ロバートの反乱のおさらい (3)
2017年 09月 04日 |
続きです。
ネタバレ踏みたくないかたはここでお帰りください。(簡潔な警告)


283 AC

「トライデントの戦い」

ロバートの反乱は全体的に謎だがいちばん分からないのにクライマックスということになってるのがトライデントの戦い。
trident(三つ叉)という名前は三つの部族が住んでる地域だからついたのでしょうか(説明読んだが分からなかった)、リヴァーランズの主要な河川です。ここで反乱軍と王党軍が最後の合戦を繰り広げました。


〈バラシオン家〉
ロバートはスターク、アリン家、タリー家の合同結婚式が行われているリヴァーランズへ向かい、このころ鉄の玉座は自分のものだと宣言した(と原作者が言った、とwikiに書いてあるがどこまで本当なのか)。


〈ターガリアン家〉
エイリス二世はようやく反乱の重大さに気づき、バリスタン・セルミーらキングズガードをコニントンの援軍に送る。王都にはジェイミー・ラニスターが残って王を守護。
エイリスはキングズガードの隊長ジェラルド・ハイタワーを派遣してドーンのタワー・オブ・ジョイにいるレイガーを連れ戻す。父ちゃんは放蕩息子の居場所を知ってたのか。一国の王子が雲隠れするほうが無理か。

レイガーはハイタワーの他にアーサー・デインとOswell Whentをドーンに残して帰還(そんな強力な騎士を何人も置いてきて大丈夫か)。帰任したレイガーは王党軍を指揮し、父にタイウィン・ラニスターに応援を求めるよう助言。


〈マーテル家〉
プリンセス・エリアをターガリアンの人質に取られているマーテル家はターガリアンのために戦うしか道はない。悲しい。
キングズガードのプリンス・ルウィンがドーンの兵士一万人を率いてレイガーの応援に赴く。



トライデントの合戦の陣容はこんな感じ?

〈反乱軍〉
・北部の諸侯。(たぶん全部)
・アリンのヴェイルの諸侯。一部は王党軍に残留。
・リヴァーランズのタリー家。他は王党軍。フレイは日和見。(ここで遅れてきたフレイをタリーが執拗に責めたせいで後年大変なことに)
・ストームランズの一部。ストームランダーの多くはストームズエンドに封じ込められたり、アシュフォードで敗退して動けない。
反乱の首魁にもかかわらず、ロバートの直臣は少ない。王位についてもラニスターやアリンに頭が上がらないのはこの時の借りでしょうか。


〈王党軍〉
・ドーン兵一万。
・鐘の戦いで生き残った王党派。
・クラウンランズの諸侯。狭い海の諸侯など、とwikiには書いてあるのですが本当だろうか。セルティガーもヴェラリオンも影も形も見えないが。
・リーチの諸侯のうちストームズエンド攻めに加わっていない者。

王党軍は四万人、そのうち一割が騎士。反乱軍は数で劣っているが転戦を重ねて鍛えられている。


合戦は後にルビー・フォードの名で知られる渡し場で行われた。
レイガーが川を渡ろうとしたところにロバートが割れ鐘のような声で宣戦布告。

多くの戦士が勇猛に戦ったが、レイガーとロバートの一騎打ちが勝敗を決した。
ロバートがウォー・ハンマーでレイガーの胸当てをぶちぬいて殺し、王子を失った王党軍はちりぢりに逃亡。

ロバートを悪く言う人たちも、この戦いでロバートが正々堂々とレイガーに勝ったことだけは否定できないようです。
レイガーの死体はターガリアンの伝統にしたがって火葬されたらしい(と原作者が言った、とwikiに書いてある)。
実は死んでませんでしたとかいうオチやったらさすがに怒るでしかし(横山やすし)。


ターガリアンの敗因は反乱軍をなめてたことでしょうね。
バラシオン家はライオネルのころにも反乱を起こしてあっさり鎮圧されてるので、今度もすぐに抑えられるだろうと思ったのでしょうか。
しかし笑う嵐の乱はバラシオンの私怨だったが、ロバートの乱はバラシオンだけの反乱ではなく、スターク家の敵討ちや、あわよくば王家を転覆してやろうという陰謀家の合同軍だった。

私はジョン・アリンがいったいどういうつもりで義軍を挙げたのかすごく知りたいのですが、歴史の闇に葬られてしまうのでしょう。GRRMは書いてくれないだろうしね。

(続く)


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