ネタバレ解説&感想② 「ホビット 思いがけない冒険」 予期せぬパーティ
2014年 12月 28日 |
トールキン部外者のブログ主が映画「ホビット」を見て分からなかったことを調べながら書いてます。
内容はいいかげんですので本気になさらないでください。訳をつけてみたところもありますが適当です。英語訳すのって中国語訳すより難しいですね。


昨日のつづきです
昨日>ネタバレ解説&感想① 「ホビット 思いがけない冒険」



■ガンダルフ登場(つづき)

ガンダルフのことは誰でも知っていますね。「ロード・オブ・ザ・リング」に出てくる魔法使いです。ということくらいは私でも知ってたので説明の必要はないですね。
しかし、「ホビット」のヤング・ビルボはガンダルフとほとんど初対面なのです。
見ず知らず同然なのにガンダルフは若ビルボに冒険に出るよう勧めます。・・・唐突すぎる展開・・・

わけのわからない若ビルボは当然怪しげな申し出を断ります。
ガンダルフがビルボを選んだ理由は彼がまっとうなバギンズ家の一族であると同時に、冒険好きなトゥック家出身の母を持っているからだそうです。

作者のトールキンは血統重視主義らしく、私はそういうDNA至上主義は好きではないのですが文句言っても仕方ないですね。
しかしいま気づいたのですが、ビルボの母上は美人だったと強調されてるんですよ。ってことはつまり(原作では記述がないが)ビルボも美人だったと行間を読むべきだったのですね。
映画のビルボはもうめっちゃくっちゃキュートです。




話がそれましたが、ガンダルフは断られてもまったく諦めておらず、というか最初から候補者がビルボ一人しかいなかったので、どんなにダメでもビルボしか選択肢がないのです。魔法使いってけっこう行き当たりばったりですね。


■予期せぬパーティ

その夜、ビルボが夕食を食べようとしていると、招かれもしないのにドワーフたちが押しかけてきます。

ドワーリン:
最初に戸口に現れるドワーフ。
ドワーリンはのちのちビルボにとって大きな意味をもつ存在になっていくのですが(>ブログ主の脳内で)、このときはただのでっかくておっかないドワーフです。クロニクルの設定では身長150cmとなっていました。トーリンは149cm。クロニクルはメーターとフィートの両方で表記があって親切です。
バーリンの弟。父はフンディン。トーリンとは曽祖父が兄弟同士。流浪の生活のあいだもトーリンを支え続けてきた忠臣。
イメージカラーはグリーンとカーキ。瞳はブルー・グレイ。
ビルボの焼いたクッキーが大好きなのでファンにはクッキー・モンスターと呼ばれています。




Dwalin:Dwalin, at your service.
(ドワーリン、あなたにお仕えします。)

Bilbo: Bilbo Baggins, at yours. Do we know each other?
(ビルボ・バギンズです、こちらこそ。以前にお会いしましたか?)

Dwalin:No. Which way, laddie? Is it down here?
(いいや、どっちだ若いの?この奥か?)

Bilbo:Is what down where?
(この奥って何が?)

Dwalin:Supper. He said there’d be food, and lots of it.
(夕食だ。あいつは食事があると言ったぞ、それもたくさんあると。)

Bilbo:He said? Who said?
(あいつが言ったって?誰が言ったんです?)



ドワーリンに挨拶されてガウンのベルトを締めなおすビルボが可愛いの。



バーリン:

二人目のドワーフ。ドワーリンの兄。
白い髪、白いお髭に赤い衣装。そして黒い手袋。
トーリンのブレーンで思慮深い老ドワーフ。が、あくまでドワーフとしては、というただし書きが必要。他の種族から見れば同様に脳筋。

ドワーリンと頭突きで挨拶してビルボをびびらせます。




Balin:Balin, at your service.

Bilbo:Good evening.

Balin:Yes, yes it is, though I think it might rain later. Am I late?

Bilbo:Late for what?



この調子で13人のドワーフ全員を紹介したいのですが、そういうわけにもいかず。
12人のドワーフとガンダルフたちが、勝手にビルボの家で宴会をはじめてしまいます。
パントリーも酒蔵も空っぽにされて怒るビルボ。
しかしあとから思うと、長旅に備えて冷蔵庫を整理してくれたといえるかもしれません。

ドワーフたちが楽しくどんちゃん騒ぎをしているところに、ドワーフの王様トーリンがついに登場します。
髪をそよがせながら瞳をきらきらさせながら現れるトーリン。インド映画だったらビルボの手をとって歌いはじめるところ、他のドワーフたちも踊りだすところです。

あちこちで突っ込まれていますが、ビルボの家にたどりつくまでに二回も迷ったと告白するトーリン。
こんな方向音痴がリーダーで大丈夫なのか?


Thorin:So, this is the Hobbit. Tell me, Mr. Baggins, have you done much fighting?
(では、これがそのホビットか。教えてくれ、バギンズ殿、戦いを経験したことがあるかな?)

Bilbo:Pardon me?
(なんですって?)

Thorin:Axe or sword? What’s your weapon of choice?
(斧か剣か?武器としてどちらを選ぶ?)

Bilbo:Well, I have some skill at Conkers, if you must know, but I fail to see why that’s relevant.
(そうですね、お知りになりたいというならコンカースの腕前はそこそこです、でもそれが何の関係があるか分かりませんね)

Thorin:Thought as much. He looks more like a grocer than a burglar.
(思ったとおりだ。バーグラーというよりは雑貨屋のようだな)
.



トーリンは最初からビルボに無礼な態度を取りつづけます。
ビルボは理由が分からず傷ついたり怒ったりしますが、トーリンにしてみれば故郷を取り戻すキー・パーソンがこんな呑気そうな(そしてすごく可愛い)中年ホビットだったので失望を通り越して激怒しているのです。

ビルボは使える武器を尋ねられてコンカースが得意だと答えてます。
コンカースってチェストナットの実をぶつける遊びだそうですが、これって第三部の伏線だったのね・・・



■トーリン遅刻の理由

遅刻したのは道に迷ったせいではなく、一族の代表者と会議を開いていたためなのです。
ドワーフたちはエレボールをドラゴンから取り戻そうとしているのですが、集まったのはたった13人。
トーリンはいとこのダインに応援を要請したのですが、ダインは拒否したようです。

ここではどういう会議だったのかよく分からないのですが、ダインが自ら来たとは思えないので各氏族の大使みたいな人たちが話し合ったんでしょうか?
ダインのいるアイアン・ヒルズとトーリンの館のあるエレド・ルインを往復するには何ヶ月もかかるだろうし、そもそも間に山脈があるので通行不能な気もします。
伝書カラスでも使ったんでしょうかね。
ダインは第三部でふたたび登場するので伏線のつもりなのでしょうか。しかし観客はダインの名前なんて聞き流してそう・・・


■旅の目的

ビルボはやっとドワーフたちの目的を教えてもらえます。
彼らはエレボールを取り戻すつもりですが、それにはバーグラーが必要なのでビルボに白羽の矢が立てられたのです。

とりあえず地図(読めない)と鍵(ドアがどこにあるか分からない)だけはあるのですが、計画性のぜんぜんない無鉄砲すぎる遠征です。ドワーフって本当に何も考えてないんだなと思わされます。


ビルボは冒険なんて行くつもりはないので依頼を断ります。
翌日目覚めるとドワーフたちは出発したあとでした。
静かな朝のバグ・エンド・・・・


原作ではドワーフたちは散らかし放題で出て行って、ビルボが怒りながら掃除するのですが、映画ではちり一つなく掃き清められていて、きちんと片付いた屋敷が映ります。
この場面でビルボの退屈な生活が本人にも観客にもはっきりと分かってしまう。
マーティン・フリーマンの演技力も素晴らしいのですが、映画ってセリフなしでもここまで表現できるんだなと感動します。

原作ではこのあとガンダルフがまた来て長々と説教するのですが、映画では次の瞬間に走り出しているビルボを見ることができます。
冒険が始まるんだ!とわくわくする名場面。音楽も素晴らしい。



(まだ冒険に出れないまま今日も終わります)

Sesame Street: Ian McKellen Teaches Cookie Monster to Resist
イアン・マッケランがクッキー・モンスターに「おあずけ」を教える動画。
ガンダルフとドワーリンにしか見えない。




今日の記事はここまでです。多謝光顧!

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