「英語化する世界、世界化する英語」
2014年 12月 21日 |
「英語化する世界、世界化する英語」
ヘンリー・ヒッチングズ (著), 田中 京子 (翻訳)
みすず書房

出版社のサイトより


21世紀、地球の共通語として不動の王座を得たかに見える英語。が、その英語は英語が母語でない人々の話すエイゴ、新しいデジタル・テクノロジーやカジュアル化してゆく生活の影響を受けて混ざり合い、姿を変えてゆく。綴りや句読点、文法の絶え間ない変化、語尾上げなどゆゆしき流行……英語はどうなっていくのだろう?
5世紀の誕生以来、「ちゃんとした」英語をつくり、それを固定化しようとする人々の論議は絶えなかったが、英語は彼らのはめようとする枷をするりと抜けだして、形を変えつつ世界にひろがり、生存の道を見つけてきた。あたかも生き物のように。
話され、文字に書かれて人の心へ届き、その思考や行動をも変えてゆく言葉の力。英語の豊かな歴史を縦横無尽にめぐり、その未来像をスリリングに描く異色の英語史。




英語史の本です。すごくぶ厚かった・・・こんな厚い本読んだの久しぶり。
著者はイギリス人なので、現代イギリスの英語事情がとくに面白い。


私が興味を引かれたのはイギリス各地のなまりについて。
容認標準発音という言葉は1774年にはすでにあったそうです。
歴史のある概念なんですね。



ところが、イギリス王室の若い人たちやこんにちの意欲的な政治家たちが、お高くとまっているとか古くさいとみなされないように、目立つ容認標準発音を避けようとしているのは注目に値する。
(略)
今のところ、英語を母語としない人には河口域英語や他の変種よりも容認標準発音のほうが教えられている。しかし、これを変えようという動きがある。容認標準発音を話す人びとがますます減っているとすると、外国人に別のアクセントを教えるほうが実際的な目的からいうと意味があるからだ。確かに英語を母語としない人がちは、イギリスに着いて、彼らが学んできた容認標準発音が、多くのイギリス人に時代遅れとか気恥ずかしいと思われていることを発見して唖然とする。

17 ちゃんと話す
アクセントを聞けばどんな連中かがわかる




容認標準発音って時代遅れなんですね!


人工言語についても書かれているのですが、エスペラントなどだけでなく


本書の読者はクリンゴンのことなら聞いたことがあるだろう。それは「スター・トレック」シリーズのために言語学者のマーク・オークランドが作った言葉だ。それから妖精の言葉で、とくに、クウェンヤとシンダリンのことも聞いたことがあるだろう。それぞれフィンランド語とウェールズ語をモデルにした言葉で、J・R・Rトールキンが考案し、ピーター・ジャクソンの映画「指輪物語」で忠実に使われた。

25 「英語を征服して中国を強くしよう」
英語の国際化




キャサリン・テイトがドラマの中で使う英語の話とかもあって楽しめました。


今日の記事はここまでです。多謝光顧!

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