《香港電影:北上 北上》
2012年 11月 09日 |
CCTVで《香港電影:北上 北上》という番組が放映されていました。

かつて東洋のハリウッドと呼ばれた香港の映画は、いまや見る影もなく、大陸との合作映画で生きながらえているだけ・・・というのが私の印象。
この番組ではインタビューを中心に、大陸で生き残ろうとする香港映画業界を描いています。


動画とスクリプトはCCTVのサイトで見れます
香港电影:北上 北上

土豆にもアップされてました
香港电影:北上 北上


映画はビジネスなんだからお金を稼げる場所へ行くのは当然、市場の大きい大陸を舞台にして大陸の俳優やスタッフを使った映画を作るのが正しい決定、香港人のことだけを描いた映画なんてマーケットが小さすぎて意味なし、という割り切った意見がほとんど。
登場する映画人は上手い下手の差はあっても、み~んな国語でインタビューに答えていて、香港も変わったと感じさせられます。


でも私は香港が好きなので、香港の街道で香港人が広東語を喋る映画が見たい。
もうそんな香港映画は見れないのかな・・・

と悲しく思っていたら、「それでも香港にこだわり続ける監督もいる」と《桃姐》が紹介されてました。
アン・ホイ監督は何年もこの映画の準備をしていたのに、題材が地味すぎて投資者が見つからなかったそうです。
しかし!そこに現れたのが救星アンディ・ラウ。
アンディは「この映画は絶対撮らないといけない」と投資者を口説いたそうです。(投資者の条件はアンディが格安ギャラで出演することだったみたい)

アン・ホイ監督の信念とアンディ・ラウの香港映画に対する愛情が感じられる良いインタビューでした。
まだ香港映画を撮ってくれる映画人もいるんだ~アンディありがとう~と感謝の念でいっぱいになりました。


CCTVの番組なので、きっと「香港人が祖国のために尽くすのは当たり前。中国人様のために奴隷となって映画を作ればいいのだ」みたいなトーンなのだろうと予想していたら、意外に「カネのために大陸人に魂を売った多数派VS香港人としてのプライドと芸術表現を守る少数派」って内容でした。
(CCTVのドキュメンタリーって政策と関係ないテーマのときはけっこう面白いです)

ニコラス・ツェーが自分の息子のために作ったメッセージ・ビデオも披露されてて面白かった。危険なアクションもスタントを使わず自分で演じてるんですね。


《桃姐》は関西でも公開になりました。楽しみです。
映画『桃さんのしあわせ』公式サイト


でもせっかくここまで頑張ってくれたんだから日本語タイトルも「桃(タオ)さんのしあわせ」じゃなくて「桃(トウ)さんのしあわせ」と広東語読みにしてもらいたかった・・・「父さん」みたいだからダメだったのでしょうか・・・

粤語では
桃tou4*2
姐ze2


今日の記事はここまでです。多謝光顧!

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