ナイロン袋は存在しない
2015年 09月 15日 |
英語の文章を読んでいるとよくplastic bagという単語がでてきます。
買い物をplastic bagに入れたりするらしい。
プラスチックのバッグを持ち運びできるなんてさすがアメリカ人は力持ちやなと毎回感心していたのですが、ふと辞書をひいてみると
「レジ袋」
とありました。

なんだ、ビニール袋のことか。
とちょっとがっかりしたとき、「レジ袋」の横に「ポリ袋」と併記されてるのに気づきました。
私のイメージでは「ポリ袋」というのは「ポリバケツ」に入っている大きくて丈夫なゴミ袋なのですが、「レジ袋」と「ポリ袋」は果たして同じものなのか?


と疑問に感じてネットでいろいろ検索してみたところ、とてもショッキングなことを知りました。


■ポリ袋
ポリエチレンやポリプロピレンを原材料とする袋。
ポリエチレン(PE(Polyethylene))、ポリプロピレン(PP(Polypropylene))はどちらもプラスチックの一種。
ポリエチレンは石油が原料だが、最近では植物由来ポリエチレンも開発されている。
英語のプラスチック・バッグというのは正しい認識なのですね。

東洋製罐のサイトが分かりやすかった
プラスチックの種類


■ビニール袋
ポリ塩化ビニール(vinyl)を材料とした袋。
毒性があるため、現在では食品用には使われていない。

知らんかった・・・ビニール袋ってもはや絶滅していたのですね・・・


しかし塩化ビニールはすでに使われていないというのは分かったが、「ビニール袋」のことを「ナイロン袋」とも呼びませんか?
でも考えてみたらビニールとナイロンって別の物質?


■ナイロン袋
ナイロン(Nylon)は衣服に使用される石油製品。
価格が高いので家庭用ゴミ袋としては使われないらしい。
ええええ、いままで数十年間ナイロン袋と思っていたあれらはナイロン製品ではなかったのか・・・って冷静に考えれば明らかにナイロンじゃないですよね。

どうやら関西方言らしいです。
そういえば私は合成繊維のことは何でもナイロンと言ってしまう。「・・・(違う、これはポリエステル)・・・」と途中で気づくのですが、ナイロンのほうが言いやすいし。関西人はけっこう何でもナイロンって呼ぶような気もする。

ネットでは「関西の年寄りの言葉」とかあったけど、じつは今日20代の子がナイロン袋と言うのを聞いてしまったの。21世紀に生きるナイロン袋。

「リボンの騎士」にナイロン卿という悪役がいましたが、あれも手塚先生が関西出身だからこそ生まれたキャラクターなのかもしれませんね。



そういえば韓国語を勉強してたとき「ビニール袋はいりますか」みたいな文を練習しました。
「びにる」って発音が愛らしかったので覚えているのですが、韓国でもポリ袋のことを비닐呼ぶようで(無論材料はプラスチックでビニールではない)、間違ってるところに親近感を覚えます。
実際の材料と違う名前で呼んでしまう日用品というのはどこの文化にもあるのでしょうか。
小麦粉をメリケン粉っていうようなもの?



ついでにストッキングもいまはナイロンじゃなくってポリウレタンなんですって。
ナイロン・ストッキングって呼んでたわ・・・間違いだった。


今日の記事はここまでです。多謝光顧!

[PR]