『京劇役者が語る京劇入門』
2012年 08月 05日 |
『京劇役者が語る京劇入門』
魯大鳴 (駿河台出版社)


私のような京劇のド素人が読むには面白くて良い入門書でした。
よく知ってる人には物足りないかも。

以前から詳しく知りたいと思っていた(団音と尖音 その2)団音と尖音について説明がありました。



京劇としての特賞

十三轍(十三音韻)は、北京の言語発音に従って、歌や台詞の中にちりばめられた十三種類の音韻です。また、発音が舌尖音系の声母のものを尖音と言い、舌根音(舌面音)系の声母のものを団音と言います。例えば心、酒、先などの声母(中国語の発音字母〔z〕〔c〕〔s〕など)が舌尖音、新、九、肩などの声母(中国語の発音字母〔j〕〔q〕〔x〕など)が舌面音です。
具体的には、「中東(-ong)」「一七(-i)」「言前(-an)」「灰堆(-ei)」「梭波(-o)」「摇条(-ao)」「発花(-a)」「人辰(-en)」「由求(-ou)」「乜斜(-e)」「姑蘇(-u)」「江陽(-ang)」「懐来(-ai)」が十三轍の音韻です。そして、言葉の調子を中国語の声調である四声(陰平、陽平、上、去)でまとめています。

第一章 京劇の歴史 P.28



ここがよく分からなかった。
心、酒、先が〔z〕〔c〕〔s〕と書かれていますが、

現代普通話:
心〔x〕
酒〔j〕
先〔x〕

に対して

京劇の十三轍:
心〔s〕
酒〔z〕
先〔s〕

となるという意味かしら。

確かに広東語だと
心sam1
酒zau2
先sin1

なので納得できなくもないのですが・・・他の読者は分かったのだろうか。
あとの章でもう少し詳しく解説されてます。でもこれも似懂非懂だった。



十三轍は第一章で述べたように、「中東(-ong)」「一七(-i)」「言前(-an)」「灰堆(-ei)」「梭波(-o)」「摇条(-ao)」「発花(-a)」「人辰(-en)」「由求(-ou)」「乜斜(-e)」「姑蘇(-u)」「江陽(-ang)」「懐来(-ai)」の十三の音律を言います。
(略)
『中州音韻』の中に書かれている尖子(舌前音)、団子(舌面音)の基準に従って、京劇の舞台では発音されます。〔z〕〔c〕〔s〕の場合には声母の字を尖字として読みます。例えば「将」は意識して舌の先端を使って〔ziang〕と読みます。〔zh〕〔ch〕〔sh〕〔j〕〔q〕〔x〕の場合は声母の字を団字として読みます。例えば「期」は意識して舌の面を使って〔qi〕と読みます。

第七章 京劇の音楽 P.134



〔zh〕〔ch〕〔sh〕を団子(舌面音)で読むということはそり舌は使わないという解釈なのでしょうか?それとも「意識して舌の面を使って」そり舌にするのか?(難しそう・・・)

京劇って面白そうだなあと思いました。次に中国へ行ったら見てみたい。(と毎回思って毎回見れない)

今日の記事はここまでです。多謝光顧!

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