《詞家有道》
2012年 01月 27日 |
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词家有道:香港16词人访谈录
黄志华, 朱耀伟), 梁伟诗
广西师范大学出版社; 第1版 (2010年10月1日)




香港の作詞家16人のインタビュー集。

このところほとんど広東ポップスを聴いてないわたしが言える立場ではないのですが、このままでは香港歌謡界は衰退してしまうのでは?という業界の危機感と焦燥感が感じられる本です。

「広東語のポップスに将来はあるのか?今後どうするべきか」「香港の作詞家は林夕と黄偉文の二人しかいない状況をどう考えるか」という質問を複数の作詞家に投げかけています。


この本を読むまで知らなかったのですが林夕の本名は梁偉文なんですね。それで「二人の偉文で600万人の歌詞を書いてる」と言われてるそうです。
黄偉文は最近は新しい作詞家も出てきてると楽観的な見方をしていますが・・・


もうひとつ何度も出てきてたのが「台湾の方文山の中国風をどう思うか」という質問。
作詞家業界にとってはやはり衝撃的なことだったんでしょうか。
(業界の人たちはあんまり評価してないっぽい印象を受けましたが。負け惜しみか?)


「影響を受けた作家は?」という質問に唐詩や宋詞を挙げてた作詞家が多かったのも印象的でした。
日本のポップスの作詞家で「古今和歌集に影響を受けた」って人はあまりいないと思う。
古典詩の中国人に対する影響は大きいのですね。

現代詩の詩人に影響を受けてるという答えもあったのですが、張愛玲の小説という答えも複数あって香港人って本当に張愛玲好きなんだなーと感心しました。


知らない曲で面白そうな歌詞がたくさん紹介されてました。
香港ポップスには頑張ってもらいたいので私もちゃんと聴いてみようと思います。


広東語だけで書かれてる歌詞ってあまりないのですが、黄偉文作詞の「你唔愛我啦」は本当に普通の香港の女の子の喋り方で可愛い。
你唔愛我啦 with Cantonese Romanization/Cantonese Pinyin



音が悪くて聞きづらいのですが、広東歌を歌えなくなるのではと心配するイーソン・チャンのインタビュー
陳奕迅擔心冇得唱廣東歌


今日の記事はここまでです。多謝光顧!

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