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2009年 09月 19日 |
『日本人の中国語―誤用例54例』来 思平, 相原 茂 (東方書店)


相原 茂先生の本にしては地味なのであまり知られてないのでしょうか。
説明が詳細で、とても良い本です。


ただ、誤用例と解説のレベルがマッチしていないように感じられました。

誤用例は初級者の作文だと思われます。それに対して解説はかなり専門的になっています。すごく良い解説なのですが、中級の上くらいのレベルにならないと説明の意味が理解できないのでは?と思わされます。

で、この本を読んで理解できる学習者は、すでにこういう病句は作らなくなってるのではないでしょうか?
初学者が読むと「そうそうこういう間違いやってしまうよね!」と共感できるかも知れませんが、中級以上になるともうそんな時期は過ぎてるので「・・・なんでこんな間違いするの?」と余計に混乱しそう。


あと、誤用は当然正しく直してあるのですが、文法の間違いは直しても文章全体には手をいれない方式なので、訂正後も「いかにも日本人の書いた中国語」のままなのです。

文法の間違いはないけど、なんかもっちゃりして不自然な中国語なんです・・・「ああ日本人が書いたのね」とひと目で分かっちゃうような。



ぜひこのシリーズで「上級者の誤用例」を出してもらいたいものです。
どんなに上級になってもやってしまう間違いってあると思うので。

そして文法の間違いだけでなく、どこをどう直せば「中国語らしい中国語」になるのかも指南してもらいたいなー。
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