さまよう魂がめぐりあうとき
2013年 07月 20日 |


さまよう魂がめぐりあうとき QUAND REVIENNENT LES AMES ERRANTES
フランソワ・チェン(著者)
辻由美(訳者) (みすず書房)


みすず書房のサイトより

フェミナ賞受賞作『ティエンイの物語』で高い評価をうけた中国系フランス作家の最新作。紀元前三世紀、秦の始皇帝を暗殺しそこなった荊軻、その十年後にふたたび皇帝を狙う打楽器筑の名人高漸離、二人の男と友愛で結ばれる春娘。この男女三人の織りなす運命を、ギリシア古代劇のように語るこの小説は、三つの魂がめぐりあうクライマックスで詩となって謳いあげる。


表紙の「魂兮歸來」の4文字に惹かれて手にとりました。
たまたま平台に置いてなかったらめぐりあえなかった・・・

フランソワ・チェン(中国名:程抱一)はフランス留学してたら文革が起こって、中国に帰れなくなった中国人作家だそうです。

表題作の「さまよう魂がめぐりあうとき」は荊軻、高漸離、春娘の三人の物語なんですけど、半分詩みたいで、私にはちょっと難しかった。
面白かったのは翻訳者との談話「縁組した言葉で作家になること――フランソワ・チェンに訊く(辻由美)」。

中国人がフランス語で書いてアカデミー・フランセーズ会員にまでなるってすごいですよね・・・
自分で詩を書くだけでなく、中国の古典詩についての研究書もたくさん出してるようです。


ところでフランス語圏の中国人作家って、日本の出版社にも読者にもとても愛されてる感じがするんですけど。
中国の中国人作家って日本の出版社にあまり愛されてる感じしないんですけど。
おフランスの作家のほうが高尚なイメージだし。表紙も綺麗。


今日の記事はここまでです。多謝光顧!

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