〔ほび〕 裂け谷に海はない
2014年 09月 05日 |
いつもながらものすごくどうでもいい話です。


The Hobbit: An Unexpected Journey(ホビット 思いがけない冒険)でリヴェンデルに入る手前でガンダルフがそこには


"The Last Homely House East of the Sea"(海の東の最後のおもてなしの館)


があるって言ってました。
ミドルアースの地理がまったく分かってなかった私は「裂け谷って海があるんだ~広いんだな~」
とばくぜんと感心していました。

Gandalf: The Valley of Imraldis. In the Common Tongue, it’s known by a another name.
Bilbo: Rivendell.
Gandalf: Here lies the last Homely House east of the Sea.





しかし何度か映画を見返しているうちに、どう考えてもあの狭い谷に海があるはずがないと疑問が湧いて来ました。
もしかして湖なんだろうか?ほら琵琶湖も「おうみ(淡海)」って昔は呼んでたらしいしさ。
湖の東のほとりにお屋敷があるのかな。


しかし、よく考えてみると

the Sea

と定冠詞がついている。そのうえSeaは大文字で始まっている。
トールキンの小説で定冠詞がついていて大文字で始まる普通名詞はたいてい「登場人物はみんな知ってる「あの山」とか「あの丘」だけど部外者の読者には何のことやらさっぱり」という法則があります(いま俺が作った)。

ってことはこのthe Seaもきっとトールキンファンはみんな分かってるけど部外者の俺には見当もつかない「あの海」なんじゃないかと推測しました。

で、ちょっとグーグル先生に聞いてみたところthe Seaというのは

Great Sea
ベレガイア(Belegaer)、西海(Western Sea)、大わたつみ(Great Water)



のことだと分かりました。ちょっと調べればすぐ分かることでした。
なぜ「ザ・海」かというと、ミドルアースには西方浄土信仰みたいなのがあって、西の海の彼方に極楽があるのです。だから「ザ・海」はミドルアースの住人にとっては特別な海なんですね。

・・・こんなこと映画初めて見た人間にはわかんないよ・・・・





左端の海がベレガイアです。
裂け谷は地図の真ん中あたり。確かに「ザ・海の東」ですが・・・しかしブリーの東とかシャイアの東とかいろんなものの東だが・・・
というかそれなら「ザ・海の東のシャイア」とか「ザ・海の東のトーリンの館」とも言えるんじゃないの?
(トーリンの館のほうがよっぽど海に近い)


どうも固有名詞になじめないわ~
いつまでたってもアウェイ感から抜けられないトールキン世界。


今日の記事はここまでです。多謝光顧!

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