Dworinスラッシュ解説之1 Dwaggins(1)
2015年 06月 29日 |
いまこのブログに来てくださるかたはほとんど「アウトランダー」か「中国語学習」の記事を読みにきてくださるのではないかと思います。

そこへまったく誰からも必要とされていないDworinスラッシュの話をしようというブログ主のこの勇気というか蛮勇。しかも鍵もかかってないオープン記事で。

しかし自分の好きなことを書くためのブログですので、他人の迷惑など考慮せず勝手に進めます。


(Qちゃんからのお願い)

・紹介しているのはファンフィクション/スラッシュ小説です。お嫌いな方はこの記事は飛ばしてください。
・海外の小説を無断で勝手に紹介しています。作者の方とは縁もゆかりもありません。国際紛争にならないことを祈りつつ書いている気の小さいブログ主です。よそでちくったりしないでね・・・
・作品はすべてAO3掲載作です。リスク回避(・・・)のためタイトルを適当に和訳しています。
・私もいちばん最初はバギンシールドからこの世界に入ったのでThilboの尊さはよく理解しています。でもアタシはDworinなの、ごめん怒らないで。


さて、ブログ主しかいなくなったところで記念すべき第一回目はDwaggins(1)


Dwagginsってこれです↓


(いま気づいたがDwalinは魚だけじゃなく煮込みも食ってるのか)


Dworinスラッシュと銘打ちながらDwaggins、何考えてんだ俺。
でも好きだから・・・


はらぺこ晩餐協会

Dwagginsに限らずすべてのThe Hobbitスラッシュでいちばん好きな作品かも、というくらい好き。

旅の途中Bilboが、自分とDwalinは同じ愛好を持っていると気づいてふたりだけの夕食倶楽部を結成する。
路上のことなので実際に食べるわけではなく空想のメニューを検討しあうだけなんですが、この料理がどれも美味しそう。Bilboが魚をパリパリに焼き上げる秘訣を語るとDwalinが「レモンを忘れるな」とアドバイスしてくれるの。
ドワーフは塩の行商を独占してる設定らしく、Dwalinが「じゃがいもの塩釜」っぽい料理を披露して、貴重な塩をぜいたくに使ったドワーフの豪儀さにBilboが「さすが卸商」と感心したりする。塩と鉄の専売ってドワーフって商売上手、と作者の目のつけどころに感心します。

もちろんごはんの他の嗜好(=Thorin)についても熱く語り合ううちに、お互いがロマンチックな関係になってしまうDwaggins。
Thorinが黄金病にかかってしまい、協力して病気に立ち向かうDwaggins。
Bilboの解決策が独創的で楽しい。

文章がものすごく達者で読んでいて幸せな気分にひたれる名作。
Bilboのキャラクターが本当にBilboらしく、口調もしぐさも目にうかぶよう。読んでて上手いなーと何度もうならされます。


ウハラム

「ウハラム」(と読むのだろうか)はドワーフ王家の古い習慣で、王が忠臣に自分の愛人を一夜だけ下賜する特別な恩恵。
Thorinが王の命を救ったDwalinに「ウハラム」として恋人Bilboを与える、というところから始まる作品。

・・・・・・すごすぎる設定・・・・・とBilboも読者も最初は驚くが、Dwalinの誠実さに次第に惹かれていくBilboが可愛い。
Thorinはその後もDwalinに「ウハラム」を賜り、ふたりは身も心も愛し合うようになるのです。
しかしBilboは王の恋人でDwalinは王の忠臣、Dwagginsは幸せにはなれない運命なのか・・・!?

さっきまた読んでしまった。
作者は英語ネイティブではないようなのですが、Dwagginsが大好きな気持ちが伝わってくる素晴らしい作品。Dwagginsにハズレなしと確信させられる良作。


沈黙の中に

ポストBoFA。
DwalinはDainに仕えることを拒んでドワーフ社会から追放され、ブリーで鍛冶屋としてひっそり暮らしている。
そこへ偶然Bilboが仕事を依頼に来て事情を知り、Dwalinをシャイアに招待する。

Bilboと甥Frodoの静かな生活の中でDwalinの心の傷もしだいに癒えていく。
DwalinはBilboが村ではずれものにされていることに気づく。理由はBilboが他のホビットと違うせいなのですが、Dwalinが庇おうとして乱暴なふるまいをするのでかえってこじらせたりして。
でも守ろうとしてくれるDwalinの優しい気持ちが嬉しいBilbo。
しだいにお互いを大切な存在と感じるようになるDwaggins。相手をゆっくり好きになっていく小さな日々の積み重ねが優しく切ない。

しかしBoFAのあと自責の念から逃れられないDwalinは、自分は幸せになる資格はないとシャイアを出て行ってしまう。


ファンフィクションのDwalinはたいてい「何も考えてないおばかさん」か、「すごく苦しんでかわいそうなおばかさん」のどっちかなのですが、この作品はいままで読んだ中でも五本の指に入る「苦しむおばかさん」でした。
Dwalinが大好きな私はDwalinが苦しむのを見るのはとてもつらい、でも苦しむDwalinを読むのはとても楽しい(矛盾)。

そしてDwagginsはだいたいThorinがふたりの中を陰に陽に邪魔立てするので、「あーもージャマだな王様」と思いながら読むのも楽しいのです。




はあ、1年くらい溜めてたことを吐き出してスッキリした。
自分にこのブログがあって良かった。

読んでくださったかたありがとうございます。
でも次回は無理して読まなくてもだいじょうぶですヨ☆



今日の記事はここまでです。多謝光顧!

[PR]