2017年 09月 05日 |
続きです。
ネタバレ踏みたくないかたはここでお帰りください。(簡潔な警告)

Robert's Rebellionはハレンホールの馬上槍試合からドラゴンストーン落城まで足かけ三年ほど(たぶん)に渡って起きた一連の出来事の総称です。そのうちどのへんがロバートの反乱かというと王座についたところかな?あとはいろんな人がいろんなことをやったのに全部ロバートに責任押しつけたって感じですよね。


「マンダーの戦い」

こんな戦いがあったなんて今http://awoiaf.westeros.orgのwikiを読んでて初めて知りました、貴女もですかそうですか。

〈グレイジョイ家〉

アイアン・アイランズはここまで中立を保っていましたが、レイガーの死を知って今反乱軍に加わらないとバスに乗り遅れる!とリーチのマンダー(この地名はホワイトハーバーのマンダリー家にちなむらしい)を攻撃。
このときの鉄人の領主はクエロン・グレイジョイ(読み方間違ってたらごめん)。息子三人(ベイロン、ユーロン、ヴィクタリオン)が父をそそのかしました。
略奪品をいくらかかすめとったところでクエロンが戦死、鉄人たちは帰郷した。何しにきたのあんたたち。


「キングズランディングの略奪」

〈ターガリアン家〉
トライデントの戦いでレイガーは戦死しキングズガードは壊滅、敗残の王党軍は王都へ逃げ帰ります。
エイリス二世はレッド・キープに籠城、数千人の兵士が守っている。
レイガーの死を知ったエイリスは懐妊中のレエラ王妃とヴィセリス王子をドラゴンストーンへ疎開させる。
プリンス・ルウィンがレイガーを裏切ったと思い込んだエイリスはプリンセス・エリアの疎開を拒否。
ひそかに開発していたワイルドファイアで反乱軍を焼こうと計画するエイリスだが、王の手チェルステッドに凶行を暴かれそうになり、チェルステッドを殺してパイロマンサーのロサートを王の手に任命。この期におよんで忙しいエイリス。


〈マーテル家〉
トライデントの戦いでプリンス・ルウィンは戦死。プリンセス・エリアはレイガーの二人のこどもレイニス、エイゴンとともにキングズランディングに人質に取られたまま。


〈バラシオン家〉
トライデントの戦いで怪我をしたロバートは軍の指揮権をネッド・スタークに委任。

〈スターク家〉
全権をまかされたネッドは王党軍を追ってキングズランディングへ。


〈ラニスター家〉
エイリスの召命にも反乱軍にも応じず、カスタリーロックにとどまっていたタイウィン・ラニスターがようやく重い腰をあげてキングズランディングに向かいました。
トライデントの戦いの二週間後、ウェスターランズの一万二千の兵を率いて王都に現れたタイウィン。
ヴェイリスは門を開けないようエイリスに助言しますが、グランドメイスター・パイセルがタイウィンを都に入れるよう進言。入城したラニスター軍はキングズランディングの略奪を開始する。

キングズガードの生き残りジェイミー・ラニスターは父との交渉を願い出るが、エイリスは拒否、ジェイミーにタイウィンを殺すよう命じる。ジェイミーはエイリスが王都を焼こうとしていることに気づき王の手ロサートを殺害。王座から逃げようとするエイリスの喉を裂く。
ジェイミーは玉座に座り、誰が(エイリスの世継ぎヴィセリスかレイガーの息子エイゴンのどちらかって意味か?)鉄の王座を要求しにくるか待つ。

ラニスター家は反乱軍への忠誠を示す必要にかられたのか、メイゴーのホルドファストにいたレイニス王女とエイゴン王子をプリンセス・エリアの目の前で殺し、さらにプリンセス・エリアを惨殺。エイゴンは顔の見分けがつかない姿になっていた。
タイウィンはロバートへの忠心の証として鉄の王座の下に三人の遺骸を並べる。猫みたい(ライオンか)。


〈スターク家〉
ネッドはキングズランディングに到着、鉄の王座に座るジェイミーを発見。


〈バラシオン家〉
ロバートがようやく王都へ。
新王として戴冠する。


この段階で次の王はネッドでもジェイミーでもタイウィンでもおかしくなかったんですよね。
反乱を始めたジョン・アリンが年の功で王になっても良かったのかも。
結局ロバートが新王朝を開始したわけですが、彼が推された理由のうち「祖母がターガリアンの姫君(エイゴン五世の娘)だから」が皮肉です。


ロバートはストームズエンドの包囲が終わってないうちにもう王様になってるが、スタニス(とレンリーとクレッセン)を戴冠式に呼んでやろうという気はなかったのか・・・


[PR]
2017年 09月 04日 |
続きです。
ネタバレ踏みたくないかたはここでお帰りください。(簡潔な警告)


283 AC

「トライデントの戦い」

ロバートの反乱は全体的に謎だがいちばん分からないのにクライマックスということになってるのがトライデントの戦い。
trident(三つ叉)という名前は三つの部族が住んでる地域だからついたのでしょうか(説明読んだが分からなかった)、リヴァーランズの主要な河川です。ここで反乱軍と王党軍が最後の合戦を繰り広げました。


〈バラシオン家〉
ロバートはスターク、アリン家、タリー家の合同結婚式が行われているリヴァーランズへ向かい、このころ鉄の玉座は自分のものだと宣言した(と原作者が言った、とwikiに書いてあるがどこまで本当なのか)。


〈ターガリアン家〉
エイリス二世はようやく反乱の重大さに気づき、バリスタン・セルミーらキングズガードをコニントンの援軍に送る。王都にはジェイミー・ラニスターが残って王を守護。
エイリスはキングズガードの隊長ジェラルド・ハイタワーを派遣してドーンのタワー・オブ・ジョイにいるレイガーを連れ戻す。父ちゃんは放蕩息子の居場所を知ってたのか。一国の王子が雲隠れするほうが無理か。

レイガーはハイタワーの他にアーサー・デインとOswell Whentをドーンに残して帰還(そんな強力な騎士を何人も置いてきて大丈夫か)。帰任したレイガーは王党軍を指揮し、父にタイウィン・ラニスターに応援を求めるよう助言。


〈マーテル家〉
プリンセス・エリアをターガリアンの人質に取られているマーテル家はターガリアンのために戦うしか道はない。悲しい。
キングズガードのプリンス・ルウィンがドーンの兵士一万人を率いてレイガーの応援に赴く。



トライデントの合戦の陣容はこんな感じ?

〈反乱軍〉
・北部の諸侯。(たぶん全部)
・アリンのヴェイルの諸侯。一部は王党軍に残留。
・リヴァーランズのタリー家。他は王党軍。フレイは日和見。(ここで遅れてきたフレイをタリーが執拗に責めたせいで後年大変なことに)
・ストームランズの一部。ストームランダーの多くはストームズエンドに封じ込められたり、アシュフォードで敗退して動けない。
反乱の首魁にもかかわらず、ロバートの直臣は少ない。王位についてもラニスターやアリンに頭が上がらないのはこの時の借りでしょうか。


〈王党軍〉
・ドーン兵一万。
・鐘の戦いで生き残った王党派。
・クラウンランズの諸侯。狭い海の諸侯など、とwikiには書いてあるのですが本当だろうか。セルティガーもヴェラリオンも影も形も見えないが。
・リーチの諸侯のうちストームズエンド攻めに加わっていない者。

王党軍は四万人、そのうち一割が騎士。反乱軍は数で劣っているが転戦を重ねて鍛えられている。


合戦は後にルビー・フォードの名で知られる渡し場で行われた。
レイガーが川を渡ろうとしたところにロバートが割れ鐘のような声で宣戦布告。

多くの戦士が勇猛に戦ったが、レイガーとロバートの一騎打ちが勝敗を決した。
ロバートがウォー・ハンマーでレイガーの胸当てをぶちぬいて殺し、王子を失った王党軍はちりぢりに逃亡。

ロバートを悪く言う人たちも、この戦いでロバートが正々堂々とレイガーに勝ったことだけは否定できないようです。
レイガーの死体はターガリアンの伝統にしたがって火葬されたらしい(と原作者が言った、とwikiに書いてある)。
実は死んでませんでしたとかいうオチやったらさすがに怒るでしかし(横山やすし)。


ターガリアンの敗因は反乱軍をなめてたことでしょうね。
バラシオン家はライオネルのころにも反乱を起こしてあっさり鎮圧されてるので、今度もすぐに抑えられるだろうと思ったのでしょうか。
しかし笑う嵐の乱はバラシオンの私怨だったが、ロバートの乱はバラシオンだけの反乱ではなく、スターク家の敵討ちや、あわよくば王家を転覆してやろうという陰謀家の合同軍だった。

私はジョン・アリンがいったいどういうつもりで義軍を挙げたのかすごく知りたいのですが、歴史の闇に葬られてしまうのでしょう。GRRMは書いてくれないだろうしね。

(続く)


[PR]
2017年 09月 03日 |
続きです。
ネタバレ踏みたくないかたはここでお帰りください。(簡潔な警告)


「ガルタウン攻略」

〈アリン家〉
ジョン・アリンが自分のバナーマン(複数はバナーメン)に呼びかけ反乱のきっかけとなりました。
ヴェイルのバナーメンたちが全員アリンに味方したわけではなく、ガルタウンで反乱軍と王党軍の最初の衝突が起こる。

〈バラシオン家〉
ロバートが王党軍の首領を倒してヴェイルの戦いは終了したようです。ここまではアリンの義挙だったのが、このあたりからロバートがリーダーシップを取るようになったのでしょうか。


「サマーホールの戦い」

ロバートとネッドはそれぞれ地元に帰ってバナーメンを集める。

〈スターク家〉
北部は領主と世継ぎをターガリアンに殺されてるし、もともと独立心が強い地域なので、一致団結して立ち上がったようです。

〈バラシオン家〉
しかしロバートの故郷ストームランズの諸侯は、領主のフィアンセが誘拐されただけでは王家に逆らう気になれなかったようです。セルミーやコニントンのように宮廷に子息が出仕してる家もあるし、急に逆賊になれって言われても・・・というわけで王党軍と反乱軍に分かれて内部で争うことに。
離宮のあるサマーホールで一日に三度合戦が行われ、ロバートが全勝。


「アシュフォードの戦い」

〈バラシオン家〉
ロバートは次弟スタニスにストームズエンドをまかせて北上します。
しかしアシュフォードでランディ・ターリーに撃破される。この人はサムウェル・ターリーのお父さんんですね。
からくも逃れたロバートはネッドとアリンに合流。

一方ターリーの主君タイレルは調子に乗ってストームズエンドを包囲、このあとスタニスは一年に渡って籠城を強いられ、飢えに苦しむことに。

〈ターガリアン家〉
エイリス二世は敗戦の責めを取らせて王の手のメリウェザーを解任、レイガーの親友ジョン・コニントンを王の手に任じる。コニントンはストームランダーでもともとバラシオンの家臣ですが、ロバートとそりが合わずに宮廷勤めをしていたようです。レイガーはどうして親友のコニントンをおいて逃げたのかな。


「鐘の戦い」

〈スターク&アリン家〉
ネッドとアリンはリバーランドのタリー家を説得、反乱軍に引き入れます。

〈バラシオン家〉
王の手ジョン・コニントンがロバートをストーニー・セプトに追い詰める。
そこへスターク、アリン、タリーの合同軍がロバートの救援に現れ、王党軍は敗退。

〈ターガリアン家〉
エイリスはコニントンをウェスタロス所払いの刑に。コニントンはエッソスに逃げて消息不明となりました。

〈スターク&アリン家〉
この戦いで跡継ぎを失ったジョン・アリンはライサ・タリーと結婚。ネッドもカトリン・タリーを娶る。


〈無駄な感想〉
何度読んでもコニントンが可哀想だなあ。
国土がまっぷたつに分かれて争っているときに肝心のレイガーはどこかに雲隠れしています。

ターガリアン(の姓を持つ人物)はロバートの反乱が起きてからまだ誰も戦ってないんですね。ターガリアン家は領土を持たず、キングズランディングとドラゴンストーンに城を所有しているだけ。
王家の軍隊は王の親衛隊キングズガードと王都の警備軍シティウオッチのみ。ドラゴンがいたころは軍隊なんて必要なかったのでしょうが、反乱が起きてみたらとても心細い軍備だった。

エイゴン五世はそれを分かっていて諸侯と通婚して王権を強固にしようとしたのでしょうね。でもうまくいかずに却って笑う嵐の乱が起きたりして、結婚はターガリアンにとっては諸刃の剣。


(つづく)


[PR]
2017年 09月 02日 |
(イントロ ♪てーれれれーれーれー ひょろーーん)
Well, since you ask me for a tale of “Robert's Rebellion was built on a lie.”...

ジョン・フィネモアのSouvenir Programmeの物真似で始めてみました。※

どうせ読む人もほとんどいないブログですので、ネタバレしても平気でしょうが、ネタバレ踏みたくないかたはここでお帰りください。


ゲーム・オブ・スローンズS7のラストでブラン・スタークが天地を揺るがす驚愕の発言をしたのですが、ネットでは彼の発言を支持する人が多いようで二度びっくりです。特にマスコミの記事が肯定してて驚いた。
ブランのセリフを聞いたときに私が思ったのは「さすがトランプを大統領にする国のドラマ・・・フェイクニュースを安易にまき散らしすぎ・・・」だったのですが。自分は真の少数派だったのか。


じゃあロバートの反乱ってどんな出来事だったのかおさらいしてみようという企画です。
しかしもう自分でも忘れてましたが、「氷と炎の世界」を読んだ時に感想を書いてました。


↑これと同じことをしつこくもう一度繰り返して書くだけなので以下は読まなくて大丈夫です、
ご清聴ありがとうございました。


面倒なので(始める前から面倒)A Wiki of Ice and Fireをもとに適当にまとめました。GoTのほうではなくASoIaFですのでそこんとこよろしく(矢沢)。


281 AC

「ハレンホールのトーニー」

Lord Walter Whentがハレンホールで開催。主催する度量のある領主ではないので、影の開催者がいるのではと囁かれていた。最有力候補はレイガー王子。

〈バラシオン家〉
領主ロバートが参加。

〈スターク家〉
領主の長子ブランドン、ネッド(18歳)、リアナ(14歳くらい)、ベンジェンが参加。

〈ラニスター家〉
ジェイミーがキングズガードに加入したので開会式は彼のお目見えを兼ねていた。ジェイミーはここでエイリスに忠誠を誓う。
しかしエイリス二世はすぐにジェイミーをキングズランディング守護のため帰還させる。意趣返しに「笑う木の騎士」に化けて戻ってきたとの噂あり。


〈ターガリアン家〉
エイリス二世がめずらしく来臨。ヴェイリスが「この試合はレイガー王子が謀反の相談のために開催した」と吹き込んだので心配になって見に来たらしい。
太子レイガーが妻エリア・マーテルを伴って参加。


試合の結果はレイガーが優勝。本来なら主催者の娘を愛と美の女王に選ぶんだと思うが、なぜかリアナ・スタークを愛と美の女王に選出。後日の戦禍の種をまいた。

このときルウィン・マーテルとオベリン・マーテルも出席してるのでマーテル家の人々の心中は穏やかでなかったでしょうね。


282 AC

「リアナ・スタークの誘拐」

〈スターク家〉
トーニーの翌年、リアナがハレンホールから10リーグの地点でレイガーに誘拐される。
誘拐の詳細不明。

〈ターガリアン家〉
レイガーがアーサー・デインとOswell Whentの助力を得てリアナを誘拐。しばらく消息不明に。


「スターク家の領主と跡継ぎの殺害」

〈スターク家〉
カトリン・タリーとの婚礼のため南下していたブランドンがリアナの誘拐を聞いてキングズランディングに乗り込み、レイガーの死を求める。レイガーは不在、エイリス二世がブランドンを太子殺害を企てた罪で逮捕、領主リカードを王都に召喚。
リカードとブランドンは反逆罪でエイリス二世に惨殺される。
次男ネッドはヴェイルのジョン・アリンのもとでロバート・バラシオンと共に父と兄の悲報を聞く。

〈アリン家〉
エイリス二世はジョン・アリンにネッド・スタークとロバート・バラシオンを差し出すよう命じる。ジョンは王命を拒否、自分の家臣を呼び集め、ここにロバートの反乱が始まる。


「ロバートの反乱」が始まったのはジョン・アリンが武装蜂起したときなんですよね。これじゃ「アリンの乱」と言ったほうが良いのでは。
ロバート本人が何を思い、どうしてたのかどこにも出てこないような気がするが・・・

(つづく)


※ジョン・フィネモアのスーベニール・プログラムというラジオコメディがあって、名物コーナーに「いいでしょう、あなたが○○の話をお望みというなら・・・」で始まるのです。もうすごい大笑いなの。



[PR]
2017年 08月 31日 |
ドラマがスタニスにしたことを許せる日は決してこないだろうと思ってたのですが、さっきシーズン7を見終わって、スタニスはもう誰の手にも届かない安全なところにいることに百万遍くらい感謝しました。

ありがとうドラマ制作者の人々よ。もうバラシオンのことはご放念ください。彼らは第七の地獄で一族楽しく暮らしています。


[PR]