ネタバレ解説&感想⑮ 「ホビット 思いがけない冒険」 フライパンから火の海へ
2015年 02月 08日 |
トールキン部外者のブログ主が映画「ホビット」を見て分からなかったことを調べながら書いてます。
内容はいいかげんですので本気になさらないでください。訳をつけてみたところもありますが適当です。
アクションシーンを文章で書くのは難しいですね。しかもあのラストシーンだしね。


衝撃のラスト・シーン。
あなたは30分間席から立ち上がれない。


ビルボが感動的なスピーチをしたところでめでたしめでたしかと思ったところへアゾグが率いるオークの一団が攻めてきます。

オーク(Orc/ɔːk/)はもとはエルフを改造(?)して作られた悪の種族らしいです。(「ロード・オブ・ザ・リング」のウルクハイのところでサルマンが言ってた)
アゾグはグンダバド出身のオークで、ドワーフが捨てた鉱山モリアに住み着いていました。そこへエレボールから逃れたドワーフたちが押しかけてきたので戦ったらドワーフ王スロールを殺してしまい、全ドワーフから仇と狙われています。モリアのアザヌルビザールの戦いでスロールの孫トーリンに腕を切り落とされました。トーリンはアゾグは死んだと思っていたのですが生き延びていたのです。後で分かるのですが、アゾグはネクロマンサー(=サウロン)の手先になってます。

というのが映画の設定ですが、原作(「指輪物語 追補篇」)ではモリアでアゾグを殺したのは鉄の足ダインというトーリンのいとこです。
どれが原作でどれが映画でどれがファンの妄想かよく分からなくなります。


アゾグはトーリンを追いかけてきてザ・ミスティ・マウンテンズの外で追いついたんですね。原作小説「ホビット」では、ここでドワーフたちを襲うのはザ・ミスティ・マウンテンのゴブリンたち。グンダバドのオークの出番はありませんでした。ホビット映画化でいちばん得したのはアゾグかも。

Thorin:Out of the frying pan...

Gandalf:...and into the fire! Run! RUN!



Out of the frying pan into the fire(一難去ってまた一難)はまさにこのあとの状況をあらわすのにぴったりなことわざ。
ドワーフたちは木に登って難を逃れます。

殺したはずのアゾグが現れて驚愕するトーリン。
あ、オークはブラック・スピーチという独自の言葉を使うみたいです。「ヒストリー・オブ・ザ・ミドルアース」だったかにブラック・スピーチはサウロンが編み出した言語で、ゆくゆくは世界共通語にするつもりだったと書いてありました。「普及に失敗したエスペラント語」みたいなもんですかね。
オークはウェストロン(共通語)は使わず黒の言葉しか喋らないようです。第二部でスラ様に捕まったオークもブラック・スピーチだった。
謎なのは、他の種族は黒の言葉の聞き取りができるみたいなんですよね。
お互い違う言語を喋りながらじゅうぶんコミュニケーションが取れている。便利だ。※


アゾグを見たトーリンは頭に血がのぼっちゃって、ぼんぼん燃えさかる炎の中、単身オークに斬りかかっていきます。あのーあなたリーダーなんですけど。
ドワーリンが助けに行こうとするけど枝に挟まれて身動きとれない。ここでむなしくトーリンの名を叫んでるドワーリン可哀想。
ここの"Thorin,No!"って第三部とまったく同じセリフだと思うとさらに可哀想。

とてもかっこつけて走っていったわりに一撃でアゾグに倒されるトーリン。
危うしトーリン!というところをビルボが助けます。


ビルボが!!
ここのマーティンは本当にすごい。いつもすごいけどここは本当にすごい。

しかし不意をついてアゾグに一撃をくわらせたものの、すぐに追い詰められるビルボ。
そのビルボをドワーリンが助ける場面はこれも第三部と同じですね。
ドワーリンはトーリンも助けているがビルボのこともすごく助けているのです。気づいていましたかみなさん。



じつはガンダルフが蛾をメッセンジャーに使って大鷲を呼んでました。
蛾にささやきかける場面で流れる音楽が「蛾のテーマ」、大鷲が飛んでくるときのテーマは「大鷲のテーマ」らしいです。しかし蛾と鷲の音楽似てるのでどっちがどっちか分からなくなる。


一行は大鷲に乗せてもらって岩場に連れて行ってもらいました。
息を吹き返したトーリンにみんな大喜び。
しかし蘇生しても怖いトーリン。


Thorin:The halfling?
(ハーフリングは?)

Gandalf:It’s all right. Bilbo is here. He’s quiet safe.
(大丈夫じゃ、ビルボはここだ。きわめて安泰じゃ)

Thorin:You! What were you doing? You nearly got yourself killed! Did I not say that you would be a burden? That you would not survive in the wild and that you had no place amongst us?
(お前は!お前は何をしていたのだ?もうすこしで死ぬところだったのだぞ!お前が重荷になると言わなかったか?お前は荒野で生き延びることはできず、われらの間に居場所はないと?)

I’ve never been so wrong in all my life.
(これほど間違っていたことはなかった)

I am sorry I doubted you.
(疑ってすまなかった)




・・・そして熱いハグ・・・

は???なんなのこのドワーフの王様。


初めて映画館でこの場面をみた一群の観客たちはさぞかし驚いたことでしょうね。私は先にネタバレ動画を見てたので驚かなかったのですが(・・・驚きたかったよ・・・)




岩場からはエレボールが見える。

Bilbo:Is that what I think it is?

Gandalf:Erebor—The Lonely Mountain. The last of the great dwarf kingdoms of Middle-earth.

Thorin:Our home.



第一部はビルボとトーリンのラブラブ場面で終わり。
The Happy End...


しかしお山ではスマウグが目を覚まして待っているのだった。


終わった!
いやあラストシーンが衝撃的すぎる映画でした。

メイキングでドワーフ役者さんたちが「カットのあと全員でマーティンをハグして驚かせよう」って企画をしてる場面があって、ビルボがドワーフたちにわやくちゃにされててとっても可愛いのです。
ここで注目したいのが、ドワーリン役のグレアム。映画本編ではビルボからそっぽ向いてたくせに撮影終わったらものすごく自然にマーティンをハグしていたの。え、あなたが主役カップルですかっていうくらいナチュラルなハグだった・・・




※ドワーフは自分たちのことをドワーフ語で「カザド」って呼ぶんですけど、オークもドワーフのこと「コズド」みたいな音で表すんですよね。けっこう似てますよね。


ひさしぶりに適当地図


①リヴェンデル
②ゴブリンタウン
③オークに襲われたところ
④岩場(キャロック)
⑤モリア



ここまでの記事
ネタバレ解説&感想① エレボールの陥落
ネタバレ解説&感想② 予期せぬパーティ
ネタバレ解説&感想③ バーリン爺やの昔話
ネタバレ解説&感想④ イスタリとドル・グルドゥア
ネタバレ解説&感想⑤ トロルの森
ネタバレ解説&感想⑥ ワーグ&オーク
ネタバレ解説&感想⑦ リヴェンデル
ネタバレ解説&感想⑧ 白の会議
ネタバレ解説&感想⑨ サウロン
ネタバレ解説&感想⑩ EE in リヴェンデル
ネタバレ解説&感想⑪ 石の巨人
ネタバレ解説&感想⑫ ゴブリン・タウン
ネタバレ解説&感想⑬ 一つの指輪
ネタバレ解説&感想⑭ 本と安楽椅子と庭



今日の記事はここまでです。多謝光顧!

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