Dworinスラッシュ解説之18 黄金病
2015年 08月 31日 |
(Qちゃんからのお願い)

・紹介しているのはファンフィクション/スラッシュ小説です。お嫌いな方はこの記事は飛ばしてください。
・海外の小説を無断で勝手に紹介しています。作者の方とは縁もゆかりもありません。国際紛争にならないことを祈りつつ書いている気の小さいブログ主です。よそでちくったりしないでね・・・
・作品はすべてAO3掲載作です。リスク回避(・・・)のためタイトルを適当に和訳しています。
・私もいちばん最初はバギンシールドからこの世界に入ったのでThilboの尊さはよく理解しています。でもアタシはDworinなの、ごめん怒らないで。


映画の第三部の公開前には、Thorinの黄金病についてさまざまな想像をめぐらせた作品が発表されてました。

映画のドラゴン・シックネスはあれはあれでとてもよかったのですが、ファンフィクションのような驚きがなかったなというのが正直な感想。いやブロックバスター映画なんだからあまりに自由な描写は不可能だったのはよく分かっているのですが。



闇のものたちが眠るところ

DwalinはThorinに忠告しようとして殴り合い、dub conもどきにまでもつれこむ。
しかし心が通じたと思ったのは一瞬で、Thorinは終わったとたんアーケンストーンを探しに行ってしまう。
去っていくThorinを見送りながらハーフリングにならって山を降り、親友の皮をかぶった暴君から離れたいと願うDwalin。だが自分が王を見捨てることはないとよく分かっている。


夜のしらせ

Thorinが大声でひとりごとを言っている。
もし自分が狂気にとらわれたら誰か信頼できる者が自分を殺さなければならない・・・
黙って耳を傾けることしかできないDwalin。


すべてが黄金

ThorinはDwalinに自分が黄金病にかかった時には始末をつけると誓いを立てさせる。

しだいに正気を失っていくThorinの視点から書かれていて狂気の描写がとても良い。
仲間たちの名前も分からなくなり「白髭殿」「帽子」「斧頭」とあだ名で見分けるしかなくなるThorin。彼らが自分を見る目に疑いを感じるようになる。
ただ「禿げたやつ」に対してだけは「Dwalin」、「安心」という単語が浮かぶ。
「禿げたやつ」とふたりきりになったとき、相手が王への誓いについて話しながら涙を流しているのに気づき、いぶかしむThorin・・・

読み返してまた悲しくなってしまった。
この作者の作品はどれも良いけど、これは本当に名作。

タイトルはThe Lord of the Ringsの一節"All That is Gold Does Not Glitter(輝くものすべてが金とは限らない)" から取ってるのかなと。




黄金病ものはたいていDwalinがとても可哀想。ときどき読み返して楽しんでいます(ひどい)。


今日の記事はここまでです。多謝光顧!

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