「ビリー・エリオットミュージカルライブ/リトル・ダンサー」
2015年 02月 03日 |
いつもながら何も調べずに見に行きました。映画「リトル・ダンサー」のミュージカル映画なのかと思っていたのですが違いました。ミュージカル「リトル・ダンサー」の舞台を映画館で見るんです。

オフィシャルサイト

映画も大好きなのですが、ミュージカルはまた違った面白さがありますね。
主役の少年はもちろん本当にすごいのですが、脇役の大人たちも素晴らしい。ピアノの伴奏者のデブちんがダンスの達人だったりして意表を突かれます。ビリーの女装好きのお友だちを演じてる子も上手くて、こんなこどものころからこんなに面白くて、この先どうなっちゃうんだろうこの子と心配なほど。

イギリス北部炭鉱の町ダラムが舞台で、バレエの素質のある少年が主人公です。
大人たちは先の見えないストに明け暮れ、ビリーの才能をわかってくれるのは場末のバレエ教室の先生だけ。
没落の一途をたどる町で労働者として一生を終えるのか、ロンドンの学校でバレエに賭けるのか、ビリーも家族も悩みます。

ダンスも良いのですが、ストーリーも当時のイギリスの社会状況を織り込んでいてとても面白い。
労働者の団結なんてことが信じられてた時代があったなあ、と懐かしく思い出しました。クリスマスに「マギー・サッチャーさんクリスマスおめでとう、早くくたばってくれ」なんて歌を歌ってたりして世相が垣間見えます。

才能ある少年が運命を切り開いていく物語ですが、凡庸な大人たちが若い世代のために自分を犠牲にする物語でもある。
凡才でも天才を支えることで輝けるんだなあと感じました。(こういう凡庸な感想しかないところが我ながら凡才)


ところで北部が舞台なので登場人物全員訛ってます。
だんだん訛った喋り方が普通のように思えてきて、ビリー親子がロンドンで出会うお上品な紳士の英語がまったく聞き取れなくなるほど。すごく気取ってるときのコリン・ファースみたいな喋り方の人で、ビリーのお父さんとお互いに「失礼ですけど何言ってるの?」と聞き返しあってておかしい。
かと思えば、バレエダンサーの男性(タイツの前がすごい)は、出身を聞かれて「グラスゴーだよ、ミルトン・キーンズだとでも思ったか、プリック野郎」とものごっついスコットランド訛りで答えてました。


ミルトン・キーンズっていえば、スタイル・カウンシルに「ミルトン・キーンズへおいでよ」って痛烈な曲があったなあとか思い出しました。あのころのイギリス音楽って反サッチャー多かったよね。


本当に面白かったです。この2ヶ月ホビット第三部以外の映画をまったく見てなかったので、映画ってみんなあんなにつまんないいや退屈いや長いむにゃむにゃなような気になってたけど、面白い映画はちゃんと面白いんですね。



今日の記事はここまでです。多謝光顧!

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