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ウェスタロスの地名 (下) (ゲーム・オブ・スローンズ)
2016年 09月 12日 |
■The Stormlands

ザ・ストームランズ(複数形)。
名前からして北にありそうですが、実際はかなり南です。イギリスだとカンタベリーかブライトン?
領主はバラシオン家(House Baratheon)。別名はLord Paramount of the Stormlands。総督ではないんですね、意外。※※

居城はストームズ・エンド(Storm's End)。ハワーズエンドに似た名前ですが、あんなおだやかな農場ではなく、荒れ狂う海に面した館です。
ターガリエン家の侵略前のザ・ストームランズはストームランズの王国(Kingdom of the Stormlands)があり、House Durrandonが治めていました。
ストームズ・エンドを建築してたのはDurran Godsgrief※という王様。この人は海の神と風の神の娘と恋仲になって神々に憎まれ、何度城を建てても壊されてしまいました。最後にBran the Builderという偉大な建築家の助けによって難攻不落のストームズ・エンドが完成したのです。

しかしドラゴンを連れたターガリエン家にはかなわず、数千年後にザ・ストームランズはターガリエンの分家バラシオンの領地となりました。
ウェスタロスの豪族は領主に忠誠を誓うというより領地に尽くす仕組みらしく、ザ・ストームランズの小領主たちはとくに異議もないままバラシオンの配下に入ったようです。
ターガリエンの政策には国替えという考え方はないようで、かつて敵だった豪族も降伏さえすれば所領をそのまま安堵されるらしい。減額とかもされないみたい。そんなに権力持たせたままで大丈夫なのか?

狂王エイリス(King Aerys II Targaryen)の時代に王のいとこステフォン・バラシオン(Steffon Baratheon)がザ・ストームランズ当主となります。しかしステフォンは妻とともに若くして世を去る。
長男のロバート・バラシオン(Robert Baratheon)が後を継ぎますが、どういうわけか彼はジョン・アリン(Jon Arryn)の養子となってエダード・スタークと外地で育ったようです。そのあいだ領地は誰が統治してたんでしょう?ロバートよりさらに幼いスタニスとレンリーは保護者もなく放置されていたのか?それとも同じく養子に出されたの?

ロバートの若いころのことがよく分かりません。成長してからは狂王エイリスに仕えていたようですが、太子レーガー(Rhaegar Targaryen)に婚約者リアナ・スタークを奪われ憤慨して反乱を起こします。えらく短気。いや、そこまでにたぶんもっと複雑な事情があったのでしょうが、関係者がきれいごとしか言わないので謎なできごとです。

ロバートが王家の軍隊と戦っているあいだ、次弟のスタニスがストームズ・エンドを守ります。しかしロバートの留守を狙って攻め込んできたタイレル家が城を包囲。兵糧攻めにあいながらも一年以上もちこたえたスタニスですが、ついに食料が尽き、あわや城を枕に討ち死にというところへ密輸人ダヴォスが玉葱を積んだ船で救援にあらわれます。スタニスはダヴォスの働きに感謝し、彼を土地付きの騎士に任ずるのでした。
このころスタニスはまだ十代の終わりか二十歳そこそこだと思う。お兄ちゃんのいないあいだよく頑張りました。


ロバートは王位簒奪に成功して首都へ移り、ストームズ・エンドは領主不在となります。スタニスは自分に継承権があると期待するのですが、ロバートは末弟のレンリーを領主に指名。スタニスはターガリエン家の所領ドラゴンストーンに転封となります。
スタニスは兄に侮辱されたと受けとって激怒。兄弟の仲はぎくしゃくしてしまう。
ロバートの立場で考えてみると、譜代の家臣が守っている堅固なストームズ・エンドは幼いレンリーにまかせ、ターガリエンの遺臣が残るドラゴンストーンを頼れるスタニスに統治してもらおうという信頼のあらわれだったのではないか(、とそんなにロバートに肩入れする義務は私にはないが)。

ということで本来なら兄弟友愛の象徴であるべきストームズ・エンドは仲たがいの原因になってしまったのです。ご先祖は泣いとるで。



※Durranの発音が分からなかったのですが、ダランと読むようです(ブラン・スターク情報)。
ホビットのDurinはドゥリンなのに。英語の発音って分からない。

※※と思ったらやっぱりLord Paramount of the Stormlandsでしたわ。
ロード・パラマウントの地位は6つあるそうです。


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