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2015年 01月 15日 |
あまりにも暗くて地味な印象だったのでまったく期待せずに見てたのですが、だんだん面白くなってきて、いまやすごくはまっています。シーズン2の半分くらいまで見ました。




アメリカ版必殺仕事人みたいな話と私は思っているのですが、仕事人が死なないと助けてくれないのに対して、「パーソン・オブ・インタレスト」は生きてるうちに助けてくれるのが良いところです。


CIAくずれで生きる希望を失ってホームレス化しているジョン・リース君(左側)が主人公。
コンピューターオタクの気持ち悪い中年男ハロルド・フィンチ(右側)に一緒に組んで仕事しないかと誘われる。
断りたいがつきまとわれて断れない。

仕事の内容は、これからトラブルに遭いそうな人物を守ること。その人物については社会保障番号しか分からず、被害者になるのか加害者になるのかも分からない。政府関係のコンピューターが番号だけ教えてくれるので、自分でトラブル内容を突き止めて阻止しなければならない。

っていうよくわかんない仕事なわけです。


こんなドラマのどこが面白いんだろう・・・と思ってたのですが、最初は気持ち悪いとしか感じなかったパソコンマニア男性フィンチがだんだん可愛く思えてきたらもう引き返せない罠なのです。

社会保障番号を出してくる「マシーン」とよばれるコンピューターシステムはフィンチが作ったのですが、秘密を守るため愛する女性とも会えない孤独な人生を送る悲しい男です。
ジョン・リースも社会的には死んだことになっていて、すさんだ生活をしてたのですが、フィンチが人助けというやりがいのある仕事を与えてくれたおかげでいまでは毎日イキイキ過ごしています!っていうところに次第に萌えを感じるようになってきて、そうなったらもう終わりだな・・・と思えます。

フィンチは体の動かし方も喋り方もなんだかヘンな人で、声も甲高くて奇妙です。
オープニングのナレーションと最後の「次のエピソードまでチャンネルはそのまま」みたいな決めセリフもフィンチなのですが、慣れるまでは耳障りで聞いててザワザワしました。

そのオープニングは日本語字幕では

"我々は見られている。政府の極秘のシステム"マシン"によって常に監視されている。開発したのはこの私だ。テロ行為を未然に防ぐためにマシンを設計したが、一般人を巻き込む凶悪犯罪も検知する。政府には"無用"の犯罪だ。政府は何もしないので、私が防ぐと決意した。まずは共に戦う腕の立つ相棒が必要だ。我々は当局の目をかわし秘密裏に動く。もしマシンが番号を告げたら、被害者でも加害者でも...必ず探し出す。"


と、主語が「我々」になってるのでフィンチが一般論を語ってるみたいな印象なのですが(wikiからコピペさせてもらいました)、実際の英語だと

"You are being watched. The government has a secret system: a machine that spies on you every hour of every day. I know, because I built it. I designed the machine to detect acts of terror, but it sees everything. Violent crimes involving ordinary people; people like you. Crimes the government considered 'irrelevant'. They wouldn't act, so I decided I would. But I needed a partner, someone with the skills to intervene. Hunted by the authorities, we work in secret. You'll never find us, but victim or perpetrator, if your number's up... we'll find you".


「あなたは見張られている・・・あなたは我々を知らないが、被害者であろうと加害者であろうと、あなたの番号が上がってくれば・・・我々はあなたを見つけ出す」と一貫して「この番組を見ているあなた」に向かって話しかけてるので、聞いてて怖い、しかもフィンチの上ずった声でよけい恐ろしい。

政府が 'irrelevant'と判断した犯罪というのはテロや国家をゆるがす大事件ではなく、普通の強盗や殺人のことです。
relevant(重要)な問題は政府が処理し、irrelevant(重要でない)事件はリース君が対処するのですね。
irrelevant/ɪˈrɛlɪv(ə)nt /という単語のr+l+vという聞きなれない子音の並びも神経に障ります。


フィンチは秘密主義者で自分のことを教えてくれません。リースがスモールトークを楽しもうとしても拒否される。
フィンチは砂糖を一つ入れた緑茶(Sencha Green teaって紙カップに書いてあるのがなんだか笑える)だったかが好きなので買ってきてあげると「僕の好みから背景を探ろうとしても無駄だ」とか冷たいの。
レストランでリースが「この店のおすすめは?」と聞いても「常連かどうか調べて住所を割り出すつもりか」とか疑り深いフィンチなのです。

しかしフィンチが悪者にドラッグを盛られておしゃべりになってしまったときには「僕のことを知りたいんだろ、なんでも聞いていいよ」と言う相棒に「あとで後悔するからもう寝ろ」と紳士的なリース君。尋問しておけばよかったのに。



まったく見る気ないドラマだったのですが、ネットで熱心に紹介してる方がいて、その紹介が面白かったので見てみました。「薦め上手なファンがいちばんの広告」という良い例でしょう。







今日の記事はここまでです。多謝光顧!

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