《新水滸伝》 第59~61集 玉麒麟☆土駱駝
2013年 01月 13日 |
この記事を書いたすぐあとに「南方周末新年号事件」が起きました。
南方周末を応援するサイトの見出しを縦に読むと「頂南方周末」「南方周末加油」になるという面白いニュースは日本でも報道されてますね。

このあとの玉麒麟の反詩も同じ仕組みになってます。中国人って何百年も同じようなことやってるんだなと感心しました。


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「新水滸伝」「水滸伝」などのキーワード検索で来てくださった方へ:
このブログでは中国のドラマ《新水滸伝》の感想を書いています。
日本のドラマや北方謙三氏の小説とはまったく無関係です。

なお、ドラマのストーリー紹介はありません。ネタバレと地雷はたくさんあります。


第59集 智多星計賺玉麒麟
第60集 盧俊義錯打燕小乙
第61集 劫法場石秀拚命


天王哥哥が死んで梁山の頭領になった黒三郎は、玉麒麟・盧俊義を仲間に引き入れようと画策します。
狗頭軍師は
「自分に策があります。盧俊義にはちょっと辛い目にあってもらいますけどねーw」
と計略をしかけます。

黒三郎&狗頭軍師に目をつけられた英雄好漢は生き地獄を味わったすえ梁山に加盟を余儀なくされるのが基本パターンのようです。
中国語では“逼良為娼”“逼上梁山”と言います。


玉麒麟は梁山のナンバー2になる重要人物なのですが、水滸伝を知らない私は初耳でした。こんな人いたっけ?
原著でも存在感が薄いキャラクターらしく、張恨水は「玉麒麟じゃなくて土駱駝」と罵ったとか。

ドラマでは朝廷の高官の不興を買って田舎にひきこもっている不遇の軍人と設定を変更して(原著では大店の旦那)、彼の能力の高さと梁山泊に参加する必然性をアピールしてました。
しかし、せっかく設定を変えたのにものすごーーーーく平凡な顔立ちなんですよ・・・ここまで存在感のない顔を始めて見た。
中国の網友に“囧顔※※とぴったりのあだなをつけられてます。

と、前置きが長くなりましたが今日はその玉麒麟をご紹介します。


呉用は占い師に化けて盧俊義に近づきます
お供の鉄牛ちゃんは神がかりになって占いを助ける役



これが玉麒麟・盧俊義
本当に“囧”の字に似てますね
32歳という無理のある年齢設定にも驚かされます



呉用は鉄牛ちゃんの助けをかりて「あなたは梁山泊の方向へ移動しないと不幸になりますよ」と盧俊義に予言します。ついでに予言の詩を壁に書いて行きます。

蘆花從中一扁舟
俊傑俄從此地游
義士若能知此理
反躬難逃可無憂


一見ふつうの詩ですが、頭の文字を拾って読むと「盧俊義反(盧俊義が謀反を起こす)」となります。
お上に知れたらまずすぎる詩です。





お酒を飲んで気が大きくなった鉄牛ちゃんは呉用を「大悪人」だと非難。
呉用は鉄牛ちゃんには怒らないんですね。この二人けっこう仲良しです。




△▼△今日の動物CPさん△▼△
(検索よけのため動物名にしています)

麒×燕

今日は狗×牛か麒×燕かで悩んだのですが(どっちも不本意だから)、1記事で1CP紹介するというルールなのでやむなく麒×燕を選びました。


燕小乙(←これではぜんぜん検索よけにならない)は玉麒麟の使用人兼弟子です。
たぶんこのドラマでいちばんのイケメン。
玉麒麟を不自然なほど慕っています。



占いは梁山泊の陰謀では?と賢い推測をする燕小乙。



玉麒麟の奥様が燕小乙にセクハラされたと告発。
狗頭軍師から旦那を追い落とす方法を入れ智恵された執事の計略です。(執事は奥様と不倫してる)
まず邪魔な燕小乙に無実の罪を着せて追い出そうという作戦。


燕小乙は潔白を主張するが追い出されてしまいました。



こんなに殴られちゃって・・・



執事は玉麒麟が謀反を起こそうとしているとお上に訴え、玉麒麟は牢屋に入れられました。
人目を忍んでご飯を運ぶ燕小乙。中国の昔の牢屋は食事のサービスがないので、家族がご飯を配達したそうです。
玉麒麟は燕小乙に自分を捨てて去るように伝言しますが、燕小乙は「決してご主人様を離れません」とけなげです。



燕小乙の署名が雷人だと思った



玉麒麟は刺配になりますが、流刑地へ行く途中で執事からカネをもらった護衛の役人に殺されそうに・・・
この護衛は豹子頭を殺そうとした護衛ですね!



かけつけた燕小乙に助けられますが、うっかり役人を殺してしまいました。
燕小乙は「こうなったら梁山泊へ行きましょう」と二人で逃避行。しかし玉麒麟は追っ手に捕まってしまいました。



このCPは官配らしいのですが、女子向け描写にもかかわらず、玉麒麟の顔がアレすぎてまったく萌えられません。
燕小乙のほうはすごく顔が良いのですけど、こっちはこっちであまりに顔が良すぎて何をやっても「あーー顔がいいなーーーーー」という感想しかありません。


平凡すぎる顔も、良すぎる顔も、どっちも萌えにくい(難儀やな)


△▼△今日の動物CPさん おわり△▼△


最後は梁山泊の英雄好漢たちが玉麒麟を救い出して仲間になります。
マッチポンプ梁山泊


百度百科
水浒传


日本のメディアでちゃんと「南方周末」と表記(または併記)しているところは神経が行き届いてるなと思います。“週”末じゃないんですよね。

※※現代中国語では「顔」はふつう“脸(臉)”というのですが、ネットでは“颜(顏/顔)yán”もよく見かけます。たぶんアニメファンが日本語を取り入れたんじゃないかと。「面食い」のことを“顔控”と言ったりするようです。
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