Dworinスラッシュ解説之15 オメガバース・ダイナミクス
2015年 08月 21日 |
(Qちゃんからのお願い)

・紹介しているのはファンフィクション/スラッシュ小説です。お嫌いな方はこの記事は飛ばしてください。
・海外の小説を無断で勝手に紹介しています。作者の方とは縁もゆかりもありません。国際紛争にならないことを祈りつつ書いている気の小さいブログ主です。よそでちくったりしないでね・・・
・作品はすべてAO3掲載作です。リスク回避(・・・)のためタイトルを適当に和訳しています。
・私もいちばん最初はバギンシールドからこの世界に入ったのでThilboの尊さはよく理解しています。でもアタシはDworinなの、ごめん怒らないで。



週末だからいいかと思って(恒例)、ちょっと踏み込んだ設定の作品を。


Omegaverseについては日本語でもネットでいろいろ解説されていますので、詳しいサイトをご覧ください。
私もよく分かってないのですが、ポイントはたぶん「オメガなら性別にかかわらず妊娠・出産可能」というところなのでしょう。

人間の場合、女男それぞれにアルファ、ベータ、オメガがあって合計6種類の性別(っていうのか?)があるのですが、これをミドルアースに適用するとホビット6種類エルフ6種トロール6種類・・・とすごい数になっちゃって収拾つかない感じ。

・・・なのかと思うのですが、なにぶんDwalinの出てくる作品しか読まない私ですので、じつはよく知りません。
今日はそんな数少ないDwalinが主役のOmegaverseをご紹介。


憧れる心

旅の途中で山の下の王Thorin Oakenshieldはheatの時期に入ってしまう。
カンパニーから離れようとするThorinだがDwalinには他の計画があった。

ちょっと目先の変ったPWPくらいの話。あまりOmegaverseの必要性はなかったかも。
DworinにはNon-conがあまりないので、そういう点では貴重と言えるかも知れません。

この作者は
漁夫の物語
というThorinが人魚の王様になってDwalinを誘惑する楽しい作品も書いてます。


さし迫った探索

バギンシールドかと思ってたのに、いま見たらAlpha!Dwalin、Omega!Bilboのタグがついてた。

OmegaのBilboちゃんのところに魔法使いが来て、「ドワーフが来るから」と言うのです。でも急にheatが始まっちゃって焦るBilbo。「来客お断り」の札を玄関にかけようと思ってドアをあけたらそこにはAlphaドワーフが立っていた。
Dwalinは母と兄にしつけられた通りに礼儀正しく挨拶しようとしてるのに、Bilboちゃんってば自己紹介もさせてくれないの。

文章が上手くて楽しい作品なのですが、Omegaverseというのは書き続けるのが難しいらしく、未完のまま。残念です。


予期せぬ

ドワーフにOmegaは少なく、とても大切にされる。しかしOmegaのDwalinは貴族や金持ちと結婚して宝石のように守られるより、兵士として生きたいと切望している。だがOmegaは男の職業につくことはできず、ドワーフ社会に彼の居場所はない。

友人ThorinはDwalinの希望を入れて探索の旅に加えるが、他のメンバーはOmegaの存在に難色を示す。

シャイアでBilboに出会ったDwalinは、ホビット社会ではOmegaはか弱く守るべき存在と見なされていないと知って驚く。Omegaである自分と対等に接してくるAlphaホビットに次第に魅了されるDwalin・・・

すごく良い作品なんです。DwalinがOmegaという意表をつく設定もいいのですが、普通のファンフィクションではマッチョな戦士としてのアイデンティティにまったく疑問を持たないDwalinが性差別の対象になるところにはっとさせられます。
伝統的ファンタジーに内包される男女差別にOmegaverseという手段で光を当てたというか。

けどこれも未完。いつか続きを書いてくれないかなあと待っています。



Omegaverseでもドワビルっていいなあとあらためて思いました。


今日の記事はここまでです。多謝光顧!

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