Dworinスラッシュ解説之8 ディス姫
2015年 07月 19日 |
ファンフィクションは読むのも楽しいけど、世界観を解説するのもとても楽しい。
自分がどうしてその作品が好きなのか、解説してみるとよく分かる、のでだらだら続いているシリーズです。
スルーしてください。



(Qちゃんからのお願い)

・紹介しているのはファンフィクション/スラッシュ小説です。お嫌いな方はこの記事は飛ばしてください。
・海外の小説を無断で勝手に紹介しています。作者の方とは縁もゆかりもありません。国際紛争にならないことを祈りつつ書いている気の小さいブログ主です。よそでちくったりしないでね・・・
・作品はすべてAO3掲載作です。リスク回避(・・・)のためタイトルを適当に和訳しています。
・私もいちばん最初はバギンシールドからこの世界に入ったのでThilboの尊さはよく理解しています。でもアタシはDworinなの、ごめん怒らないで。



原作全編を通じて名前の出てくるドワーフ女性はThorinの妹Dísひとり、それもFiliとKiliの母として家系図に登場するだけです。

しかしThe Hobbitのファンフィクションの世界では、Dísの登場する作品は数多く、読者にとても愛されているキャラクターです。
作者によって多少違いますが、多くの作品で共通する設定は

・髪と目はThorinと同じ色。容貌はThorinの美少女版。
・性格は果断で豪快、兄より統治者に向いているかも。彼女が青の山脈やエレボールの女王としてドワーフを治める作品もけっこうある。
・夫(名前不明)は身分が低く、Dísはひとめぼれして駆け落ち同然に結婚するが、こどもが二人生まれたあと若くして未亡人となる。

原作者の設定ではドワーフは生涯に一度しか結婚しないので、DísとDwalinを恋愛させようとすると、こどものころか、不倫か、後家の火遊びになってしまう。
しかしそんな過酷な条件下でも楽しい作品がうみだされています。

なにより、どうしてもDísとDwalinをくっつけたいという人が世界にこんなにいるのかと感動します。



あったかい

天体観測キャンプに来たエレボールの王子様お姫様たち。
山の外は小さいドワーフリングには暗くて恐ろしいところ。
Thorinの弟Frerinはお化けが怖くてDwalinの隣にもぐりこむ。
「Thorinと寝ればいいだろう」と不機嫌なDwalinに「だってあったかいから」と言い訳するFrerin。
そこへお化けが追いかけてきた・・・!

お化けの正体はDís姫だったのですが(ネタバレごめん)、Dísも「だってDwalがいちばんあったかいんだもん」

DwalinがDwalと愛称で呼ばれてるとほのぼのする。


人間たちはどうやるの

ドワーフはキスするとき額をあわせるが、人間はちがうらしい。幼いDwalinは人間の男女が口をくっつけているのを見て、Dísと試してみる。
何度も練習して上手になった二人は大人たちの前で「人間たちのやりかた」を披露する。

結果は怒った親たちに「小さいドワーフリングがこんなことをしてはいかん!」と引き離されてしまう。

Dísの積極的な反応に圧倒されるDwalinが可愛い。



そして秋の月は輝き

もともとは「Thorinが狼男になってしまったら」という構想で書き始められた作品だと思うのですが、どんどん違う方向に進んでしまい、途中からDwalinとDísのロマンス小説になってます。Thorinほぼ背景。

夫を失ったDísはDwalinになぐさめを求めるうち、彼のこどもをみごもってしまう。
ドワーフ社会では未亡人が愛人を持つことは不道徳と考えられているが、じっさいには不倫(ドワーフの考えでは)の子を産むドワーフ女性は多い。
Dísは堂々とDwalinと同居し、男の子をもうける。

ママに赤ちゃんが生まれると知ったFiliは「ぼくとKiliはいらない子になっちゃうの?」と心配する。
Dwalin殿が引っ越してくるとママのベッドから追い出されてしまうので、「Dwalin殿は伯父上のベッドで寝ればいいよ」とナイスすぎる提案をするFiliも可愛い。伯父上は内心「それじゃDwalinが引っ越してくる意味がないだろう」とつっこんでみたりして。


ディス×ドワは他にも名作がたくさんあります。
やはり男女のロマンスは安心して読めるので良い。


今日の記事はここまでです。多謝光顧!

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