是は動詞である 「実用現代漢語語法」
2010年 11月 09日 |
「実用現代漢語語法」名詞述語文の説明に「“是”字句と比べてみるように」とあったので、「第二章 几种特殊的动词谓语句 第一节“是”字句」を読んでみました。

そしたら最初にこんなことが書いてありました。


“是”是一个动词,基本意思是表示肯定、判断。

「第二章 几种特殊的动词谓语句 第一节“是”字句」

实用现代汉语语法(修订本)
潘文娱/刘月华


「是は動詞である」
そうだよなあ、「是」って動詞だよなあ!!(発見)

でも日本人には中国語の「是」が動詞だというのは明確に意識されてないのでは。
「是」=「~は(~です)」の感覚なのではないかと。つまり助詞(←ですか?)。私にとってはむしろ語気詞。

日本人学習者に「今日は月曜日です」を中国語にしなさいと言えばほとんどの人が「今天是星期一」と正しく答えるのではないでしょうか。


でも、このとき頭の中では

今日=今天
は=是
月曜日=星期一


という置き換えが行なわれていると思うんです。

「中国語には絶対動詞が必要だから動詞の「是」が必要」という判断ではなく、「(日本語では)名詞と名詞の間には「~は」が必要だから「是」を入れてみた」のでは?

だって「は(~です)」がなくて名詞だけ並べると「ワタシにほんじん」みたいじゃないですか?「てにをは」なしで単語が並ぶなんて幼稚な状態は日本人の国民感情として耐え難い。
逆に中国人日本語話者がしばしば助詞をぬかして単語だけ並べるのは、中国語ではそれでOKだからなんでしょう。


しかし「是」が動詞というのは、普段考えたこともありませんでした。
中国語をぜんぜん知らない日本人でも「我是日本人」という現代中国語を見れば「ワレコレにほんじん」と読み下して、意味は分かると思うんです。でもなまじ意味は分かっちゃうので、「是」が動詞だということに気づくのが漢字のない国の学習者より遅れてしまうんじゃないかな。


「日日是好日」の「是」を動詞として読み下せる方法を発明すればよかったんですよね、昔の人が。(推責任)

しかし結局名詞述語文との違いはよく分かりませんでした。




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名詞述語文 「実用現代漢語語法」
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