《麥兜響噹噹》
2013年 09月 08日 |

《麥兜響噹噹 McDull, Kung Fu Kindergarten》


麥兜があまりにお人良し(おブタ良しか?)なので、いじめられるのを心配したママの麥太が武當山でカンフーの修業をさせる話。
あいかわらず何をやってもダメな麥兜がいとしい。

わざわざ武漢に行って武漢の寺(道教寺院?)で修業します。
サマーキャンプみたいなもんなのか?
道長が出来のよくない幼児に一生懸命カンフーを教えるけどやっぱりモノにならなかったり、助手の姉ちゃんの投げやりな態度とか、人生に疲れた大人が共感できる作品。

じつは道長は一代宗師、不世出の武術家でかつてブルース・リーと対決したこともあるのです。
当時内地と香港は往来不能だったので、国境の河のフェンス越しにカンフー対決。
それがいまも語り継がれる名高い

羅湖大戦


麥兜はネーミングのセンスが上手いなあといつも感心するんですけど、それにしても「羅湖大戦」って・・・
あれほど戦いにふさわしくない場所もなかなか思いつきませんがな。


麥太は働き者で、せっかく内地にいるんだからと各地を渡り歩いてビジネスをしています。
麥太の孤独な奮闘と、本人は一生懸命がんばってるんだけど大して変わらない麥兜を見ていると、泣いていいのか笑っていいのか分かりません。


クライマックスは幼児の武術大会。
この会場設定が大陸の体育大会とかによくあるド派手で内容ない感じをよく再現してます。
あの立体風船みたいなのとか大量の電光掲示板とか四文字のスローガンとか、あるある~と思えます。
お金のある子はユエン・ウーピンのカンフークラスに入ってワイヤーで吊り下げてもらったり、貧富の格差がはっきりしてるのも現代中国らしい。

「トイレに行きたいです」の一言がなかなか言えない



ラスト近く、おしゃまな阿MayがOLになって、コピー取ったりおじさんに混じって安いランチ食べたり、ショーウィンドウのLVのバッグを見つめてる場面で胸がきゅーっとなりました。
阿MayはOLになってブランドバッグを持つのが夢だったので本人はそれで満足なんでしょうけど、見てるほうは胸が苦しくなっちゃう。

マクダウの映画シリーズの基本はパッとしない子供がそれなりに努力したけどやっぱりパッとしない大人になるってことだと思うんですけど。
観客のほとんどは平凡な子供が平凡な大人になった人たちなので、身につまされますよね(私も)。


エンドクレジットでは実写で武漢の町が登場します。アニメで美化される前はあんななのね・・・

良い映画だった。
日本では吹き替えで公開されたようですね。
たぶん子供をターゲットにしてたのでしょうが、大人が見たほうが面白いのに~もったいない。


広東語映画を大陸で宣伝するのは大変らしい
麥兜兜 行路上神州


更年期用の薬のCMにチャレンジする麥太。
“頭暈、心煩、失眠、多疑”って家燕姐の「靜心口服液」のパロディだと思うんですが、モトネタが見つからない。

麥兜响噹噹 - 麥太口服液mv


今日の記事はここまでです。多謝光顧!

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