ぶっちゃけ“的”っているのいらないの? <定語>
2012年 07月 31日 |
考えれば考えるほど分からなくなってくる“的”の要不要。
「中国語わかる文法」を丸写ししてみました。(下線ブログ主)



文の成分である修飾語には、名詞をはじめ名詞性の被修飾語(中心語)に対する連体修飾語(定語)と、動詞や形容詞をはじめ述語性の被修飾語(中心語)に対する連用修飾語(状語)がある。前者の「連体修飾語〔定語〕+中心語」は、直結できるものと、接続成分“的”が必要なものがある。直結できる例にも、接続成分を用いてよいものと、用いてはいけないものがある。連体修飾語〔定語〕で接続成分“的”を必要としない場合の組み立ては「名詞・代詞・形容詞・数量詞連語+中心語」となる。

(1)
[1] 汉语(的)老师
[2] 中国(的)电影

(2)
[1] 他(的)哥哥
[2] 我们(的)学校

(3)
[1] 什么书?
[2] 多少时间?

(4)
[1] 高山
[2] 旧书
[3] 旧(的)衣服
[4] 好朋友
[5] 要紧事

(5)
[1] 一本书
[2] 这两本书
[3] 这本书

(1)は「種類・属性を表す名詞+名詞」の場合で、熟語化している。ただ、他と区別し、とりたてていう場合には“汉语的老师”(〔英語ではなくて〕中国語の教師)のように“的”を加えることもある。“中国(的)电影”は、日本語と同じように“的”(の)を加えることも多い。
(2)は「人称代詞+親族名詞/所属先を示す名詞」の場合で、“的”を加えても使うが、日常的には省略する
(3)は「疑問代詞+名詞」の場合。ふつう“的”を加えない。(“谁”だけは“谁的书”のように“的”が必要)。
(4)は「形容詞+名詞」の場合で、直結できるのは熟語化したものに限られ、例えば“高山”に対してד低山”とはいわない。ただし、このように「形容詞+名詞」で熟語化していても、他と区別し、とりたてていう場合には“的”を加え、例えば“旧(的)衣服”に“的”を用いることもあり、4音節で口調は安定する。しかし“好朋友”では“的”を加えないほど熟語化している。2音節形容詞や形容詞句が連体修飾語となるには、“的”が必要だが、なかには2音節形容詞でも“要紧事”や“老实人”のように、熟語化した例もある
(5)は「(指示代詞)+数量詞連語+名詞」の場合で、数量詞連語と名詞との間に“的”を入れることはできない。(略)

103 接続成分が不要な連体修飾語 p136
「中国語わかる文法」
輿水 優, 島田 亜実 (著) 大修館書店




外国人がどっちか分からなくなるのは「名詞+名詞」「形容詞+名詞」で熟語化してるかどうかあやふやなケースではないでしょうか。熟語化に明確なルールは存在するのか?と思ったら(下線ブログ主)


更上一層楼

この文法項目だけではないが、中国語の文法規則は、概して強制的、普遍的ではなく、例えば接続成分“的”が必要か不要化、とすべて明確には分けられず、あってもなくてもよい、という場合が少なくない。




けっきょく一つづつ覚えるしかないと。
もっと後の方にこんなことも書いてありました。


(略)そのなかで“的”が音節数の調整に関わる事実を述べている。例えば、2音節動詞を結ぶ場合、「名詞+名詞」の例で、“塑料鞋底”は連語であるはずだが、“的”で修飾語を結ばず、また「形容詞+名詞」で“详细(的)计划”は同様に連語であるはずだが、“的”を使うことも使わないこともあり、一方、同じ形容詞“详细”でも1音節の名詞に結ぶ場合は、“详细的图”のように必ず“的”を使うという。この他にも規則性が見出しにくい面があることを実証的に指摘している・

225 構造助詞“的” p347
「中国語わかる文法」
輿水 優, 島田 亜実 (著) 大修館書店




同じ文章を複数の中国人に添削してもらったことがあるのですが、確かに“的”の要不要は人によって違いました。(“了”の要不要もけっこう違った)
同じ人に時期を置いて同じ文章を添削してもらった時にも、同一人物にも関わらず“的”の位置が変わっていたので、ある程度はフィーリングなんでしょうね。
(↑別に意地悪な実験でやったわけではなく、日本語版がダメ出しが出たので、中国語も再翻訳したのをチェックしてもらったのです(言い訳)


今日の記事はここまでです。多謝光顧!

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