったのか自分も一般女性と恋愛結婚してしまいました。
おさまらないのはダンカンのフィアンセ(名前不明)の父ライオネル・バラシオンです。
「笑う嵐」と異名をとるストームランドの領主は激怒して反乱を起こします。
しかしキングズガードの丈高きダンカンが一騎打ちでライオネルを負かしたので反乱は終了。こんな大事なことを一騎打ちで決めるなんて・・・さすが笑う嵐は豪快です。

エイゴン五世は和解策として娘のレイエル(Rhaelle)をライオネルの世継ぎオームンド(Ormund)の妻とすると宣言。レイエル王女は「ライオネルの盃係、その妻の話し相手」としてストームズエンドに赴き、後にオームンドと結婚しました。
cupbearerは日本語では「酌取り」と訳されてる役職だと思うのですが、具体的に何をするのでしょうか。

開祖オーリス・バラシオンから数百年ぶりにバラシオン家とターガリアン家が接近します。
後年ロバート・バラシオンが反乱を起こしたとき支持する領主が多かったのは、彼が祖母によってターガリアン王家の血を引いているのも理由だったようです。


エイゴン五世に話を戻すと、残りの息子と娘も勝手にきょうだいで結婚しちゃったり独身主義者になってそれぞれの婚約者は面目丸つぶれ、エイゴンは大領主たちのご機嫌取りに苦労することに。

ターガリアン家はキングズランディングとドラゴンストーンしか領有しておらず、軍隊もせいぜい首都警備隊レベルで、領主たちに背かれれば天下統一を保つのは難しかったのでしょうね。
それもあってかエイゴン五世はドラゴンの再生育に熱中するようになります。

ストームズランドにある離宮サマーホールでドラゴンを孵化させようとしたエイゴン五世は、太子ダンカン、キングズガードのコマンダー丈高きダンカンらと共に炎に飲まれて世を去ります。事故の詳細はいまにいたるも不明。
この同じ日にサマーホールでレイガー王子が誕生しています。彼こそ炎の中で生まれたプリンスだったのでしょうか。


「氷と炎の歌」でよく言及される「ドラゴンを復活させようとして爆死したアホな王様」がエッグだったなんて・・・ショックです・・・

このあたりからターガリアン家没落の足音が聞こえてくる感じ。



Aegon V


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2017年 03月 09日 |

(自分用メモなのでお構いなく)

今日の進み具合:
チャプター33~34

「七王国の騎士」のエッグとダンクの時代ですね。
こんな背景があったのか!と驚くことがいろいろあります。


デイロン二世の世継ぎの太子はベイロー・ブレイクスピア(Baelor Breakspear)。
「七王国の騎士」の日本語訳では「槍砕きのベイラー」と訳されている人です。
あの小説を読んだ人ならベイローがどれほど心正しく、勇敢で、騎士道の鑑であったかよくご存じでしょう。
太子と王の手を兼任してたことからも有能ぶりが垣間見えます。誰もが次の賢王と期待していました。

しかし、「七王国の騎士」を読んだ人なら決して忘れられないある事件によってベイローは惜しくも世を去ります。妻ジェナ・ドンダリオンとのあいだの二人の息子もグレート・スプリング・シックネスで夭折。

ベイローの奥さんはストームランドの人だったのか。
ブラックファイアの乱でベイローとともに戦ったストームロードたちというのはドンダリオン家だったのかも知れませんね。
次期王候補と縁組できるなんてドンダリオン家はけっこう良い家柄だったのかな。


デイロン二世もグレート・スプリング・シックネスで倒れ、王位は次男のエイリス一世のもとへ。グレート・スプリング・シックネスは疫病の大流行で、ウェスタロス全土で猖獗を極めました。首都では死体を焼くためにパイロマンサーが雇われ、ワイルドファイアの緑の炎が燃え続けたとか。ここでワイルドファイア初登場です。

王冠を継いだエイリス一世はブリンデン・リヴァーズを王の手に任命。顔に赤いカラスの痣があるブラッド・レイヴンです。

疫病のあとは二年にわたる大旱魃が起きます。
「七王国の騎士」に唐突に”旱魃は親族殺しの王の手のせい”、という一文が出てくるのですが、ブラックファイアの乱でブリンデンが弟を殺したことを指してるようです。そんな急に言われても分からんわ。

自然災害の他、こりずに襲ってくるブラックファイアや、隙を見て叛旗を翻すアイアン・アイランズにも悩まされました。
首謀者ビタースティールを捕らえて「壁」に流刑にしたものの、輸送中に反乱軍に奪還されて将来に禍根を残すことにもなりました。


エイリス一世には子供がいなかったので、王位は弟のメイカー一世が継ぎました。

メイカー一世は、兄のベイローに起こったことを考えればもっともかと思うのですが、厳しく陰のある人物でした。
ブラッド・レイヴンが引き続き王の手を務め、ブラックファイアの反乱の他は比較的平和な治世だったようです。

メイカー一世の最大の問題は後継者でした。
四人いた息子のうち、長男のデイロンは早くに病死。
次男エイリオンはドラゴンになれると信じてワイルドファイアを飲んで死亡。エイリオンはリスに流されてた時期があったのですが、このころザ・セカンド・サンズに参加してたらしい。
三男のエイモンはシタデルでメイスターの鎖を得ていました。還俗を促されますが拒否。彼こそ後年壁でご長寿メイスターとして奉仕するエイモンなのです。
王位は末っ子のエイゴン五世(エッグ)が継ぐことになりました。


忘れないうちに先にネタバレしてしまうと、エイゴン五世はスタニス・バラシオン陛下の曾祖父でもあります。

ドラマで壁に着いたスタニスがいかにも憎々しげに
「お前が誰か知っているぞ、エイモン・ターガリアン」
と言い捨てる場面があるんですけど、そりゃ知ってるよな、スタニスにとっては曾おじいさんの兄上だ。中国だったらひざまずいてお茶でも差し上げるところですが・・・



Aerys I
Maekar I

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2017年 03月 08日 |
(自分用メモなのでお構いなく)

一日一時間を目安に聴いていますが、日ごとに時間あたりの登場人物の数が増えている気がする。特に今日は愛人が900人もいたという王様の登場で愛人と私生児がインフレ状態です。


今日の進み具合:
チャプター29~32


ベイロー一世は妹のデイナ(Daena)と結婚していましたが、信仰に生きる王は女性の誘惑をさけるため王妃をThe Maidenvaultってところに幽閉していました。
しかしなぜかデイナ王妃は男児を出産、祖父の名をもらってデイモン(Daemon)と名付けます。私生児なので姓はウォーターズ(Waters)。私生児の姓って面倒だな、母の姓にしとけばいいのに。

厭世的になったのかベイロー一世は絶食して死亡。
次の王はヴィセリス二世(Viserys II)。ダンス・オブ・ドラゴンズの最終勝者エイゴン三世の実弟です。彼は内乱時にエッソスへ逃れ、リスで結婚していました。ヴェラリオン家が高額の身代金を払ってくれたおかげで家族とともにウェスタロスへ戻り、エイゴン三世、デイロン一世、ベイロー一世の「手」を歴任しました。
地味ながら名宰相、名君だったようです。早死にしちゃって残念。


後を継いだのは長男のエイゴン四世(Aegon IV)。本邦の光源氏のような人物といえば良いでしょうか、イケメン貴公子でしたが自分を律することができませんでした。
王妃は妹のネイリス(Naerys)。実は彼女は次男のエイモン(Aemon)と愛し合っていましたが、引き裂かれて長兄と結婚させられます。エイゴン四世はネイリス王妃をまったく大事にせず、愛人をとっかえひっかえする生活を送りました。
嫡男のデイロン(Daeron II)はこんなのが父とは思えないほどよくできた王子で、ドーンのマリア・マーテルと結婚、ドーンとの友好につとめます。

ハーレム建設以外にエイゴン四世がやったことといえばドーン侵略くらい?
息子の諫めもきかず、ドーンに出兵しましたが途中で頓挫。
死ぬ前にすべての私生児を認知するという大暴挙に出たエイゴン四世は孝行息子デイロンに異腹きょうだいたちの世話を託して死亡。無責任すぎる人生でした。


ここで「グレート・バスターズ」と呼ばれるエイゴン四世の私生児の話をしなければならないのですが、とてもまとまらない・・・

一番の大物はデイモン・ブラックファイア(Daemon I Blackfyre)。彼の母はベイロー一世の王妃デイナ。さっき出てきたデイモン・ウォーターズと同一人物なのですが、エイゴン四世が認知の際にエイゴン征服王の佩刀ブラックファイアを彼に与えたので、自らブラックファイア姓を名乗るようになりました。苗字は自分で決めていいんですね。

エイゴー・リヴァーズ(Aegor Rivers)は母がリヴァーランズのブラッケン家の人。リヴァーランズってブラッケンとかブラックウッドとかブラックなんとかって家名が多い。
いつも怒ってたせいかビタースティール(Bittersteel)というあだ名がつきました。

ブリンデン・リヴァーズ(Brynden Rivers) 。母はブラックウッド家。顔に赤いカラスのあざがあるのでブラッド・レイヴンと呼ばれている。
異母姉妹の愛をめぐってビタースティールと対立。
この人は「七王国の騎士」シリーズに実体で登場します。


エイゴン四世の後継者となったデイロン二世は愚かな父に似ぬできた息子でしたが、あまりに出来がよかったので、本当の父は叔父のエイモンではないか?と噂が流れたほどです、っていうかエイゴン四世が流した。ひどい父親。

デイロン二世はスモールカウンシルの建てなおしやシティウォッチの再編成など国家のために奔走し、父の私生児たちの年金や持参金を負担しました。
デイロン二世は王妃がドーン出身。夫婦の尽力でついにドーンはターガリアンの支配を受け入れたのです。エイゴン征服王も果たせなかった偉業をなしとげました。

和平を記念してドーンに近いストームランドに離宮サマーホールを建設。ここはバラシオンの土地だったのかな?借地?ターガリアンには天領とかあったのだろうか。

一方、宮廷に多くのドーン人が仕えていることを苦々しく思う廷臣たちや、ドーンだけが「プリンス」を名乗る特権を得たのを妬む大領主たち、強硬派の王を望む人たちもいたのです。

そんな中、ブラックファイアの反乱が起きます。

デイモン・ブラックファイアが真の後継者を名乗って始まった反乱は、ビタースティールがそそのかしたものでした。
デイロン二世はブラッド・レイヴンの助力を得て反乱を制圧。

この戦いでストームロードたちを率いてデイロン二世を助けに駆けつけたのが長男で「手」のベイロー・ブレイクスピア(Baelor Breakspear)。
部下のストームロードの中にもしや「笑う嵐」ことライオネル・バラシオンがいたのでは・・・とたった一行の描写で夢がふくらみますね。

ブラックファイアは戦死、ビタースティールは残党を引き連れてブラックファイアの妻の実家エッソスに逃亡。
ビタースティールは後にゴールデン・カンパニーを設立します。「黄金の下には苦い鋼鉄」がキャッチフレーズ。

デイロン二世の残りの治世は平和なものでした。
グレート・スプリング・シックネスで逝去。

ブラッド・レイヴンはこのあともターガリアン家に仕え続けますのでお楽しみに。


Viserys II
Aegon IV
Daeron II

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