〔ほび〕 ドワーフのお国訛り
2014年 06月 06日 |
タイトルに〔ほび〕がついている記事は映画『ホビット』について書いています。
何の遠慮もなくネタバレしています。画像は無断転載ですすいませんすいません。



トーリン以外のドワーフの台詞がさっぱり理解できない。
英語字幕見ててもついていけない。とくにボフールが一言も聞き取れない。



ドワーリンはスコットランド訛りらしいのですが、フィリキリはアイリッシュっぽいし、家系によって訛りが違うのだろうか・・・と思って俳優さんの出身地をネットで調べてみました。


■ドゥリンの後継者たち




ドワーフ:トーリン・オーケンシールド Thorin Oakenshield 
俳優:リチャード・アーミティッジ Richard Armitage
出身地:イングランド、レスター Leicester, England

ドワーフ:フィーリ Fíli
俳優:ディーン・オゴーマン Dean O'Gorman
出身地:ニュージーランド、オークランド Auckland, New Zealand
(日本のウィキにはアイルランド系とあるけど英語サイトには記載なかった)

ドワーフ:キーリ Kíli
俳優:エイダン・ターナー Aidan Turner
出身地:アイルランド、サウスダブリン Dublin, Ireland

ドゥリン・ボーイズはアイリッシュなのかどうかよく分からず。
伯父さまはシェイクスピア訛りって気がする。


■フンディンの息子たち



ドワーフ:バーリン Balin
俳優:ケン・ストット Ken Stott
出身地:スコットランド、エディンバラ Edinburgh, Scotland

ドワーフ:ドワーリン Dwalin
俳優:グレアム・マクタヴィッシュ Graham McTavish
出身地:スコットランド、グラスゴー Glasgow, Scotland

フンディン・ボーイズはスコッツなんですね。
グレアム・マクタヴィッシュ氏はインタビューとかだとすごく聞き取りやすい奇麗な英語で意表をつかれる。


■グローインの子孫




ドワーフ:オイン Óin
俳優:ジョン・カレン John Callen
出身地:New Zealand(English-born)

ドワーフ:グローイン Glóin
俳優:ピーター・ハンブルトン Peter Hambleton
出身地:New Zealand

ドワーフ:ギムリ Gimli'
ジョン・リス=デイビス John Rhys-Davies
ウェールズ、アンマンフォード Ammanford, Wales

ギムリはウェルシュなのですね。


■その他の家系




ドワーフ:ドーリ Dori
俳優:マーク・ハドロウ Mark Hadlow
出身地:New Zealand

ドワーフ:ノーリ Nori
俳優:ジェド・ブロフィー Jed Brophy
出身地:New Zealand

ドワーフ:オーリ Ori
俳優:アダム・ブラウン Adam Brown
Berkshire, England





ドワーフ:ビフール Bifur
俳優:ウィリアム・キルシャー William Kircher
出身地:New Zealand

ドワーフ:ボフール Bofur
俳優:ジェームズ・ネスビット James Nesbitt
出身地:Ballymena, County Antrim, Northern Ireland. 北アイルランド、アントリム州

ドワーフ:ボンブール Bombur
俳優:スティーブン・ハンター Stephen Hunter
出身地:Wellington, New Zealand


残りの家系はイングランド、ニュージーランド、アイルランドの混成部隊か?
ボフールは普段のインタビューも何言ってるかさっぱり分らない。


と思ったらこんな説明を見つけました。「ホビットの英語のアクセント」
丸写し。

Film: The Hobbit


British Accents: A multitude of British accents from all over the Isles are on display amongst the cast, which are used with great effect to enhance the personalities of their various characters.
The typically gruff, doughty dwarves tend to have either Scottish (Balin, Dwalin, etc.) or Northern English (Yorkshire) accents (Thorin, Fíli, etc.). This suits their earthy, plain-speaking personalities.
Cheeky, congenial Bofur is voiced with James Nesbitt's own Northern Irish accent.
The higher status characters (Gandalf, Galadriel, Elrond, etc.) all speak with RP (the Queen's English) accents to enhance the gravitas of their station and relative sophistication — and even the Goblin King uses an RP-esque accent, compared to his Cockney-accented Goblin brood, to highlight him as the leader. Bilbo and Frodo (arguably hobbit gentry) also speak in RP, but veering more towards a less clipped, Estuary accent.
The three trolls speak with Ray Winstone-esque, theatrical Cockney accents (which they also had in the book) similar to the goblins, showing how they're all thuggish creatures.
Smaug is voiced using Benedict Cumberbatch's own RP accent, albeit with added reverberation/boom.




この記事によるとバーリンとドワーリンはスコットランドのアクセント、ボフールは北アイルランド、トーリンやフィーリは北イングランドとなっています。

面白いと思ったのはステータスの高いキャラクター(ガンダルフ、ガラドリエル、エルロンド、スマウグ他)は RP(Received Pronunciation、イングランド南部の教養ある人たちの発音)で、ゴブリン・キングもRPという指摘。

ホビットのジェントリー(下級地主層)であるビルボやフロドも基本的にRPだが、よりEstuary accentに近いそうです。
Estuary English(河口域英語)っていうのはRPとコックニーの中間のような発音らしいです。wikipediaの説明が分りやすい。
ビルボが田舎紳士のわりにときどきずいぶん俗っぽい発音に聞こえるのはEstuary Englishだったのですね。


発音に興味があるので記事がどんどん長くなっちゃう・・・



スコットランド訛りについての動画はたくさんあって、人気のトピックのようです。
あまり差別的でなさそうなのを選んでみました。

very funny - within an elevator speech with scottish accent
エレベータの音声認識がスコットランド訛りを聞き取ってくれなくて希望の階へ行けないスコットランド人。
何言ってるかぜんぜん分らない。



Indian Call Centre -Scottish Accent
スコットランド訛りに挑戦するインドのコールセンター職員。
ショーン・コネリーのモノマネで喋る女性がおかしい。



今日の記事はここまでです。多謝光顧!

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