「World Englishes―世界の英語への招待」
2014年 09月 03日 |


「World Englishes―世界の英語への招待」
田中 春美、田中 幸子 (昭和堂)


一冊の本で世界中の英語を俯瞰してみようという本。
個々の地域のページ数は限られていますが面白い話題が多かった。

お目当てのスコットランド英語は

語彙
スコットランドで使われる語彙には、その成立のあり方から、多様な言語からの借用語がみられる。たとえば、イングランドの北部方言と共通する単語(bairn=child)、北欧語(lass=girl,kirk=church)、ゲール語(
loch=lake.glen=deep narrow vally,slogan=war cry「スコットランド人の戦場で叫ぶときの声」)、オランダ語(pinkie=little finger)など。
おそらく、世界でもっとも広く知られたスコットランドやアイルランド発の単語は、Yesの意味をもつAye〔əɪ〕~〔aɪ〕で、水兵が上官に“Aye,aye.Sir”などと答える映画のシーンが目に浮かぶ。



そうね、ドワーフがお返事するときもAyeよね。

日本英語

日本語の表現をそのまま英語にしたような、This restaurant is delicious.などは、母語話者でも意味を推定できるかも知れないが、The food here is delicious.やThis is delicious.のほうが、ずっと分かりやすいであろう。


そうか、そうですよね!
でも中国語でも
這家餐廳很好吃(このレストランは美味しい)
好吃的餐廳(美味しいレストラン)
という表現はよくするので、東アジアでは普遍的な用法なのではないかと。英語ではヘンなのか。


中国英語

台湾、香港、大陸と分かれてたのですが、どれがどのメモかわかんなくなった。

文法
とくに時間を表す副詞(句)が明示されている場合、動詞の時制が不適切になりがちである(This morning I tell him to do it.[told])。主語や目的語の脱落がよく起こる(“What do you do in your spare time?” “[ ] Play baseball / [ ] Go to the library / [ ] play some games on computer.”または、“Yes, I like [ ] very much.”など)。
また、一見その逆とも思えるが、主語や付加詞(adjunct)を話題(topic)として文頭に置くことがある(My parents, they have no interst in me. / I think this societry, the people get more and more practical.)。さらに、その線上にあるかもしれないが、とくに強調するつもりはなく、目的語を文頭に置く傾向が見られる(Probably some other kind of jobs I want to try.)。



どこが間違ってるか分からなかった(汗)。
This morning I tell him to do it.→今早我告訴他做。
My parents, they have no interst in me.→我父母他們對我没興趣。
の直訳なのかな。


文法
場所や時間を示す副詞類を主語にしたり(This lake cannnot swim)、目的語さえ主語にすることがある(Tips do not add in the check.[Tips are not added・・・のつもり])。



This lake cannnot swim.→這個湖不能游泳。
を直訳したんでしょうか。
でもこれも日本語でも
この池は泳げません
と池が主語になる可能性はあると思う。


Tips do not add in the check.→小費未加在帳單上。※
でしょうか。
日本語でも
チップは請求額に含みません
とチップが主語になって、しかも受動態でない形式はありえると思う。


語彙
おもに、中国語の語意味の範囲が異なるために生じる英語彙の誤用が挙げてあり、鳥のくちばしをbeakではなく、mouthを使ってしまい、象の鼻をtrunkではなく、noseと言いがちな例、tableとdeskの混同、benchやsofaなどもchairと言う例、などが挙げられている。
動詞では、sendと言ってgive(贈る)の意味、readと言ってstudy(勉強する)の意味、などの例が挙げられている。そのほか、wellを完了の意味表現として、veryを形容詞述語文の言い切りを示す合図として頻用する、などの例が挙げられている。



名詞については仕方ないですよね。象の鼻がtrunkだとこの本読んで初めて知った。

動詞も母語に影響されるのはどうしようもないと思う。
send≠give
我送他一個禮物

日本人も中国語を勉強しはじめてすぐのころは
△我贈他一個禮物
とか古文みたいな文章を作ってしまいがち。

read≠study
我讀大學

これも日本人の中国語だと
×我學大學
とかになりがちですよね。



※「不含小費」のほうがよく見る自然な表現だとは思うけど。


ドワーフの王様のAye.



今日の記事はここまでです。多謝光顧!

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