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2014年 12月 31日 |
大晦日の今日は「ホビット」第三部の年内見納めをしてきました。
見るたびに良い映画に思えてくる。(初回は衝撃のあまり座席から立ち上がれなかったのですが、回を重ねるにつれて長所に気がつくようになってきた)

今年は4月ごろからとつぜんドワーフ沼にはまりこんでしまい、年末まで浸かりっぱなしでした。
ドワーフ沼に引き込んでくださったドワーフの王様に深く感謝しながら年を越したいと思います。




そのドワーフ王を演じているリチャード・アーミティッジさんがニューヨーク・プレミアのあとツイッターでこんなつぶやきを(恒例無断転載)。
「三人のエルフと一人のドワーフと一つの耳」
・・・耳(笑)
この耳はドワーリンさんの耳ですね。





リチャードさんはファンを喜ばせようといつも面白いツイートをしてくださいます。
ある日のツイートは「いま聞いている曲」を紹介してたのですが

Hey Dwalin...gotta love this.


とドワーリンさんにメンションまで飛ばしておられたので一部のファンが非常に喜びました。



紹介されてた曲はImagine DragonsのWarriors。
ウィー・アー・ザ・チャンピオン戦士版みたいな曲でした。
俺たちは戦士、王座を奪いにいくぜって感じ。

すごく良い曲なのですが初めて歌詞を読んだときは
「・・・ドワーフって全員中二病・・・」
と思ってしまった。

でも王様が「これが俺とドワーリンの歌」と思いながら聞いてるかと思うと萌えますよね(一部のファンが)。


そして一部のファンはかたずをのんでドワーリンさんのリプを期待してたのですが・・・
リツイートで終了してしまいました。
ううん、グレアムさんのい・け・ず!




年の瀬の押し詰まったこんなときまで自分らしい記事をかけて満足しています。読んでしまった方ごめんなさい。

みなさま良いお年をお迎えください。
来年も楽しい年でありますように!



ドワーフ脳筋中二病ソング
Imagine Dragons - Warriors



下のリンクはリチャードさんからファンへのクリスマスメッセージです。
あんなにすごい演技をする大物俳優なのに、謙虚で誠実でファンを大切にしているのがよく分かる素晴らしいメッセージです。
こんな人が実在しているのが信じられない。

https://twitter.com/RCArmitage/status/547247934941581313



今日の記事はここまでです。多謝光顧!

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2014年 12月 30日 |
本日午後7:00~9:50にBSプレミアムで「ホビット 思いがけない冒険」が放送されます。
テレビで第一部を見てレンタルで第二部を見れば、まだ第三部を映画館で鑑賞するのに間に合う!ラッキーですね。


トーリンの一行に追いついたビルボ。
サインした契約書をバーリンに見せてカンパニー・オブ・トーリン・オーケンシールドへ仲間入りをはたします。

BilboI signed it!

Balin:Everything appears to be in order. Welcome, Master Baggins, to the company of Thorin Oakenshield.



ハンカチ忘れたとか馬の毛にアレルギーを起こしたとか大騒ぎしてるビルボを馬鹿にした目でみているトーリン。

ビルボに雑巾のようなハンカチを貸してくれるのがボフールです。可愛い帽子と可愛いお下げが目印。ドワーフにしては人情派でユーモアがあってキュートなの(べた惚れ)




「ホビット」の進行は

ドワーフの一行がエレボールへ向かって旅をする→途中で災難に見舞われる→ビルボが智恵と勇気で解決する→災難に見舞われる→ビルボが・・・

の繰り返しです。
映画は小説に比べてアクションシーンをパワーアップするなど工夫していますが、基本的に「同じことの繰り返し」です。平坦な構成ですが、原作通りなので仕方ないです。

さて、ここで最初の災難トロールと出くわしますが、その前にバーリン爺やの昔話のお時間です。

■バーリン爺やの昔話

原作でははじめは宿屋に泊まったりして楽しいラグジュアリー・ツアーだったようなのですが、映画では最初から野宿です。それもテントとかなくて地べたに寝袋。辛そう・・・

獣の遠吠えにびびるビルボ。
いちばん若いフィーリとキーリがビルボをからかって「オークの夜襲だ」と怖がらせます。
それを聞いていたトーリンが「オークの夜襲を冗談にするのか、お前ら若いもんは何も分かっておらん」と頑固爺のように怒りだす。

ここでバーリンがどこからともなく現れて、なぜトーリンがオークを憎むのかを語ってくれます。

Thorin:You think that’s funny? You think a night raid by orcs is a joke?

Kili:We didn’t mean anything by it.

Thorin:No, you didn’t. You know nothing of the world.

Balin:Don’t mind him, laddie. Thorin has more cause than most to hate orcs. After the dragon took the Lonely Mountain, King Thror tried to reclaim the ancient dwarf kingdom of Moria. But our enemy had got there first.



バーリンはよく「laddie(お若いの)」と言ってますが、相手をガキ扱いしてるわけではなく、単にスコットランド人の口癖だと思われます。


■アザヌルビザールの戦い

エレボールをドラゴンに奪われたドワーフたちはかつてのドワーフの都モリアへたどりつきます。
しかしそこはオークという悪い生物のシマと化していました。

オークとなわばり争いをするドワーフたち。
スロール王がアゾグという巨大なオークに殺され、跡継ぎのスラインも戦場で行方不明に。
ドワーフ全滅かと思われたとき、若き王子トーリンがアゾグを倒して勝利を勝ち取る。
オークの木で敵を防いだのでOakenshield(オークの盾)と呼ばれるようになりましたという縁起話つき。


Balin:That is when I saw him: a young dwarf prince facing down the Pale Orc.
He stood alone against this terrible foe, his armor rent…wielding nothing but an oaken branch as a shield.
Azog, the Defiler, learned that day that the line of Durin would not be so easily broken.

And I thought to myself then, there is one who I could follow. There is one I could call King.


スロール王、フレリン(トーリンの弟)、フンディン(バーリンとドワーリンの父)らが戦死。
ビフールの額に斧がささったのもこの戦いの時だとキルシャーさんが言ってました。

ドワーフは土葬なのですが、このときはあまりに死者が多かったのでやむなく荼毘にふしました。
「彼は火葬された」=「モリアで名誉の戦死をとげた」という言い回しもできました。
大量の薪を伐採したためモリアはハゲ山になってしまったとさ、という昔話「モリアに木が生えないわけ」つきのエピソードです。このあたりの話は指輪物語とかにばらばらと散在しています。


モリアは始祖ドゥリンが定住した土地で、かつてはこの一族の最初の都として繁栄を極めていました。
その後怪物に滅ぼされて無人となったところに悪い勢力がはびこっていたようです。
モリアの奪還はエレボールへの帰還と同じくドゥリン一族の悲願だったようで、のちにバーリンがモリアを再建して領主になります。大晦日の「ロード・オブ・ザ・リング」にもモリアとバーリンが登場しますよ、お楽しみに!


おでこをくっつけるのがドワーフ式感情表現。
グレアムさんは「自分が発明した」と言ってましたが・・・



■風にそよぐ髪

昔話が終わってトーリンの横顔がアップになります。
UK版のDVDを持っているのですが、視覚障害者向けに音声解説が入ってて英語の勉強になります。
しかしトーリンが登場するところは「ハンサムなトーリン」とか「トーリンの髪が風にそよいでいる」とか説明が笑えるの。
動作の説明は「トーリンがにらむ」「トーリンが顔をしかめる」「トーリンが息をのむ」とかばっかり。


で、トーリンが振り向くと寝てたはずのドワーフたちが全員立ち上がってリーダーを見つめている・・・
ドワーフって可愛いよね。


この場面でいちばん感心するのは、こどものころから何百遍も聞かされてきた話を初めて聞いたような顔で傾聴しているフィリキリ。

・・・トロルに会えないまま今日も終わります。
続きはまた来年。



今日の関連適当地図

①旅の出発地点シャイア
②旅の目的地エレボール
③いままだこのへん
④ドワーフの古代都市モリア





ここまでの記事
ネタバレ解説&感想① エレボールの陥落
ネタバレ解説&感想② 予期せぬパーティ




今日の記事はここまでです。多謝光顧!

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2014年 12月 29日 |
(映画「ホビット」第三部のネタバレがあります。お気をつけください)



「スランドゥイル」の検索ワードで来てくださる方が多いのですが、何も面白い記事がなくて心苦しい・・・と思いながら「ビジュアルコンパニオン」を読んでいたら耳寄り情報が。


The Hobbit: the Battle of the Five Armies - Visual Companion
HarperCollins Publishers Ltd

この本映画公開の1ヶ月も前に発売になって、発売と同時に発送されてきたのですが、ネタバレが怖くて読んでませんでした。
写真が大きくてキレイなのですが、「これまでのあらすじ」的なページが多くてあんまり読むところがない。
ほぼ唯一のお得情報はラスガレンの白い宝石の説明でした。

何が書いてあったかを適当訳でご説明しますと・・・

何世紀も前のスロール王の時代、すなわちドラゴンによる襲撃前にスランドゥイルは美しい首飾りを一つ妻のためにデザインした。エルフは金属加工をしないのでスランドゥイルはスロール自身の手に首飾りの材料を渡した。最高級の黄金、銀そしてラスガレンの白い宝石として名高い見事な石。これらの材料を使ってドワーフの細工師たちは驚くべき芸術品をつくりあげた、エルフの王妃にふさわしい首飾りだ。
しかしそこで仕事の支払いについて諍いが生じ、スロール王は首飾りの引渡しを拒んだ。首飾りのあまりの美しさに手放せなくなったスロールがわざと不平を鳴らしたのだという者もいれば、ドワーフ王の味方をしてエルフ王こそ支払いをごまかしたのだという者もある。真相はどうであれ、諍いが二つの高貴な種族を断絶させた。首飾りを取り戻そうとするスランドゥイルの激しい執着は彼の判断力をゆがめた。彼にとって首飾りは亡き妻の唯一の形見と思われたからだ。



最後は「エルフ王は息子のレゴラスこそが妻と自分の愛の結晶だというのを忘れていたんだね」とキレイにまとめてありました。


White Gems of Lasgalenとあるので、複数の石からなるひとつづきの宝だったのでしょう(ワンピースか・・・)。
この文章の書き方だと、裸石の状態で保管されてたものをスランドゥイルが妻を偲んで首飾りに仕立てようとしたみたいですね。
自分で身につけるつもりだったのか、それとも息子が結婚するときに相手にあげようと思ってたとか?(泣かせる話のような気もするが、それだと最後はギムリの手に渡ってしまうような・・・結局ドワーフのものになる運命か?)。


このエピソードは「シルマリルリオン」のドワーフの首飾りを下敷きにした映画オリジナルだと思うのですが、なぜそれを映画本編でやらずに「ビジュアルコンパニオン」で説明するのじゃろうか?
映画の「本物の愛」よりずっと面白い話になっただろうにもったいない。
第一部のEEで思わせぶりに出てきて、第三部でトーリンが「この宝石を高く買い取るエルフ王を知っているぞ」と悪徳業者みたいな伏線を引いたのにすべて未回収に終わってしまうとは。


The Hobbit- AUJ Extended (Thranduil and Thror)




レゴラスがグンダバドでものすごく唐突に「母はここで戦って死んだ」と言ってたんですけど、それってダゴルラドの戦い(Battle of Dagorlad 第二紀 3434年)のことなんでしょうかねえ。
しかしダゴルラドは闇の森の南だし、この時死んだのはスラ様のお父さんのオロフェアのようです。
レゴラスは第三紀世代らしいからお母さんが第二紀に死んでたら生まれられない。
いったいエルフ夫妻はグンダバドなんかで何やってたんでしょう?

こんな記事でしたが、少しでもスランドゥイル情報をお探しのあなたのお役に立てれば幸いです。
しかしBoFAのスラ様は客寄せエルフ感がぬぐえないので第二部のスラ様が好きだった私は悲しんでいます。



今日の記事はここまでです。多謝光顧!

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2014年 12月 28日 |
トールキン部外者のブログ主が映画「ホビット」を見て分からなかったことを調べながら書いてます。
内容はいいかげんですので本気になさらないでください。訳をつけてみたところもありますが適当です。英語訳すのって中国語訳すより難しいですね。


昨日のつづきです
昨日>ネタバレ解説&感想① 「ホビット 思いがけない冒険」



■ガンダルフ登場(つづき)

ガンダルフのことは誰でも知っていますね。「ロード・オブ・ザ・リング」に出てくる魔法使いです。ということくらいは私でも知ってたので説明の必要はないですね。
しかし、「ホビット」のヤング・ビルボはガンダルフとほとんど初対面なのです。
見ず知らず同然なのにガンダルフは若ビルボに冒険に出るよう勧めます。・・・唐突すぎる展開・・・

わけのわからない若ビルボは当然怪しげな申し出を断ります。
ガンダルフがビルボを選んだ理由は彼がまっとうなバギンズ家の一族であると同時に、冒険好きなトゥック家出身の母を持っているからだそうです。

作者のトールキンは血統重視主義らしく、私はそういうDNA至上主義は好きではないのですが文句言っても仕方ないですね。
しかしいま気づいたのですが、ビルボの母上は美人だったと強調されてるんですよ。ってことはつまり(原作では記述がないが)ビルボも美人だったと行間を読むべきだったのですね。
映画のビルボはもうめっちゃくっちゃキュートです。




話がそれましたが、ガンダルフは断られてもまったく諦めておらず、というか最初から候補者がビルボ一人しかいなかったので、どんなにダメでもビルボしか選択肢がないのです。魔法使いってけっこう行き当たりばったりですね。


■予期せぬパーティ

その夜、ビルボが夕食を食べようとしていると、招かれもしないのにドワーフたちが押しかけてきます。

ドワーリン:
最初に戸口に現れるドワーフ。
ドワーリンはのちのちビルボにとって大きな意味をもつ存在になっていくのですが(>ブログ主の脳内で)、このときはただのでっかくておっかないドワーフです。クロニクルの設定では身長150cmとなっていました。トーリンは149cm。クロニクルはメーターとフィートの両方で表記があって親切です。
バーリンの弟。父はフンディン。トーリンとは曽祖父が兄弟同士。流浪の生活のあいだもトーリンを支え続けてきた忠臣。
イメージカラーはグリーンとカーキ。瞳はブルー・グレイ。
ビルボの焼いたクッキーが大好きなのでファンにはクッキー・モンスターと呼ばれています。




Dwalin:Dwalin, at your service.
(ドワーリン、あなたにお仕えします。)

Bilbo: Bilbo Baggins, at yours. Do we know each other?
(ビルボ・バギンズです、こちらこそ。以前にお会いしましたか?)

Dwalin:No. Which way, laddie? Is it down here?
(いいや、どっちだ若いの?この奥か?)

Bilbo:Is what down where?
(この奥って何が?)

Dwalin:Supper. He said there’d be food, and lots of it.
(夕食だ。あいつは食事があると言ったぞ、それもたくさんあると。)

Bilbo:He said? Who said?
(あいつが言ったって?誰が言ったんです?)



ドワーリンに挨拶されてガウンのベルトを締めなおすビルボが可愛いの。



バーリン:

二人目のドワーフ。ドワーリンの兄。
白い髪、白いお髭に赤い衣装。そして黒い手袋。
トーリンのブレーンで思慮深い老ドワーフ。が、あくまでドワーフとしては、というただし書きが必要。他の種族から見れば同様に脳筋。

ドワーリンと頭突きで挨拶してビルボをびびらせます。




Balin:Balin, at your service.

Bilbo:Good evening.

Balin:Yes, yes it is, though I think it might rain later. Am I late?

Bilbo:Late for what?



この調子で13人のドワーフ全員を紹介したいのですが、そういうわけにもいかず。
12人のドワーフとガンダルフたちが、勝手にビルボの家で宴会をはじめてしまいます。
パントリーも酒蔵も空っぽにされて怒るビルボ。
しかしあとから思うと、長旅に備えて冷蔵庫を整理してくれたといえるかもしれません。

ドワーフたちが楽しくどんちゃん騒ぎをしているところに、ドワーフの王様トーリンがついに登場します。
髪をそよがせながら瞳をきらきらさせながら現れるトーリン。インド映画だったらビルボの手をとって歌いはじめるところ、他のドワーフたちも踊りだすところです。

あちこちで突っ込まれていますが、ビルボの家にたどりつくまでに二回も迷ったと告白するトーリン。
こんな方向音痴がリーダーで大丈夫なのか?


Thorin:So, this is the Hobbit. Tell me, Mr. Baggins, have you done much fighting?
(では、これがそのホビットか。教えてくれ、バギンズ殿、戦いを経験したことがあるかな?)

Bilbo:Pardon me?
(なんですって?)

Thorin:Axe or sword? What’s your weapon of choice?
(斧か剣か?武器としてどちらを選ぶ?)

Bilbo:Well, I have some skill at Conkers, if you must know, but I fail to see why that’s relevant.
(そうですね、お知りになりたいというならコンカースの腕前はそこそこです、でもそれが何の関係があるか分かりませんね)

Thorin:Thought as much. He looks more like a grocer than a burglar.
(思ったとおりだ。バーグラーというよりは雑貨屋のようだな)
.



トーリンは最初からビルボに無礼な態度を取りつづけます。
ビルボは理由が分からず傷ついたり怒ったりしますが、トーリンにしてみれば故郷を取り戻すキー・パーソンがこんな呑気そうな(そしてすごく可愛い)中年ホビットだったので失望を通り越して激怒しているのです。

ビルボは使える武器を尋ねられてコンカースが得意だと答えてます。
コンカースってチェストナットの実をぶつける遊びだそうですが、これって第三部の伏線だったのね・・・



■トーリン遅刻の理由

遅刻したのは道に迷ったせいではなく、一族の代表者と会議を開いていたためなのです。
ドワーフたちはエレボールをドラゴンから取り戻そうとしているのですが、集まったのはたった13人。
トーリンはいとこのダインに応援を要請したのですが、ダインは拒否したようです。

ここではどういう会議だったのかよく分からないのですが、ダインが自ら来たとは思えないので各氏族の大使みたいな人たちが話し合ったんでしょうか?
ダインのいるアイアン・ヒルズとトーリンの館のあるエレド・ルインを往復するには何ヶ月もかかるだろうし、そもそも間に山脈があるので通行不能な気もします。
伝書カラスでも使ったんでしょうかね。
ダインは第三部でふたたび登場するので伏線のつもりなのでしょうか。しかし観客はダインの名前なんて聞き流してそう・・・


■旅の目的

ビルボはやっとドワーフたちの目的を教えてもらえます。
彼らはエレボールを取り戻すつもりですが、それにはバーグラーが必要なのでビルボに白羽の矢が立てられたのです。

とりあえず地図(読めない)と鍵(ドアがどこにあるか分からない)だけはあるのですが、計画性のぜんぜんない無鉄砲すぎる遠征です。ドワーフって本当に何も考えてないんだなと思わされます。


ビルボは冒険なんて行くつもりはないので依頼を断ります。
翌日目覚めるとドワーフたちは出発したあとでした。
静かな朝のバグ・エンド・・・・


原作ではドワーフたちは散らかし放題で出て行って、ビルボが怒りながら掃除するのですが、映画ではちり一つなく掃き清められていて、きちんと片付いた屋敷が映ります。
この場面でビルボの退屈な生活が本人にも観客にもはっきりと分かってしまう。
マーティン・フリーマンの演技力も素晴らしいのですが、映画ってセリフなしでもここまで表現できるんだなと感動します。

原作ではこのあとガンダルフがまた来て長々と説教するのですが、映画では次の瞬間に走り出しているビルボを見ることができます。
冒険が始まるんだ!とわくわくする名場面。音楽も素晴らしい。



(まだ冒険に出れないまま今日も終わります)

Sesame Street: Ian McKellen Teaches Cookie Monster to Resist
イアン・マッケランがクッキー・モンスターに「おあずけ」を教える動画。
ガンダルフとドワーリンにしか見えない。




今日の記事はここまでです。多謝光顧!

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2014年 12月 27日 |
12月30日(火)午後7:00~9:50にBSプレミアムで「ホビット 思いがけない冒険」が放送されます。
三部作の第一部です。

原作は児童文学なので何も考えなくてもそれなりに楽しめると思うのですが、私はこのシリーズ見たときアクションはすごく面白かったけどストーリーと背景がさっぱり分からなかった(第二部から見たからよけい)。

はじめて見たとき(自分が)分からなかったところを考えながら書いてみます。
どうでもいい記事なのでスルーでOKです>いつも来てくださるみなさん
内容はいいかげんですので本気になさらないでください。訳をつけてみたところもありますが適当です。英語訳すのって中国語訳すより難しいですね。

■プロローグ

冒頭に出てくる年配の男性がホビットのビルボ・バギンズ氏。このシリーズのホビットサイドの主人公。
ホビットというのはミドル・アース(この映画の舞台となっている世界)のシャイア(ホビット庄)に住んでいる美味しいものが好きな気のいい種族です。
小柄で脚に毛が生えていていつも裸足です。ぽっちゃりしていて髪はカールしていることが多い。男女ともヒゲはありません。服装はカラフル。
おしゃれ番長マーティン・フリーマンが見事にマルチカラーを着こなしています。

「ホビット」の原作はビルボ・バギンズ氏の若かりし日の冒険の回想録という形式。映画では老ビルボが語る形になっています。
プロローグはなぜ田舎紳士のバギンズ氏が冒険に飛び出していったかの説明。
まずドワーフたちに起きた歴史的事件の説明があります。


■エレボールのドワーフたち

ドワーフの都エレボールは繁栄を極めていました。
ドワーフは貴金属や宝石を愛する種族。愛憎が激しく、嫉妬深い。自分の所有物に対する執着も強く、結婚は一度しかしません。しかも女性が男性の1/3しかいないので未婚率が非常に高く、こどもが生まれにくい種族です(映画とは直接関係ない情報)。
背は低く、がっしりしていて長いヒゲが特徴。
自分たちだけの秘密の言語クズドゥルを使って会話することもあります。

エレボールの王はスロール。息子のスラインと孫のトーリンも宮殿に同居しています。
彼らの先祖はドゥリンというドワーフ。ドゥリンの子孫は長髭族とも呼ばれます。(これは一応映画に関係ある情報)


■エルフたち

近所のマークウッド(闇の森)にエルフが住んでいます。王様はスランドゥイル。
エルフは背が高く、髪が長く、気取った歩き方です。ヒゲがないのでつまらない。
殺されない限り自然死はしません、永遠に生きるらしいです。
エルフが登場すると高貴な感じの女声のコーラスが流れてくるので、すぐ分かります。
ドワーフも強欲ですが、エルフも宝石に目がなく、かつて首飾りの加工料金をめぐってドワーフとエルフのあいだで大戦争が起こったほどです。五十歩笑百歩。


■スマウグによるエレボールの略奪

エレボールにはたくさんの財宝が蓄えられています。
その財宝に惹きつけられてドラゴンのスマウグが襲ってきます。
スマウグが登場するときの音楽は耳障りな金属音。ガムランを使っているそうです。

財宝を守ることしか考えていないスロール王に代わって、息子のスラインと孫のトーリンがドラゴンに立ち向かいます。
このときの「ドウベガー!」という叫びがクズドゥル(ドワーフ語)です。
叫んでいるトーリン王子がドワーフ側の主人公。彼のシンボル・カラーは青と銀です。よく長髪が風にそよいでいるので覚えやすいと思います。特殊メイクで気づきにくいかも知れませんが、演じている俳優さんはものすごい美男子(という古風な表現をしてみたい)です。

城壁でトーリンと会話してるドワーフがバーリン。
トーリンとは曽祖父が兄弟同士(だっけ?)の親戚関係で、後にはトーリンの相談役兼語り部になります。


逃げ惑うドワーフはエルフに助けを求めますが、スランドゥイルは援軍を出しませんでした。
(スランドゥイルははるか昔の戦いでドラゴンと戦ったことがあり、もう係わりたくないと思ってるらしいと第二部でほのめかされますが、この時点ではただの卑怯者に見えます)

エレボールを追い出された流浪のドワーフたちは生活のために人間の町で肉体労働したりと苦労を重ねます。
ドラゴンに略奪され、エルフに裏切られ、人間に見下されたドワーフたちは世界のすべてを敵だと感じています。


■バースディ・パーティ

というのがビルボ・バギンズ氏が生まれる前のドワーフたちのエピソードでした。
で、場面は老ビルボとフロドの会話に戻ってきます。
この日は老ビルボのバースディ・パーティが行なわれる予定です。
「ロード・オブ・ザ・リング」ファンなら「旅の仲間」冒頭のパーティの日だというのがピンとくることでしょう。私はファンじゃないので分かりませんでしたが。


■ガンダルフ登場

ここで話は60年前、冒険が起こった当日に戻ります。
老ビルボが退場し、若いビルボが同じ屋敷バグ・エンドでパイプをふかしている場面に変わります。
ホビットのテーマはオーボエ(かクラリネット?)の素朴で懐かしさを感じさせる田園調のメロディです。



この世界の時間軸は
A.大昔:ドワーフがエレボールを追い出され、辛酸を舐める歴史上のできごと。

B:若ビルボの冒険物語。Aから百年後くらい???

C:老ビルボの誕生日。Bから60年後。ビルボは回想録を書きながらガンダルフを待っている。「ロード・オブ・ザ・リング」が始まる日。

それが映画では
C、A、B、A、B・・・(最後にふたたびC)
と進んでいくので私にはよく分からなかった・・・

なお、原作の小説には「B:若ビルボの冒険物語」の部分しか書かれていません。

と、プロローグだけで力つきました。
続きはまた今度。

ドワーフの歴史を詳しく知りたい方は「指輪物語」とか「シルマリルの物語」に記載があります。
過去記事
部外者のためのドゥリンの一族の歴史(地図つき) ①
にもダレダラと分かりにくく書きました。


ものすごく見にくい地図ですが
①ドワーフの都エレボール
②ドワーフが流浪のすえに落ち着いたエレド・ルイン
③ホビットの住むシャイア






今日の記事はここまでです。多謝光顧!

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2014年 12月 26日 |
マーティン・フリーマンがホストをつとめた「サタデー・ナイト・ライブ(SNL)」が葫蘆で配信されています。
「The Office」と「ホビット」のコラボコントが面白かった。

勝手に紹介
(まずかったら消します)



元ネタ。自分が部下から慕われていると勘違いしている紙会社の支店長。



SNLバージョン。支店長はガンダルフ。寒いギャグは健在。



元ネタ。マーティン演じるティム君は営業担当。仕事は退屈。



SNLバージョン。紙会社で働くビルボ・バギンズ氏。



元ネタ。ティム君は嫌いな同僚のホチキスをゼリーに入れたり小学生なみのいやがらせをする会社員。



SNLバージョン。大事な指輪をゼリーに入れられてキレるゴラム。しどいホビットだよ・・・



SNLバージョン。バギンズ氏半ズボンなんですよ、かわいい。



ゆ~しゃるのっとぱ~す!(笑)



ボンブールが同僚とはうらやましい。




今日の記事はここまでです。多謝光顧!

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2014年 12月 25日 |
来年までダウントン・アビーの放送がお預け・・・辛い・・・
このあいだはラングがグランサム伯爵の胸の中に気絶していた。どさくさまぎれにうらやましい。
伯爵って毎回パジャマ・シーンがあると思うんですが、誰向けのサービスなんでしょうか?



Downton Abbey for Text Santa - part one
Text SantaというのはITVのクリスマス・チャリティ企画のようです。
伯爵可愛い・・・




Downton Abbey for Text Santa - part two
ジョージ・クルーニーにキスされて気絶するマギー・スミスとキスを拒絶されるトーマスwww




SNL 2014 -Martin Freeman Monologue He Shares Bunk Bed With Maggie and Alan Rickman
SNLのマギー・スミスinダウントンのモノマネ




Weekend Update: Maggie Smith's Oscar Predictions - Saturday Night Live
マギー・スミスのモノマネbyイアン・マッケラン。誰がやっても同じモノマネなところがすごいマギー。





今日の記事はここまでです。多謝光顧!

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2014年 12月 24日 |
(お知らせ)

年の瀬にNHKのBSプレミアムでホビットの第一部が放送されるそうです。
第一部は誰が見ても楽しめる娯楽作品なのでぜひ見てあげてください。

12月30日(火)
午後7:00~9:50  BSプレミアム
プレミアムシネマ  「ホビット 思いがけない冒険」

そして大晦日の「ロード・オブ・ザ・リング」一挙放送を見て「え、バーリン・・・?」と驚いてください。

12月31日(水)
午後4:00~6:59  BSプレミアム
プレミアムシネマ  「ロード・オブ・ザ・リング」
午後7:00~10:00  BSプレミアム
プレミアムシネマ  「ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔」
午後10:00~午前1:22  BSプレミアム
プレミアムシネマ  「ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還」

(お知らせ終わり)



映画「ホビット」第三部のネタバレがあります。各自で自覚回避お願いします。


クリスマスプレゼント
ドワーリンを演じているグレアム・マクタビッシュさん。



主役のビルボを演じているマーティン・フリーマンが、インタビューでこんなことを言ってました。


The Hobbit Celebration: Martin Freeman Q&A


If not Bilbo himself, what will you miss?

The one time that I did get moved was on the last day, when Graham McTavish, who plays Dwalin, came up to may and said: “It was lovely working with you, man,” and his voice starts to go and I suddenly started to go… and I got a little moist-eyed then.




撮影の最終日にグレアム・マクタビッシュが来て感動的なことを言うのでうるっときちゃったよ、ってことらしいです。
最終日はトーリン、ビルボ、ドワーリンで撮影したらしく、グレアムさんは自分でも泣いちゃった話をネタにしてました。
グレアムさんは飾らない人柄で感情表現が素直。誰とでもすぐうちとけてて家族や友だちを本当に大事にしてるのがよくわかります。人としてすごく尊敬してます。


マーティンはフランスのテレビのインタビューでもグレアムさんの名前を出していて(しかしフランス語の同時通訳がかぶさっていて何を言ったのか分からなかった)、仲良しだったのかなあと思いました。BoFAのインタビューで3回くらいはグレアムさんのこと喋ってた気がするが資料が見つからない。


あったこれです。
マーティン・フリーマン&オーランド・ブルーム


マーティン:僕の最終日はリチャード・アーミティッジ(トーリン役)とグレアム・マクタヴィッシュ(ドワーリン役)と一緒だった。とても良いシーンだったんだけど、それについては話しちゃいけないことになっているんだ。とても厳かでエモーショナルな、心を動かされるシーンだった。派手に爆発するという類いのシーンではなかったよ。最終日には、みんなにお別れを言いながら、『ホビット』シリーズは僕たちの人生において大きな部分を占めるものだったと実感し、涙ぐんでしまったよ。








BoFAでトーリンがひとりでアゾグと戦いに行ってしまったとき、ドワーリンはトーリンを追いかけていったのに、ビルボがオークの大群に襲われているとどこからともなく現れて救ってくれたんですよ。
ふたりで戦う場面がとても良かった。
ドワーリンがビルボのピンチを助けるのはいつものことだけど、ビルボもドワーリンを援護してて息のあったバトル・シーンでした。

ドワーリンはトーリンを追っていったものの、ビルボが無防備なのに気づいて戻ってきたんですよね。
トーリンよりビルボを選んだのね・・・
そのあともずっとビルボを守って(画面からフェイドアウトしたが)、ひとりで奮闘していたのかと思うと・・・


ビルボとドワーリンはトーリンを挟んで対照的なキャラクターになってると思います。
性格も体格もまったく正反対だけど、トーリンが信頼していて、彼をいさめることができるのはこのふたりだけ。
そしてトーリンに殺されかけたのもこのふたりだけ。

バグ・エンドで最初にビルボの前に現れて手料理をたいらげたのも、五軍の戦いで最後までいっしょに戦ったのもドワーリン。
ビルボにとってドワーリンは(トーリンは別格として)特別なドワーフだったのよね、と嬉しくなりました。


そう、私は日本では数少ない(と思われる)ドワビル党。
誰か仲間になってくれませんか。ドワビルはふわふわしてて楽しいよ。


毎度画像勝手に




Martin Freeman | The Hobbit: The Battle of the Five Armies
音声が小さくてよく聞こえないがラストシーンの話らしい。



今日の記事はここまでです。多謝光顧!

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2014年 12月 22日 |
「イギリス全土の方言を聞く! まるっとイギリス英語」
イングリッシュジャーナル 2014年 08月号


イングリッシュジャーナルって定期的にイギリス英語特集をやってるようなのですが、この号は方言も紹介されていてちょっと違う切り口が楽しめます。
日本在住のネイティブの自己紹介を聞きながら、ローカル英語が学べるという趣旨。
日本に住んでるせいか、英語教師が多いせいか、あまり極端な訛りではないのでちょっと残念でした。もっと強烈なのが聞きたかった。

スコットランドとアイルランドの訛りも収録されています。
この号で私が理解したところではこんな感じ。(発音記号間違ってるかも)


■スコットランド英語の特徴
・二重母音/əʊ/が長母音/o:/で発音される。
・文末で上昇調が使われる。
・/ɪ/が /ə/となる。
・/aɪ/が/ei/となる。
・/r/を発音する。


■アイルランド英語の特徴
・/ei/が「イー」に近い「エー」になる。
・二重母音/əʊ/が長母音/o:/で発音される。
・文末で上昇調が使われる。
・/r/を発音する。


■北イングランドに共通する特徴
・/ɑː/が/a/で発音される。
・/ʌ/が/u/で発音される。



この動画でスコットランド人が音声認識エレベーターにいくらELEVENと叫んでも分かってもらえないのは
「エレベン」と発音してるせいだったんですね。
(スコットランド英語では/ɪ/が /ə/となるから。標準の発音は/ɪˈlɛv(ə)n /)
Burnistoun S1E1 - Voice Recognition Elevator - ELEVEN!





今日の記事はここまでです。多謝光顧!

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2014年 12月 21日 |
「英語化する世界、世界化する英語」
ヘンリー・ヒッチングズ (著), 田中 京子 (翻訳)
みすず書房

出版社のサイトより


21世紀、地球の共通語として不動の王座を得たかに見える英語。が、その英語は英語が母語でない人々の話すエイゴ、新しいデジタル・テクノロジーやカジュアル化してゆく生活の影響を受けて混ざり合い、姿を変えてゆく。綴りや句読点、文法の絶え間ない変化、語尾上げなどゆゆしき流行……英語はどうなっていくのだろう?
5世紀の誕生以来、「ちゃんとした」英語をつくり、それを固定化しようとする人々の論議は絶えなかったが、英語は彼らのはめようとする枷をするりと抜けだして、形を変えつつ世界にひろがり、生存の道を見つけてきた。あたかも生き物のように。
話され、文字に書かれて人の心へ届き、その思考や行動をも変えてゆく言葉の力。英語の豊かな歴史を縦横無尽にめぐり、その未来像をスリリングに描く異色の英語史。




英語史の本です。すごくぶ厚かった・・・こんな厚い本読んだの久しぶり。
著者はイギリス人なので、現代イギリスの英語事情がとくに面白い。


私が興味を引かれたのはイギリス各地のなまりについて。
容認標準発音という言葉は1774年にはすでにあったそうです。
歴史のある概念なんですね。



ところが、イギリス王室の若い人たちやこんにちの意欲的な政治家たちが、お高くとまっているとか古くさいとみなされないように、目立つ容認標準発音を避けようとしているのは注目に値する。
(略)
今のところ、英語を母語としない人には河口域英語や他の変種よりも容認標準発音のほうが教えられている。しかし、これを変えようという動きがある。容認標準発音を話す人びとがますます減っているとすると、外国人に別のアクセントを教えるほうが実際的な目的からいうと意味があるからだ。確かに英語を母語としない人がちは、イギリスに着いて、彼らが学んできた容認標準発音が、多くのイギリス人に時代遅れとか気恥ずかしいと思われていることを発見して唖然とする。

17 ちゃんと話す
アクセントを聞けばどんな連中かがわかる




容認標準発音って時代遅れなんですね!


人工言語についても書かれているのですが、エスペラントなどだけでなく


本書の読者はクリンゴンのことなら聞いたことがあるだろう。それは「スター・トレック」シリーズのために言語学者のマーク・オークランドが作った言葉だ。それから妖精の言葉で、とくに、クウェンヤとシンダリンのことも聞いたことがあるだろう。それぞれフィンランド語とウェールズ語をモデルにした言葉で、J・R・Rトールキンが考案し、ピーター・ジャクソンの映画「指輪物語」で忠実に使われた。

25 「英語を征服して中国を強くしよう」
英語の国際化




キャサリン・テイトがドラマの中で使う英語の話とかもあって楽しめました。


今日の記事はここまでです。多謝光顧!

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