「奇跡の再会 三国志呉志残巻」 (京都国立博物館)
2011年 01月 10日 |
昼過ぎに起きたら天気も良かったので「そうだ、京都行こう」と行ってきました。
お目当てはこれ。

京都国立博物館
<特別展覧会>
筆墨精神―中国書画の世界―

平成22年は、当館の中国書画の中核をなす上野コレクションのご寄贈から、丸50年という節目にあたります。作品の中には、現存十七帖の中でも屈指の名帖として名高い「宋拓十七帖」も含まれています。これらの優品とともに関連する作品も合わせて展示します。
どうぞ、この機会に幽玄な中国の書画の世界をご堪能ください


京都国立博物館といえば酷暑や極寒の中、何時間も外で行列させられるというイメージがあったので閉館まぎわなら空いてるだろうと遅めに行きました。(←起きるのが遅かっただけ)

しかし杞憂だったらしく(さすがに展示が渋すぎたのか)、入場客も少なく、とてもじっくり鑑賞できました。昼間行っても大丈夫だと思います。

記事タイトルの「奇跡の再会 三国志呉志残巻」ですが、「三国志呉志第十二巻」の写本の最初のほうが「台東区立書道博物館」に、残りが京都国立博物館に所蔵されてたのが、このたびめでたく一同に会して展示されたという意味のようです。割れても末に逢はむとぞ思ふ。美しいですね。われら呉の心は一つってこのことでしょうか。(誤)

「呉書十二」というと「虞陸張駱陸吾朱傳」ですね。
虞翻伝の真ん中あたりで破れてて、つなぎ合わせて展示されてます。虞翻が宴会で寝たふりして孫権が激怒するあたりが破れて紛失しちゃってるみたいです。
陸績伝と張温伝はちゃんと読める状態で、見てるとなんだか感動します。われら呉(もうええ)


呉書の次に展示されてた「世説新書巻第六残巻」って「世説新語」とは違うんでしょうか。*
国宝なのに誰も見てなかったので、独り占めしてゆっくり拝見してきました。

「第十規箴篇」の王右軍のあたりと「第十一捷悟篇」の魏武と楊修の頓智合戦のところでした。
門が広すぎるの話と、一人一口ヨーグルトの話と曹娥碑の話と竹片リサイクルの話でした。
本当は書とか字とか見るべきなんでしょうが、話が面白くてついつい読みふけってしまった。


目玉は王羲之の「宋拓十七帖」だったらしく、グッズもいろいろありましたよ。
私は書画のことは分からないのですが、それなりに楽しめる展覧会でした。


帰りはたまたま来た「プリンセスライン」ってバスに乗ったらガラガラで座れてラッキー。
次からは市バスじゃなくてこれにしようと思った(でもたぶん次行った時には忘れて激込みの市バスに乗ってしまうであろう)



*と思ったらちゃんとネットに説明がありました。
世説新書巻第六残巻(文化遺産オンライン)
後漢から東晋に至る逸事を収録した,『世説新語』の唐時代の鈔写本である。巻末に「世説新書巻弟六」の尾題があり,宋代以降は『世説新語』の名で流布していたこの書名が,本来は『世説新書』であったことがわかる。
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by xiaoq | 2011-01-10 00:22 |