蘭亭訪問記
2011年 01月 12日 |
京都国立博物館の「筆墨精神―中国書画の世界―」を見に行って思い出したので。

中国で仕事が思ったより早く片付いて、半日空いてしまったことがあったんです。
観光でもするかと思ったんですがあまり時間がないので、

1.孫権の出身地・富陽に行ってみる
2.「蘭亭序」で有名な蘭亭へ行ってみる

どっちかしかできそうもありません。

富陽は行っても見るところない気がしたので、結局蘭亭へ。

私は書のことは本当に何も分からないのです。
ただ蘭亭ってよほど風光明媚な素晴らしい場所なんだろうと思っただけ。

入り口の説明看板
(いま写真見ると地名の由来は「越王勾践が蘭を植えたから」って書いてありますが・・・復讐のかたわら蘭も栽培してたんでしょうか勾践って『復讐の蘭花 -臥薪嘗胆-』)





入ってすぐのところに「鵞池」というのがありました。



鵞池だけにガチョウがいっぱい。寒そうだった・・・




「鵞」を兄が書いて「池」を弟が書いた(逆だったかも)みたいな説明が書いてありました(たぶん)。




敷地内には竹やぶとか池とかあずまやとかが点在していますが、それ以外に見るものは大してありません。

康熙帝が建てたのかも知れない石碑。違うかも。







ただ石碑が黙ってたっているだけです。見る人が見ればすごいのでしょうか。




シーズンオフで小雨がちの日だったので、観光客も2~3組しかいませんでした。
おかげで中国の観光地で初めてのんびり景色を楽しめました。
とても静かで竹が風に鳴る音まで聞こえて、とても中国にいるとは信じられないほどです。




行きはタクシーを利用しましたが、帰りは路線バスに乗ってみました。




蘭亭と言うとありがたい気がしますが、すぐ側をダンプカーがビュンビュン走る産業道路沿いに位置しています。
周囲も工場や道路の建設途中で、風光明媚とかそんなのは数千年前の話ですね。

中心地から車で30分くらいかかったと思います。当時は会稽だって十分イナカだっただろうに、なにを好き好んでこんな都会から離れたところまで来て字なんて書いたのかしら当時の名士の人たちって・・・と謎に感じました。

でも本当に静かで人がいなくて、中国でこれまで行ったどこよりも安らぎを感じました。
どこもこれくらい静かだったらいいのになー。



おみやげ。なんたら言う人の「蘭亭序」(のコピー)




しかし改めて何も分からないまま行って、何も分からないまま参観してきたんだなあと・・・


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by xiaoq | 2011-01-12 00:47 |