カテゴリ:■英語学習■( 85 )
|
|
2014年 04月 25日 |
Get Rid of Your Accent: The English Pronunciation and Speech Training Manual
(Linda James , Olga Smith)



以前から気になってた本をついに買ってみました。
独学でRP(Received Pronunciation)を身につけるためのテキスト。
私は英会話には興味ないのですが、きれいな発音の取得には興味あるんです(←発音オタクだから)。

練習方法はシンプルで、各レッスンで母音か子音を一つとりあげ、その母音の含まれている単語や短文を練習します。
「自分の声を録音してチェックしましょう」とちゃんと書いてあります。録音するのは恥ずかしいですが、やっぱり必要なんですね・・・

まえがきに「この本の対象者」がリストアップされています。
ネイティブにも非ネイティブにも使える本で、ネイティブの場合は「発音やスピーチの教師」はともかく「ブリティッシュ英語を身につける必要があるハリウッド俳優」とあって笑ってしまいます。
非ネイティブでは「学生」「国際ビジネスマン」「大使」、そして「諜報部員」。スパイがなまってるとすぐ見破られちゃうもんね。


この本の良いところは「一生懸命練習しろ」と書いてあるところです。
「一日20~40分かけて練習し、翌日同じくらいの時間を復習にあてる」必要があります。毎日少なくとも40分は発音の練習をしなければならなんですね。
「すぐに」とか「簡単」とか「聞き流すだけ」とかサギみたいなことがどこにも書いてないので感動しました。


レッスン用の短文が会話じゃないところも良い(会話で練習するの飽き飽きなのよ・・・)。
最後のパートは韻文の練習でちょっと難しい。こんなところでギルバート&サリバンの早口言葉を練習することになるとは。


今日の記事はここまでです。多謝光顧!

[PR]
2014年 04月 18日 |
「手づくり英語発音道場 対ネイティブ指数50をめざす」
平澤 正夫(平凡社新書)

自分が中国語の手探り発音を続けているせいか親近感を感じる本でした。


私が日英両語における促音の有無に気づいたのは、good morningという挨拶を口にしたときだった。グッドモーニングじゃどうもへんだ、アメリカ人の英語ではグドモーニングに聞こえるではないか。はじめはケースバイケースで、促音がついたりつかなかったりするとおもっていた。促音はまったくつかわないとわかったのは、ずいぶんあとのことだ。


そうかーやっぱり英語には促音ないんだ。何を聞いても小さい「っ」が聞こえるのは不治の病なんだ・・・
過去記事
何を聞いても小さい「っ」が聞こえます。病気ですか?


ベネディクト・カンバーバッチ(Benedict Cumberbatch)もリチャード・アーミティッジ(Richard Armitage)も「ッ」はないんですね。
けどカンバーバッチはご本人の発音を聞いても「ッ」が聞こえてしまう私は永遠に日本人発音のままなのでしょうか・・・
英語には「引き音」もないそうなので、カンバーバッチ氏は本当は「カンババチ」と発音するべきなんでしょう。ばばっちい缶缶(関西弁)みたい。

ところでこの本、私がどうしても聞き分けられない

/ʒ/と/dʒ/

についても詳しく解説があったのですが、いかんせん音声なしで文章だけの説明だったので、「違う」ということは分ったものの、どうやって聞き分けられるかは分らないままでした、残念・・・
過去記事
〔Sound pairs〕  /ʒ/と/dʒ/


唯一安心したのは自分の英語の発音の弱点が日本人全般に共通するって点ですかね。
アタシって以外に普通だったのね。

今日の記事はここまでです。多謝光顧!

[PR]
2014年 02月 05日 |
NHKラジオの「攻略!英語リスニング」はとても面白い講座で楽しく聞いています。
テキストの柴原智幸先生の巻頭のお言葉も含蓄があって読み応えがあります。

しかし2014年1月号テキストの「講師からのごあいさつ」にはちょっと(というかかなり)驚きました。
リスニングのヒントが書かれているのですが


手がかりとして、聞こえてきたとおりにカタカナで発音を書き込むのでかまいません。もちろんリスニングやシャドウイングなどを繰り返して、最終的にはきちんとした音を身につけることが大切ですよ。
語句に「発音記号をつけてほしい」というご要望も寄せられているのですが、発音記号を見て、きちんと発音できる英語学習者は、そもそも英語を相当聞き込んでおり、英語の音を正確に再生できる方です。そういう方にとって語句リストに発音記号などは、特に必要ないはずですね。


じつは私も内心「語句リストに発音記号ついてればいいのにな~」と思っていたので、言い当てられてしまった気分です。


でも驚いたのは「発音記号を見て、きちんと発音できる英語学習者は、そもそも英語を相当聞き込んでおり、英語の音を正確に再生できる方です。」という部分です。

普通の英語学習者って・・・発音記号を見て英語を発音できないんですか!?


いや私だって発音記号を見て100%正確に発音できる自信はないですが、しかしこの講座を聞いている人はたぶん成人なので、少なくとも中学校で3年以上(大卒なら10年)は英語を学んでるわけですよね。
それなのに発音記号が読めないってなんか変じゃないでしょうか。
しかもこの講座はリスニング強化クラス。発音記号も読めないままリスニングアップって、「楽譜読めずにギターが弾けるようになる!」みたいな矛盾を感じるのですが・・・
(楽譜読めなくても楽器は弾けるかも知れないけど読めたほうが上達が早いという意味で)

ずっと中国語ばかりやってて、英語をどんな風に学習したかすっかり忘れているのですが、英語学習業界ってそんなもんなの?



「中国語を3年やってきたけどいまだにピンイン(または注音)が読めないんですよ」
という中国語学習者がいたら、先輩や老師からのアドバイスは
「文法はいいから、まずピンインをやれ!ピンインを覚えるまで他のことはするな!!」
だと思います。

そしてリスニングをカタカナでメモしていたら、「カタカナは駄目、メモするならピンインにしなさい」と叱られるのではないでしょうか。
(実際にはメモ取り間に合わなくてカタカナで書いちゃうこともあるけど、建前としてはカタカナ禁止でしょう)


中国語が発音にうるさすぎるのか?
でも英語の発音記号が読めなかったら、発音が分からなくて辞書を引いてもやっぱり発音が分からないまま終わってしまうんじゃないでしょうか?
今はスマホや電子辞書でカンタンに発音確認できるから不必要ってことなの?



今日の記事はここまでです。多謝光顧!

[PR]
2013年 12月 05日 |
「攻略!英語リスニング」の「エベレスト」の回で講師の柴原智幸先生が「固有名詞の聞き取り力は知識量に比例します。普段から知識をたくわえましょう」というようなことをおっしゃってました。
まったくその通りですね。

柴原先生はリスニング時のメモの取り方とかも教えてくださるので、英語以外の検定対策にも使える講座ではないかと。


で、知識があればあるほど固有名詞の聞き取りが楽になるのは真実とはいえ、「攻略!英語リスニング」を聞くたびに聴き取れる割合は言語ごとにかなり差があるんじゃないかと感じています。

たとえば「エベレスト」に出てきた

Everest
New Zealand
Edmund Hillary
Sherpa
Tenzing Norgay
British
George Mallory
Junko Tabei
Yuichiro Miura

この程度なら日本人でも聞き取りは難しくないと思います。少なくとも英語圏の名前かな?日本人だろうな、くらいの見当はつく。

でも同じ内容を中国語で聞いた場合

zhū mù lǎng mǎ fēng
xīn xī lán
ài dé méng xī lā lǐ
xià ĕr bā rén
dān zēng nuò gài
yīng guó rén
qiáo zhì mǎ luò lǐ
tián bù jǐng chún zǐ
sān pŭ xióng yī láng


がそれぞれ何(誰)を指しているか分かるでしょうか。
そもそも固有名詞であることすら気づかないかも。
私は正直yīng guó以外はまったく自信がありません。

そしてもし通訳する場合、英語なら誰のことかよく分からないままでも聞こえてきたまま「ジョージ・マロリー」「ジュンコ・タベイ」と訳しときゃいいと思いますが、中国語をそのまま「チャオジーマールオーリー」「ティエンブージンチュンズー」と訳したらどんだけ恥をかくか想像しただけで恐ろしい。


この講座の読み上げスピードはけっこう早いのですが、それでも英語なのでだいたいついていけます。
でもこれが中国語で同じスピードだったら、私が理解できる割合はかなり下がると思います。

英語を勉強してた時間より中国語を学習してる時間のほうがもう何倍にもなってるはずなのに、その下手な英語よりも、一生懸命やってる中国語のリスニング能力のほうがいまだに下・・・

自分に中国語がマスターできる日は本当に来るのか?英語のせいで落ち込んでいます。英語の意地悪!(←そこか)


(おまけ)

「ヴェルディ」の回だと

Giuseppe Verdi
La traviata
Nabucco
Rigoletto
Aida
Vittorio Emanuele Re D'Italia




zhū sāi pèi wēi ĕr dì
chá huā nǚ
ná bù guŏ
nòng chén
ā yī dá
wéi tuō lǐ ào āi màn nŭ āi lái dí yì dà lì


この回はオペラやイタリア文化(の中国語訳)の知識も必要ですね。


Everest 珠穆朗玛峰
New Zealand 新西兰
Edmund Hillary 艾德蒙·希拉里
Sherpa 夏尔巴人
Tenzing Norgay 丹增诺盖
British 英国人
George Mallory 乔治·马洛里
Junko Tabei 田部井淳子
Yuichiro Miura 三浦雄一郎


Giuseppe Verdi 朱塞佩·威尔第
La traviata 茶花女
Nabucco 拿布果
Rigoletto 弄臣
Aida 阿依达
Vittorio Emanuele Re D'Italia 维托里奥·埃曼努埃莱·迪·意大利


今日の記事はここまでです。多謝光顧!

[PR]
2013年 11月 09日 |
まさか本当にやるとは自分でも思ってませんでしたよ。
ダラダラと阿呆なボヤキを垂れ流してるだけなので適当に飛ばしてください。



前と同工異曲なんですけど。

Essential Grammar in Use. のbe動詞の例文

What time is it?

を見てパニックを起こしかけました。


(日本語訳)何の時はであるそれ?

さっぱりわかりませんね。


同じ意味の質問を日本語だと
今は何時(ですか)?

中国語(普通話)だと
現在几点?

英語の語順についてはもう何を言う気力もないので今回は言いません。
今回気になったのは、時間を表わす名詞についてです。

日本語の
何時

中国語(普通話)の
几点

どちらも「時計の上に表されている時刻」のことですね。

英語の
time
って「時計の上に表されている時刻」だけでなく「流れて行く時間そのもの」も表わしますよね。
どうしてどっちも同じ単語であらわすんでしょう?
たしか英文学者か誰かが、英国紳士に

Do you have the time?

と聞かれたので手に持ってた「ザ・タイムズ紙」を見せたら相手はプンプン怒って去っていったというエピソードを書いてたと思いますが、それも英語に「時計の上に表されている時刻」を表わす名詞がないせいですよね。その英国紳士は自業自得です。


日本の時代劇を見てると「いま何どきだい?」「さっき暮れ六つの鐘が鳴ったからおっつけ夜だろう」(←そりゃそうだ)みたいな会話が出てくるので、日本人はけっこう古くから「流れていく時間」と「ある長さで区切られた時間を表わす時刻」は別々の名詞を使ってたと思うんです。

中国語にも
巳牌時,聽得門首有人叫道:“教頭在家麼?(水滸伝)
とか小説に登場するし
应名点yìngmíngdiǎnmǎo(卯時に出勤確認することから、型どおりに行うこと)
って成語もあるし、当然時刻と時間は分けて考えてたはず。
(昔の中国では時間は太鼓を叩いて知らせてたらしいです)


昔のイギリスにも教会の鐘とか時計台とかあったでしょうに、誰も「時間」と「時刻」を違う名詞で表すことを思いつかなかったんでしょうか?

「いま何教会鐘時だい?」
「さっき教会の鐘が3つ鳴ったから3教会鐘時だよ」

じゃだめだったんでしょうか?


というよりo'clockという単語があるのになぜ

What o'clock is it?

という質問方法はないのか?
と思ったらwiktionaryに

What o'clock is it? [uncommon]


と載ってるんですが、本当に使うんでしょうか?なぜcommonじゃないの?



いま思い出したけど

Middle Ages(中世)
middle ages(中年)

っていうのも紛らわしいと思います。
歴史の区分人間の年齢の区分くらい違う単語を作ればいいのに・・・


英語ネイティブの時間と空間の把握方法についていけません。
ぶっちゃけ英語って・・・幼稚じゃないですか・・・?
なぜこれが世界で最も有難がられている言語なのか・・・釈然としません。


今日の記事はここまでです。多謝光顧!

[PR]
2013年 11月 04日 |
あんだけN●Kに文句を言っておきながらフル活用しています。ごめん。


「攻略!英語リスニング」
講師:柴原智幸
CEFRレベル:B2


テキストなしで番組だけ聞き流しています。

「CEFRレベル:B2」って何だろうと思ったら

「CEFRとは、Common European Framework of Reference for Languagesの略称。語学のコミュニケーション能力別のレベルを示す国際標準規格として、欧米で幅広く導入されつつあります。NHK英語講座は、このCEFRに対応して以下のレベル分けをしています。」


(丸写し)と書いてありました。

「B2」は

社会生活上の幅広い話題を理解して、自然な会話ができる
自分の専門分野であれば、抽象的な議論も理解できる。
母語話者ともリラックスして、自然にやりとりができる。
いろいろな話題についての意見を長短含めて述べることができる。


初めて聴いたのが「シルクロード」の話の時でした。
うわあ、むちゃくちゃ簡単!!と思ったんですけど、その後の「ヤード・メートル法の換算」はまったく意味が分からず、「ブリア・サバランの低炭素ダイエット」はまあまあ聞きとれました。


ネットで他の人のブログとか見たらシルクロードはけっこう難しかったらしく「Tang」が何か分からなかったという意見もあって、そういうもんなのか・・・と思いました。Tangといえば唐、Qinといえば秦と漢字が脳裡に浮かぶのは中国語学習者だからですね。

知ってる話題(中国ネタはほぼ全方位OK)だと英語でもリスニングしやすいというのがよく分かりました。


「シルクロード」で感動したのが英語で「シルクロード」ってSilk Roadって言うんですよね。これは聞けば分かるので有り難かった。生まれて初めて英語での発音を聞いた日本人でもSilk?Road?あ、絹の道→シルク・ロードかと推測できると思う。


しかし中国語でsīchóuzhīlùって音を生まれて初めて聞いて「あ、“絲綢之路”か、絹の道ってことだな」と分かる日本人はおそらく皆無でしょう、っていうか絲綢なんて漢字思い浮かばないですよね。



柴原先生の本文の内容とは無関係な少年時代のお話(シルクロードに憧れてた)とかにもなごみます。


今日の記事はここまでです。多謝光顧!

[PR]
2013年 10月 19日 |
前にも書いたんですけど。

Essential Grammar in Use. のbe動詞の例文

What day is it today?

を見てパニックを起こしかけました。
過去記事
What make is your TV set?



What day is it today?
ものすごい強烈な違和感を感じます。なぜだろうとずっと考えてました(教訓:馬鹿の考え休むに似たり)


同じ意味の質問を日本語だと
今日は何曜日(ですか)?

中国語(普通話)だと
今天星期几?


中国語の入門者向けテキストで「中国語は英語と語順が同じなので英語で考えましょう」などと書いてあることがありますが、ウソですね。
むしろ中国語と日本語のほうがよっぽど語順が同じです。


今天星期几?
これは中国文法業界では超有名な「名詞述語文」ですね。
主語(今天)も述語も(星期几)も名詞。名詞+名詞でできている文章です。

はじめて中国語の「名詞述語文」を学習したときには「とんでもねー構文だな」と思ったものですが、考えてみれば日本語だって格助詞を省略したら同じことじゃないでしょうか。

(日)今日何曜日?(名詞+名詞)
(中)今天星期几?(名詞+名詞)



それで、どうして英語だけ超絶に気持ち悪いかというと


What day is it today?


・・・だからこのitとか isって何なんですか?(振り出しにもどる)


英語って(いまさらだけど) 「名詞述語文」が存在しないんですねえ。
述語は動詞でないといけないので、無関係なisを急に連れてきたりして。

もうちょっと柔軟に考えられんのかな、名詞を述語にできることにしたらisはいらないのに。
ついでに何の意味もないitもこのさい思い切って削除しちゃいましょう!

結果は・・・


(*)What day today?

いいですねー、いい感じです。でもね、ここでは「今日が何曜日か」と聞きたいわけですよ。主役は今日なの。
「何の日が今日か」じゃないのよ。英語はそこが分かってないわよね。

そこで「今日」を主語の位置にもってきて


(*)Today what day ?

いいですね!パーフェクトです!!


(日)今日何曜日?(名詞+名詞)
(中)今天星期几?(名詞+名詞)
(英) (*)Today what day ?(名詞+名詞)


ピジン英語ってこうやって生まれたのでしょうね。
でも日本人と韓国人と中国人で英語で会話する必要があるときは、ピジン文法のほうがよっぽど通じそう。



あと日本人の心を混乱させるのは

day
という単語で「週の曜日」も「一年の特定の日」も「ある一日」も全部あらわしちゃうところじゃなでしょうか。

What day is it today?

とガイジンに聞かれて
「あっ、ごめん今日誕生日だった?プレゼント準備してないよ、どうしよう、いまからケーキ買ってこようか?」
とパニックを起こしてしまった日本人はわたしだけじゃないはず。
「いや・・・月曜日か火曜日か知りたいだけ」
などとフォローされて
「だったら“曜日”って単語を創設しろよ!まぎらわしいんだよ!!」とドラゴン怒りの鉄拳をかましたくなった経験があなたにもあるはずです。我不是東亜病夫!


もうちょっと名詞をきめ細やかに作ればいいのにね。
そしてできればアルファベットだけじゃなく漢字を使ってほしい。(希望)



次回は
What time is it?に感じる違和感
をお届けします。
お楽しみに!


(おまけの疑問)
そういえば日本語のウナギ文だって単に名詞述語文なだけじゃないの?
英語にも“I, Robot ”なんちゅうのがある気がするけど。あれは非文?


今日の記事はここまでです。多謝光顧!

[PR]
2013年 09月 16日 |
英語を勉強していて
どうして疑問文になるとdoとか出てくるわけ?あんた平叙文のときはどこにいたの?疑問文の時だけ出てくるとは卑怯なり。
と疑問を感じました。


こんなアホな疑問に答えてくれるひとはいないだろうと思ったのですが

英語で悩むあなたのために

というサイトに答えが載ってました。
引用させていただきます。(すごく長い引用になってしまった・・・すいません・・・)


292. 原形不定詞

英語の述語動詞は、実を言うと常に「助動詞+動詞の原形」から成り立っています。
 この「助動詞」と「原形動詞」が2つ並べて置かれることもあれば、「1語に合体」して使われることもあり、その「1語に合体」した形が「現在形」や「過去形」という活用形となるわけです。

 現在時制の場合、もっとも基本となる助動詞は「do/does」です。主語が3人称単数のときだけ「does」が使われ、あとはすべて「do」が用いられます。そしてその後にあらゆる動詞の原形を置くことができます。たとえば

I do go
We do go
You do go
He does go
She does go
It does go
They do go

 というふうに主語ごとに「do/does」のいずかを取ったあとはすべて共通して原形である「go」をおけば、これでSVの形式となるのです。つまり「V(述語動詞)」というのは「助動詞+原形動詞」から常に成り立っていると考えて構いません。

 このようにVを「助動詞+原形動詞」の2語で表現する方法を先ず知ってください。
それから2語に分かれているVを1語に「合体」させた形が生まれます。

I go
We go
You go
He goes
She goes
It goes
They go

 主語が3人称単数の場合以外は、「do」と並んで2語になっていた場合と1語に合体した場合とで同じ形が用いられていますが、あくまで「原形」と「現在形」は違うものなのです。たとえ見かけが同じでも「生卵」と「ゆで卵」のように中身は違うのだと理解してください。
 あるいは助動詞「do/does」が「包み紙」であり、それによって「原形動詞」が包まれた結果「現在形」ができると考えてもよいでしょう。

 包み紙「do」は例えて言うならサランラップのように透明で包むものに密着するため、何かを包んだとき、その包み紙は見えなくなってしまいます。中身と分けて包み紙だけを横にならべたときは無色透明ながら「do」という姿が見て取れますが、原形動詞を包んでしまうとぴったりそれに張り付いてしまいそこに包み紙があるようにさえ見えません。

 だから「do(包み紙)」で「go(原形動詞)」を包んでやると、結果として「go(原形=doで包まれた原形go)」となると理解してください。「何にも包まれていないむき出し、生の動詞」が原形であり、ラップで包まれた状態の動詞が「現在形」です。見かけが同じでも「包まれているのか、むき出しなのか」をイメージでしっかり区別するようにしてください。

 さて主語が3人称単数のとき使われる包み紙「does」は「do」にちょっとだけ色がついた色セロファンをイメージしましょう。それで原形動詞を包み込むと中身が透けて見えますが、セロファンの色(つまり-(e)s)がついて見えるため「go」は「goes」となるわけです。

 「主語の人称・数、時制」が述語動詞の形となって現れると最初に言いましたが、実は本当にそれが反映されているのは助動詞の側なのです。だから助動詞だけは「do/does」という主語によって異なる形を取りますが、それに続く本動詞はすべて原形なのです。包み紙が変わっても中身は常に同じということです。

 否定文はVの前に置かれる助動詞を否定することで作られます。すなわち do not / does not 短縮すれば「don't/doesn't」であり、そのあとには原形動詞が(包み紙をはがした状態ですから)置かれるわけです。
 疑問文でもVを一旦「包み紙(助動詞)と中身(本動詞・原形)」に分離してから主語と助動詞の位置を入れ替えます。

 現在時制では「do/does」という包み紙(助動詞)と原形動詞の組み合わせが用いられますが、過去時制なら主語の人称・数に関係なく「did」が包み紙(助動詞)となります。分離形では「did go」のようになり、合体すれば「went」という「過去形」となります。

 未来時制の包み紙(助動詞)は「will」ですが、これだけは本動詞(中身)を包み込むことができません。「包み紙」というより柔軟性のない一枚の「板」のようなものだと思ってください。本動詞を包み込めないため、合体形を持たず、ただ並べて「will go」のようにするしかありません。否定文や疑問文の作り方は他の助動詞が分離したあとと同じです。

 述語動詞Vを構成する「助動詞+本動詞」で本動詞を包み込めてしまうのは「do/does」と「did」だけであり、あとの助動詞は全部「板」として分離配置するしかありません。つまり can/could, may/might, shall/should, will/would, must などは本動詞との合体形を持ちません。

 中学からの学習順序としては

He goes to school. のような「現在形」を先に習い、否定文で突然
He doesn't go to school. と「does」が現れますが、この does は突然現れたのではなく、最初から「go(原形)」を包み込んでそこにあったのです。それが否定文という「一種の強調構文」を作るうため「助動詞+本動詞」という分離形となって姿を現したわけです。

 分離形は否定や疑問の文を作るときだけでなく、肯定文のときでも意味の強調をする際に現れます。すなわち

He goes
He does go
He does not go

 と「合体形>強調分離形>強調否定形」という段階を経ているのです。助動詞と本動詞が分離して配置されるのはすべて何らかの「強調」の意味を持っているときであり、肯定文のままでもその意味を強調するときは分離形が使われます。否定や疑問というのも「通常の意味ではない」という観点から一種の強調文だといえます。だからこそ述語動詞が分離形となるわけです。




「He goes to school. のような「現在形」を先に習い、否定文で突然
He doesn't go to school. と「does」が現れますが、この does は突然現れたのではなく、最初から「go(原形)」を包み込んでそこにあったのです。」
という部分に目が覚める思いでした。

英語は聞き流すだけでいいとかネイティブとおしゃべりすればペラペラになるという学習法もあるようですが、私は英語の歴史や変遷を教えてもらえるほうがありがたい。
(私はものすごく原因が知りたいタイプなんです)


英語で悩むあなたのために
は本当にとても良いサイトで勉強になります。


(おまけ)

同サイトの
(3)文法 089.品詞とは
に品詞の覚え方として面白いことが書いてありました。


次のような要領で覚えてください。

「名詞、代名詞、動詞」---ここまでを1つのグループにして一気に言う。
「形容詞、副詞」---この2つを1つのグループとして覚える。
「前置詞、接続詞、間投詞」--これらを「その他」のグループとして一気に言う。



とあったのですごく意外に感じました。
英語では動詞と形容詞は違うグループなんですね!!(←すごい今さら・・・)

英語では動詞は述語になるけど形容詞は述語にならないそうです。

へー、でも日本語だと

彼は食べる。
彼は美しい。

なので、動詞も形容詞も述語になれるのに。
中国語でも

他吃。
他漂亮。

なので、動詞も形容詞も謂語になれるのに。

英語って変なの。
He eats.
はOKでも
He beautiful.
はダメなんですよね。He is beautiful.のようにbe動詞が必要なんですね。
なんで必ず動詞が必要なのかな。
He beautiful.をOKにしたら無茶苦茶ラクになるのに、誰も思いつかなかったのかな。



今日の記事はここまでです。多謝光顧!

[PR]
2013年 09月 09日 |
お願い:
今日の記事を読まれた方は「このブログ主本当に義務教育完了してるのか?」と深い疑問にさいなまれることでしょう。しかし「做人要厚道」、温かい目で見守ってやってください。


数々のウロコを目から振り落としつつEssential Grammar in Use. の本文と練習問題が終わりました。

中でもものっすごく驚いたことメモ第二弾。


+++made+++

こんな例文がありました。

How is cheese made?


訳してみると
「チーズを作るのはどうですか?(好きですか?/やってみませんか?)」

・・・違いますね。当然「チーズはどのように作られますか」ですね。

でもさー
How is your mother?(お母さんお元気?)
How is your cold?(風邪の具合どう?)
How is Japan?(日本の景気は?)
と同じ構文で
How is cheese made?
ってどうなのよ。

てかcheeseって何で単数なのよ。何で冠詞不要なのよ。

といろいろ分からなくなりました。



Appendixに平叙文と疑問文がペアで載ったのでメモ

We make butter from milk.
Butter is made from milk.

How do they make butter?
How is butter made?


いちばん分からんのは
・どうして疑問文になるとdoとか出てくるわけ?あんた平叙文のときはどこにいたの?疑問文の時だけ出てくるとは卑怯なり。
・どうして疑問文になるとtheyとか出てくるわけ?あんた誰?そしてどうして受身になると消えるの?ニンジャか?
・どうして受身になるとisとか出てくるわけ?受身は動詞の内部で処理できんのか?(madeになってる段階で受身って分かるからisは要らんと思う。ちうか受身と過去分詞が同じ活用というのは紛らわしくて良くないから受身は思い切って違う活用にしたらどうかな。全部に-saretaをつけるとわかりやすいよ、make-saretaとか)


書いてて自分のアホさかげんに呆れました。


今日の記事はここまでです。多謝光顧!

[PR]
2013年 09月 06日 |
お願い:
今日の記事を読まれた方は「このブログ主本当に義務教育完了してるのか?」と深い疑問にさいなまれることでしょう。しかし「做人要厚道」、温かい目で見守ってやってください。


数々のウロコを目から振り落としつつEssential Grammar in Use. の本文と練習問題が終わりました。

中でもものっすごく驚いたことをメモしておきます。


+++make+++


こんな例文がありました。

A:I've got a new TV set.
B:What make is it?


Aさんが新しいテレビを買ったのでBさんが「それは何にするか?(by Google翻訳)」と聞いています。
・・・ってそんなわけないですね。

わけが分からなかったので辞書を引くとmakeには「メーカー」の意味があると分かりました。
ここのmakeは使役動詞とかじゃなくて名詞なのね。

make noun
the manufacturer or trade name of a product:
the make, model, and year of his car


要するにBさんは「どこのメーカー?」と聞いてるだけなんですが、こんな言い回しがあると初めて知ったのでとても驚きました。
そしてこのWhat make is it?は短い文ながら疑問がもくもく湧いてきました。

疑問1:なんじゃこのisは?なんでisが必要なの?
疑問2:なんじゃこのitは?なんでitが必要なの?
疑問3:なんじゃこのWhatは?どうしてなんでもかんでもWhatなの?なんていうんですか、どうして英語って「幾」と「什麽」を一緒くたに聞くわけ?

そういえばI've got a new TV set.にも疑問重重です。
疑問4:TV setってテレビ本体だけ買っても言えるのか、それともテレビ台とかDVDプレイヤーもついてるからsetなの?リモコンはsetに入るんですか?
疑問5:setと言うてるのにaがつくとは奇怪なり。
疑問6:どうしてシンプルにI boughtじゃダメなのかな。わざわざhave gotにする意図は奈辺にありや。

これらの疑問の答えは「それが英語だから」ですね。


itをもうちょっと具体的に言うと
What make is your TV set?(あなたのテレビはどのメーカー?)
になるようです。



What...?の例文がたくさん載ってたのでついでに書いておきます

(私でもまあ理解できる例)
What colour is your car?
What size is this shirt?

(オレ理解不能な例)
What time is it?
What day is it today?

いやだからそのisとかitとか何なわけ?


今日の記事はここまでです。多謝光顧!

[PR]