2017年 04月 29日 |
チャールズ・ダンス様とトバイアス・メンジーズさんが対立するエピソードがあったなあと思って見てみました。



Foyle's War
The White Feather


チャールズ・ダンス様はイギリスのナチス信奉者、トバイアスさんは集会に使われたホテルの関係者。

親切そうな人物だが悪役のチャールズダンス様

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トバイアスさんは暗い青年役

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果敢にもチャールズダンス様に口答えするトバイアスさん

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フォイルはどの回も面白いけど、このエピソードとテナントの出てる回は何度も見てしまう。



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2017年 04月 28日 |
S2E10 Valar Morghulis


ドラマのスタニスが原作とどこが違うか検証してみようではないのと始めてみたものの、細かいことにとらわれすぎて迷路にはまりこんでいるシリーズです。

他の記事はタグをご覧ください。


(容赦なくネタバレしています&恒例画像勝手にすいません&ダヴォスちゃん可愛いという感想しか書いてありません)

S2E10 Valar Morghulis

モルグリスって綴りが難しすぎる。みんなさっとタイピングできるのだろうか・・・
と思っていま適当にタイプしてみたら合ってた。意外に簡単だった。


≪本日のタイウィン様≫

馬で王座の間に乗り込んでくる堂々のタイウィン様

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≪ドラマのスタニス≫

スタニスはシーズン2にはもう登場しないのかと思ったら出てきました。
無事ドラゴンストーンに帰ってたようです。

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キャプチャとったので並べておきます。(無駄な記事)

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内容はともかく苦悩するシェイクスピアドラマのお手本みたいでした。

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「七番目の地獄」というのは氷と炎の世界でよく使われる言い回しですが、四番目とか六番目の地獄という言い方はないようです。
スタニスはル・ロールに改宗したんじゃなかったのか。地獄は共通か?

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あの混戦でもタイレルとラニスターに背後から襲われたというのは把握してたようです。
さすがにレンリーの亡霊などは信じてなかったみたい。

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自分が弟を殺したという認識はあるのか・・・

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メリサンドルに炎を凝視するよう勧められるスタニス。
何か見えたようです。

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≪原作では・・・≫

ダヴォスが行方不明なのでスタニスには視点者がいません。
どうやってドラゴンストーンに帰ったかはブロンが教えてくれました。

“His Lyseni kept their galleys out in the bay, beyond your chain. When the battle turned bad, they put in along the bay shore and took off as many as they could. Men were killing each other to get aboard, toward the end.”
Martin, George R. R..
A Storm of Swords 14

最後尾に配置されてたサラドール・サーンの艦隊が生存者を拾って退却したようです。
かつてスタニスの祖父はサラドール・サーンのご先祖と戦って死んでいるので、恩讐の彼方にって感じですね。

スタニスは炎の中に雪の中の戦いを見たと思うんですが、原作のどこに書いてあったか見当たらない。

あ、大事なことを忘れていた、冒頭のタイウィン様がかっこよく王座の間に入ってくる場面、原作では結婚話と論功行賞の他に捕虜の処遇も決められています。
捕虜が引き立てられてきて降伏した者は許されるのですが、ラニスターに屈しない剛の者もいて、スタニスはけっこう家臣に恵まれていたんだなと思いました。

このときラニスターに屈せず広間に引き出されたのは、赤い蟹こと老ロード・セルティガー、さらに年老いたロード・エスターモント(もしかしてスタニスの母方の祖父?伯父かな?)、足を引きずっているが誰の手助けも拒んだロード・ヴァーナー他数百人。

フロレントのさる私生児はジョフリーを罵りながら死んでいきました。

“Do not imagine this is done, boy,” warned one, the bastard son of some Florent or other. “The Lord of Light protects King Stannis, now and always. All your swords and all your scheming shall not save you when his hour comes.”
Martin, George R. R..
A Clash of Kings




以上シーズン2のリキャップでした。我ながら竜頭蛇尾な企画だった。
シーズン3もこりずにやる予定。



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2017年 04月 27日 |
S2E9 Blackwater

ドラマのスタニスが原作とどこが違うか検証してみようではないのと始めてみたものの、細かいことにとらわれすぎて迷路にはまりこんでいるシリーズです。

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S2E9 Blackwater


≪ドラマのスタニス≫

シーズン2のクライマックス、ブラックウォーターの戦い。
舞台となる河は原作ではブラックウォーター・ラッシュThe Blackwater Rushという名前なのですが、ドラマではブラックウォーターThe Blackwaterとか、単にリバーthe riverとか呼ばれているようです。

この回の脚本は原作者のGRRM。気合の入り方が違う。


船上のダヴォス・シーワースと息子のマッソス。
昔は王室艦隊から逃げ回っていたのに、いまや司令官として王室艦隊を率いることに感慨深げなダヴォス。

船の名前が出てきませんが、たぶん自分の船ブラック・ベサでしょう。

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いっぽうスタニスは別の船の甲板に立っている。これはthe Furyでしょうね。
この船は原作でtheがついてたりついてなかったりして非常に悩まされます。(どうでもいい)


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不審な船が接近してきたので弓手を待機させるダヴォス。かっこいい。

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ラニスターの船は囮で、ワイルドファイアを仕掛けられてしまうダヴォス。
水に落ちて行方不明に。もうシーズン2には登場しません。


自軍の壊滅を目撃しながらも気丈なスタニスは上陸を命じます。

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数百人が死ぬことになりますという部下に「数千人だ」と訂正するスタニス。いつも厳正なスタニス。
率先して下船する姿がりりしい。

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こんな不利な状況でも

Come with me and take this city!
(私とともに来て、町を取れ!)

と家臣に号令するスタニス。
ティリオンの感動的な演説には及ばないけど、スタニスだって部下を鼓舞することができるんです。


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船の舳先に立つ勇猛果敢なスタニス。この立ち姿いいわー。

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そのころハウンドは

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上陸。

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常に率先して戦うスタニス。

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門を攻めるが石を落とされて盾で頭を守るスタニス軍。

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スタニスの頭を守る係の子が一生懸命スタニスを見てて可愛い。

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スタニスの薄毛しか見てないこの子。

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真っ先に攻城梯子を登るスタニス。
めったに見れないスティーブン・ディレインの立ち回り。

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そのころハウンドは

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戦場に忽然と現れた白馬の騎士。驚くスタニス。

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これレンリーの亡霊なのですが、よく見ないと鹿角の兜に気づかないし、そもそもレンリーが兜をかぶったところを見たことないように思う。他の視聴者はレンリーと分かったのか?

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総崩れになるスタニス軍。スタニスだけは戦おうとするが・・・

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Stand and fight! Stand and fight, damn you!
(踏みとどまって戦え!敵に立ち向かえ、くそったれ!)

ここのdamn you!が普段のスティーブン・ディレインの現代ロンドンッ子っぽい発音で王様らしくなくて笑っちゃう。


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部下にかつがれて撤退。
怒って叫んでるスタニスが素敵。

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負け戦ではありましたが、最後まであきらめずに戦うスタニスがとても良かった。(ドラマのスタニスが全部ダメだと思ってるわけじゃないんですよ、良い場面もたくさんあるのでなおさらジレンマに苦しんでいるのです)

ダヴォスがそばにいなくてもけっこういけるんじゃないの?というかダヴォスがいると頼ってしまうから、別れて生きた方がお互いのためなのでは・・・と今ふと思ってしまいました。ごめんダヴォス。


≪本日のタイウィン様≫

最後にあらわれてすべて持っていくタイウィン様。
そしてエンディングテーマはカスタミアの雨。

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≪原作では・・・≫


スタニスはストームズエンドから騎馬隊を率いてキングズランディングに攻め込んでいます。先にブラックウォーター・ラッシュの南岸に到着して、あとから来る艦隊を待っているところ。

ダヴォスは艦隊司令官ではなく、二番手あたりにつけています。司令官のイムリーはサラドール・サーンを信用してないので海賊の艦船は(いちばん勇猛で海戦に慣れているのに)最後尾に回されてしまった。
艦隊は途中で漁民を捕らえて状況を尋問しています。漁民はラニスターが河を封鎖する装置を作っているという噂を教えてくれる。

こんな多数の船が河に入っても混みすぎてろくに戦えないと分かっているダヴォスは外海にラニスター艦隊をおびきだして戦うよう提案しますが、イムリーにすげなく却下されます。スタニスがいないと誰もダヴォスに味方してくれない。

イムリーはスタニスに追いつこうと川をどんどん遡って行きます。ダヴォスは自分だったら斥候を出して様子を見るんだがと思うが司令官に意見できない。ラニスターが本当に河口を封鎖してくれていたらイムリーも止まって考えてくれるだろうと期待するが、河には障害物はない。ただ巨大な鎖が河床に渡されてるのが見えるだけで、艦隊を防ぐ役には立っていないのでダヴォスも気になりながらも通過してしまう。


河にはラニスター側のおとり船があるだけで、スタニス艦隊が罠に気づいたときにはもうワイルドファイアに襲われ、鎖が引き上げられて外海に逃げることはできなくなってしまう。
赤壁の戦いみたいですね。

ダヴォスは(幸い先頭ではなかったので)なんとか船を後退させるが、河に落ちて意識不明に。


視点者のダヴォスが気絶してしまったのでスタニス軍の動きはひきつづきティリオンが解説してくれます。
スタニスは艦隊の全滅を歯ぎしりしながら見つつ、予定通り南岸から騎馬で攻城にかかる。
門での混戦状態の中、ティリオンは負傷して気絶。意識を失う前に鹿の兜をかぶった騎士を見る。

ティリオンが意識不明の間、サンサが噂話を語ってくれます。
噂によると戦場にレンリーが現れ、スタニス軍は怖気づいて総崩れに。
スタニスは死んだ、スタニスは逃げた、キングズランディングは守られた。


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2017年 04月 26日 |
S2E8 The Prince of Winterfell

ドラマのスタニスが原作とどこが違うか検証してみようではないのと始めてみたものの、細かいことにとらわれすぎて迷路にはまりこんでいるシリーズです。

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(容赦なくネタバレしています&恒例画像勝手にすいません&ダヴォスちゃん可愛いという感想しか書いてありません)


S2E8 The Prince of Winterfell

≪本日のタイウィン様≫

ハレンホールで「マイ・ロード」ではなく「ムロード」と発音するよう指導する場面。
英語はすべての子音に母音がつくわけではないという日本人には想像しがたい構成になっていますが、時にその数少ない母音をさらに省略して聞き取り難くするという不可解な現象が起こります。

My Lord /maɪ lɔːd/
M'Lord /mlɔːd/

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なおこのシーンは原作ではルース・ボルトンが主役なのですが、名場面を奪われても黙々と忠勤にはげむあっぱれボルトン。


≪本日のルース公≫

そのルース・ボルトンは自分の私生児に伏兵やら工作をさせているようです。息子の正体がネタバレしないよう、「マイ・バスタード」とか「マイ・ボーイ」と呼んでいてどんな可愛い息子かと期待がふくらみます。

小柄なので下から見上げながら話すポーズが妙に色っぽいルース公。

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≪ドラマのスタニス≫

ストームズエンドを出発してキングズランディングに向かうスタニスの艦隊。
ダヴォスは前回艦隊司令官に出世したので、ここは旗艦船かな。

If the wind holds, we’ll reach King’s Landing in a day.
(もし風がもてば、一日でキングズランディングに着くでしょう)

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Will it hold?
(もつか?)

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スタニスの冗談にふふっと笑ってあげる優しいダヴォス。
Can’t make promises for the wind, Your Grace.
(風についてはお約束できません、陛下)

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スタニスの数少ないジョーク(しかも寒い)。
でも珍しく機嫌よくリラックスしているスタニスをお楽しみいただければと。

とつぜんセンチメンタルジャーニーになるスタニス。

I admire you, Ser Davos.
(お前には敬服しているぞ、サー・ダヴォス)

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こういうことには慣れっこなのか?冷静なダヴォスちゃん。

I thank you, Your Grace.
Pleased to hear it.
(ありがとうございます、陛下。
嬉しいお言葉です。)

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めったにない良い会話なのでここからすべて訳す所存。飛ばしてください。

Some highborn fools call you Onion Knight and think they insult you.
So you take the onion for your sigil, sew it on your coat, fly the onion flag.
(生まれのいいの馬鹿どもの中にはお前をオニオン・ナイトと呼んで侮辱したつもりの者もいる。
だからお前はオニオンを自分の紋章に選んで外套に縫いつけ、オニオンの旗を掲げているのか。)

My son wishes me to change it.
Three mermen with tridents, something like that.
I understand why the older families look down at me.
(私の息子は変えたいと思っております。
三叉矛を持った三人の男の人魚とかそういったものに。
古い名家がなぜ私を見下すのかは分かっています。)

Do you?
Why?
(分かっているのか?
なぜだ?)


玉葱を一番ひんぱんにオニオン・ナイトと呼んでいるのはスタニスのような・・・

sigil/ˈsɪdʒɪl/というのは紋章のことです。シヂルという発音を期待していると「セジョウ」みたいな音で最初はなかなか聞き取れなかった。

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My father was a crabber.
(私の父は蟹漁師でした。)

And?
(それで?)

Well, sons of lords don’t like to break bread with sons of crabbers.
Our hands stink.
(貴族の子息たちは蟹漁師の息子たちとは朝食をとりたがらないのです。
私たちの手は臭いので。)

crabberは「蟹を取る人」と辞書にあるのですが、フリー・ボトムに蟹なんていたのだろうか。
ブラックウォーターの河口で漁をしていたのか、それとも何か別の職業の隠語?

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And where were those lords when Storm’s End starved?
(それでその貴族たちはストームズエンドが飢えていたときはどこにいたのだ?)

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Many fought bravely for your brother.
Many fought for the Mad King.
(多くが陛下の兄上のために勇敢に戦いました。
多くが狂王のために戦いました。)

You defend these men who insult you behind your back.
(お前を背後で侮辱する者たちをかばうのか。)

Some are happy to do it to my face.
(喜んで面罵する者もおりますよ。)

We were forgotten.
Robert and Ned Stark, they were the heroes.
The glorious rebels marching from battle to battle, liberating towns from the yoke of the Mad King, while I held Storm’s End with five hundred men.
(我々は忘れられたのだ。
ロバートとネッド・スターク、彼らは英雄だった。
栄光ある反逆者たちが戦いから戦いへと行進し、狂王のくびきから街を解放する。
その一方で私は500人でストームズエンド守っていた。)

No one has forgotten, Your Grace.
(誰も忘れてなどおりません、陛下)

No?
Robert did.
He gave Storm’s End to Renly after the war.
Renly never fought a day in his life.
(そうか?
ロバートは忘れたぞ。
戦後ロバートはストームズエンドをレンリーに与えた。
レンリーは一日も戦ったことなどなかったのに。)

He was only a boy.
(レンリーはまだほんの少年でした。)

Then why’d he give him Storm’s End?
(ではなぜストームズエンドを与えたのだ?)

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ストームズエンドの包囲戦の思い出を語りはじめるスタニス。
過去恨み節モードに入ったスタニスを止められるものはいない。

First, we ate the horses.
We weren’t riding anywhere, not with the castle surrounded.
We couldn’t feed them, so fine, the horses.
Then the cats.
Never liked cats.
So fine.
I do like dogs.
Good animals.
Loyal.
But we ate them.
Then the rats.
The night before you slipped through, I thought my wife was dying.
She couldn’t speak any more, she was so frail.
(最初に馬を食った。
もう乗っていくところもなかった。城が包囲されていてはな。
餌もやれなかったし、だからそれでよかった、馬のことは。
それから猫だ。
猫は好きじゃない。
だからかまわなかった。
犬は好きなんだ。
良い動物だ。
忠実で。
だが食った。
それから鼠だ。
お前がすべりこんで来る前の夜、私は妻は死にかけていると思った。
もう話せなくなっていた。とても弱っていた。)
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ドラマでは原作と二年のずれがあるそうなので、スタニスはロバートの反乱のときすでに結婚していたことになっています。しかしそれではリーチの勢力を取り込むという政略結婚の目的が無意味になってしまうのだが。フロレントと結婚したのにタイレルに包囲されては何のために結婚したか分からない。

急に口調が優しくなるスタニス。
And then you made it through the lines.
Slipped right through in your little black sailboat with your onions.
(そしてそこへお前が包囲戦をくぐって来た。
お前の小さな黒い船にオニオンを載せて、まっすぐすべりこんで来た。)

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雰囲気を軽くしようとするダヴォスだが、スタニスは聞いちゃいねえ。

And potatoes.
Some salted beef, I believe.
(それにジャガイモも。
塩漬け肉もいくらかあったと記憶していますよ。)
ドラマではなぜか牛肉になってますが、原作のダヴォスは塩漬け魚を運んできて、スタニスはダヴォスのことを「わが玉葱と塩漬け魚の騎士」と呼んでいるところがとても可愛い。


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すごく怖い顔だがロマンチックなことを言っているスタニス。

Every man in Storm’s End wanted to kiss you that night.
(ストームズエンドのすべての男があの夜お前にキスしたがった。)

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雰囲気を軽くしようとするダヴォスだが、スタニスは聞いちゃいねえ。

I was relieved they did not.
(彼らが実行しなくてほっとしました。)

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スタニスが過去を思い出して憤激してるあいだは銀座の一流ホステスのように微笑みを浮かべて静かに拝聴しているダヴォスは賢い。

Robert told me to hold Storm’s End, so I held it.
Then he told me he was giving it to Renly, so I gave it up.
Insult or no, I gave it up.
Because Robert was my older brother, and he was the king and I’ve always done my duty.
But now, I’m the rightful king by every law of Westeros.
(ロバートがストームズエンドを守れと言った、だから私は守った。
それからロバートはレンリーに城をやるつもりだと言った、だから断念した。
侮辱だろうとそうでなかろうと、断念したのだ。
なぜならロバートは私の兄で、私の王で、私は常に自分の義務を果たしてきたからだ。
だが今はウェスタロスのあらゆる法によって私が正当な王だ。)

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しかしオチが意外すぎた。

And when I sit the Iron Throne, you’ll be my Hand.
(そして私が鉄の王座に座った暁には、お前が私の手となる。)


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びっくりしてしばらく言葉がでないダヴォス。


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ぎこちなくひざまづくとこ可愛いな。

Your Grace, I pray I serve you well.
(陛下。身命を賭してお仕えいたします。)

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I expect you’ll be the first crabber’s son to wear the badge.
(お前が手のバッジをつける最初の蟹漁師の息子になるだろうな。)

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原作では王の手が着けるのは手を連ねたネックレスですが、ドラマではバッジ。
ダヴォスは結局一度も手のバッジをつけなかったと思う。
つけたところを見てみたかった。

ダヴォスを驚かせて満足したので、さっさと自室(?)へ帰ってしまうスタニス。
まだびっくりしてるダヴォス。

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≪原作では・・・≫

ドラマのチーム・ドラゴンストーンは全員船に乗ってキングズランディングを目指していましたが、原作では二手に分かれています。

主力のスタニス軍:騎馬でストームズエンドから王の道を通ってキングズランディングへ
艦隊:サー・イムリー・フロレント(セリース王妃の兄弟)を司令官として海路ブラックウォーター・ベイへ

チーム・ドラゴンストーンいつもの約束「ダヴォスが見てないときのスタニスが何をしてるかダヴォスにも読者にも分からない」の法則に基づき、ダヴォスはスタニスはもう何日も前にキングズランディングについているだろうなあと推測するばかりです。
意外な気がしますが、騎兵のほうが船より早いんですね。

旗艦the Furyをまかされたイムリー・フロレントは遅れを取り戻すため(ストームズエンドで嵐にあって遅れた)、ずんずん突き進んでいきます。
ダヴォスや息子たちの船は先陣ではなく二番手あたりのようです。


というわけで、ドラマのスタニスとダヴォスの幕間劇は原作には存在しないのでした。
会話の内容はプロローグのクレッセンの回想に基づいているんでしょうか。



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2017年 04月 25日 |
S2E5 The Ghost Of Harrenhal

ドラマのスタニスが原作とどこが違うか検証してみようではないのと始めてみたものの、細かいことにとらわれすぎて迷路にはまりこんでいるシリーズです。

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(容赦なくネタバレしています&恒例画像勝手にすいません&ダヴォスちゃん可愛いという感想しか書いてありません)


S2E5 The Ghost Of Harrenhal

≪ドラマのスタニス≫

レンリーの天幕のタペストリーが高松塚古墳みたいでかわいい。

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レンリーが突然の謎死を遂げた翌日かな?
洞窟で恐怖の一夜を過ごしたダヴォスが戻ってきたようです。

レンリーの死をみなが嘆いていると探りを入れるダヴォス。

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スタニスは愚か者は愚か者を愛するものだと冷たい。

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スティーブン・ディレインは時々舌をペロッと出して変顔をするのですが、これも役作りの一環なのか?単なるご本人の癖?

洞窟で見た出来事について話し合いたいダヴォス。

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だがスタニスはその話はしないとはねつける。
だんだん機嫌が悪くなるスタニス。

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チーム・ドラゴンストーンはいつも薄暗いところで顔だちもはっきり分からないところが中世ぽくてリアルですが、明るい陽光の下のスタニスは各段の美しさです。

I’ve never known you to need to hear a thing twice.
(おまえに二度同じことを言わねばならんとは知らなかったぞ。)

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And I’ve never known you to hide from the truth.
(そして私はあなたが真実から逃げる方とは知りませんでした。)

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You’ve come to lecture me on truth?
(真実について説教しに来たのか?)

I’ve come to tell you that what I saw…
(私が見たものについてお話しに来・・・)

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だがスタニスは家臣が増えたことで昨夜のできごとを正当化しようとする。
All my brother’s bannermen have come to my side.
Except the Tyrells, who fled like cowards.
They won’t be able to resist us now.
Soon I shall be sitting on the Iron Throne.
(弟のバナーマンはすべて私の側についた。
臆病風に吹かれて逃げたタイレルだけは別だが。
奴らはもう我らに抵抗する力はない。
すぐに私は鉄の王座につく。)

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背後のタペストリーでいま気づいたのですが、ここはレンリーの天幕ですね!(←いまさらすぎる)
レンリー軍のキャンプを接収に来てるのか・・・ずっとスタニスのテントでの会話だとばかり。

道理で明るくて調度品が垢ぬけてると思った。
レンリーインテリアのセンスいいなあ。


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スタニスが取り合ってくれないので別方向から攻めてみるダヴォス。
いつキングズランディングに向けて出航するのか質問する。


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軍を統合したらすぐに出発して、まずブラックウォーター・ベイのラニスター艦隊を叩いて・・・と予定を説明するスタニスだが、ダヴォスの意図はそこではなくて

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And will you bring Lady Melisandre with you?
(それでレディ・メリサンドルを随行させるのですか?)

リアムさんはめったにスタニスに嫌な顔をみせないのですが、この時の嫉妬と嫌悪の表情いいよね。

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That’s not your concern.
(それはお前の関知するところではない。)

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If you take King’s Landing with her by your side, the victory will be hers.
(彼女を伴ってキングズランディングを取れば、勝利は彼女のものとなります。)

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スタニスは偉そうなことを言っているが、後ろめたいのでダヴォスを見ないんですよね。
スティーブン・ディレインは原作を読んでいないと言ってるので、脚本だけからスタニスの役作りをしたのでしょうが、こんな掴みにくいキャラクターをよくここまで演じたなあと思う。
俳優の実力ってこういう地味な場面で出ますね。

I never thought I’d have reason to doubt your loyalty.
Was I wrong?
(お前の忠義を疑う必要はないと思ってきた。
間違っていたのか?)


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Loyal service means telling hard truths.
(忠義を尽くすとは真実を語ることです。)


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Oh, truth again.
All right, what’s the truth?
The hard truth?
(またも真実か。
よかろう、真実とは何だ?
厳正な真実とは?)
The hard truthは「受け入れがたい事実」の意味もあるんでしょうか。よく出てくる単語だが意味わからず(無能)。

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She’s a foreigner preaching her foreign religion.
Some believe she whispers orders in your ear and you obey.
(彼女は異国の神を説く異国人です。
彼女が陛下の耳に命令をささやき、陛下が従っていると信じている者もおります。)

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What do you believe?
(お前は何を信じている?)
スタニスはダヴォスちゃんにを嫉妬させて楽しんでいるのだろうか。

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You won those bannermen from Renly.
Don’t lose them to her.
(陛下はレンリーのバナーマンを勝ち取られました。
彼女のせいで失ってはなりません。)

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スタニスは突然とんでもないことを言い出す。

We set out for King’s Landing without Lady Melisandre.
And you lead the fleet into Blackwater Bay.
(レディ・メリサンドルは連れずにキングズランディングに向けて発つ。
そして、艦隊をブラックウォーター・ベイに率いるのはお前だ。)
ダヴォスとメリサンドルはバーター契約なのか?

20170812221212

とまどうダヴォス。可愛い。

Your Grace, I’m honoured, but my time on the sea was spent evading ships, not attacking them.
The other lords won’t be happy.
(陛下、名誉なことですが、私はこれまで船を避けても攻撃したことはありません。
他の貴族たちは不満に思うでしょう。)

20170812221207


Most of those lords should consider themselves lucky I don’t hang them for treason.
Hard truths cut both ways, Ser Davos.
(貴族どもは反逆罪で吊るされないだけありがたいと思うべきだ。
厳正な真実は諸刃の剣だぞ、サー・ダヴォス。)
スタニスが何をいいたいか分からん。
cut both waysは良いことにも悪いことにも使えるって意味らしいのですが、ダヴォスは昇進したから良かったのか?


20170812221203

最初イライラしてたスタニスが途中でダヴォスを昇進させて意趣返ししてやろうと思いついて口元にちょっと微笑みを浮かべるのが今日の見どころです。
スタニスファンになると俳優のごくわずかな表情や仕草を注意深く観察するようになるので、演技を見る目が磨かれますよ(もっともらしく言ってみた)。


ご存じない方もいるかも知れませんがチーム・ドラゴンストーンの醍醐味は
「ダヴォスに真実を話すよう求めるスタニスが、ダヴォスが愚直に真実を話すと痛いところを突かれて怒り出すんだけど、ダヴォスがあまりに一生懸命なので許してついでに昇進させてしまう」
というシットコムのようなパターンにあります。


≪原作では・・・≫

原作ではダヴォスが告発文書配達の旅から帰ってきたのがレンリーの死後一週間ほどしてから。そのあとも八日間もスタニスに面会できなかったとあるので、ドラマのレンリーのキャンプ接収場面自体が原作にはありません。

ドラマのこの場面のモデルは、ペンローズとの会見後、スタニスが自分の天幕でダヴォスと会話するシーンと思われます。会話の内容はまったく違いますが、ダヴォスが真実を話そうとつとめてスタニスが怒ったり笑ったりするという流れは似ている。

“Are you here to serve me, smuggler? Or to vex me with arguments?”
“I am yours,” Davos said.
Martin, George R. R
A Clash of Kings


原作ではメリサンドルを会戦に連れて行かないよう求めたのはダヴォスではなくて、Lord Bryce Caron。
もとはレンリーの家臣だった人ですね。セリース王妃派はメリサンドルを留任させたいが、新しくスタニスに降伏してきた貴族たちはメリサンドルを疑わしく思っている。スタニスは家臣のパワーバランスを取るのに腐心しています。人間関係下手なのに可哀想。
Stannis had shipped her back to Dragonstone with his bastard nephew Edric Storm. [...]All the same, the king had been on the point of refusing them until Lord Bryce Caron said, “Your Grace, if the sorceress is with us, afterwards men will say it was her victory, not yours. They will say you owe your crown to her spells.” That had turned the tide. Davos himself had held his tongue during the arguments, but if truth be told, he had not been sad to see the back of her. He wanted no part of Melisandre or her god.
Martin, George R. R..
A Clash of Kings

ダヴォスが艦隊の司令官に命じられるという場面も原作にはありません。
スタニスはダヴォスを個人的には信頼しているが、一介の騎士を大抜擢することはできない。スタニスは人の気持ちが分からない人ですが、大領主の子弟に生まれて長年閣僚をつとめ、卓越した軍人でもあるのでそれなりの政治感覚は持っています。

ブラックウォーター・ベイの司令官はセリースの兄弟イムリー・フロレントSer Imryが務めました。イムリーはレンリーの死後、他のフロレントと降伏してきた騎士。正直この人事もどうかと思うが、旧レンリー軍の不満を抑えるためでしょうか。


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