Dworinスラッシュ解説之23 ゴースト
2015年 11月 29日 |
ホビット第三部BOFAのEEがついに日本でも発売になりました。先週は各地で涙と叫びが巻き起こっていたかと拝察いたします。
BOFAのEEを見るのがずっと怖かったのですが、ネットの同時再生会というのに参加して他の人の感想を読みながら見たらけっこうさくっと鑑賞できました。
同好の志というものはありがたいものですね。

で、大騒ぎしつつBOFAのEEを見て寝て翌朝になったら
「ドワトリってやっぱりプラトニックな親友だったんだな」
というふっきれたような爽やかな心境になっていて
「これが所謂賢者タイムというやつか」と感心しました。

(Qちゃんからのお願い)

・紹介しているのはファンフィクション/スラッシュ小説です。お嫌いな方はこの記事は飛ばしてください。
・海外の小説を無断で勝手に紹介しています。作者の方とは縁もゆかりもありません。国際紛争にならないことを祈りつつ書いている気の小さいブログ主です。よそでちくったりしないでね・・・
・作品はすべてAO3掲載作です。リスク回避(・・・)のためタイトルを適当に和訳しています。
・私もいちばん最初はバギンシールドからこの世界に入ったのでThilboの尊さはよく理解しています。でもアタシはDworinなの、ごめん怒らないで。


Dworinの幽霊ものというと、当然ですが王様の幽霊が戦士のところに来る展開ですね。
(逆をいちどだけ読んだことがある気がするが)

最後のこだま

エレボールを取り戻したDwalinのもとへThorinが幽霊になって戻ってくる。
最初は善良な幽霊のように見えたThorinだったが、しだいに様子がおかしくなっていき、エルフたちが表敬訪問にやってきたときついに大騒動を引き起こし、都はパニックに陥る・・・

なんだか見たような展開と思ったら
本邦の菅原道真公
ですね。
悲劇の英雄というのはどこの文化でも悪霊になってしまうのでしょうか。

最後の別れの場面が悲しい。


我は厳正で無慈悲だが、そなたを愛している

年老いて死にかけているDwalinを迎えに来たThorin。
同様の設定のスラッシュは他にもあるのですが、この作品が好きなのは、Thorin(の幽霊)が優しく語りかけてくるのでDwalinが「Thorinはそんな甘い言葉は言わない」と答えて、つい立腹していつも通り機嫌が悪くなってしまうThorinに、やっぱりThorinなのかと納得するところが良いのです。


山の底深く

エレボールを取り戻し平和に暮らすドワーフたち。
だが、ThorinとDwalinは山の奥深くで幽霊たちに襲われる。幽霊はモリアで死んだ血族たちだった。
幽霊たちはThorinとDwalinに幻覚を見せる。それはThorinが戦死し、Dwalinが取り残される「もう一つの世界」だった。

Dworinが末永く幸福に暮らす「別の結末」はスラッシュ小説では当然のごとく存在するわけですが、それを逆手にとった作品。とても優しくて悲しい小説です。


今日の記事はここまでです。多謝光顧!

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