〔辮髪嘉年華〕 ドラマ「紹興師爺」
2010年 01月 18日 |
陳道明主演です。
「康熙王朝」では清朝の皇帝(辮髪)を演じていたダオミンですが、このドラマで演じているのは「師爺」(辮髪)。

白水社の中国語辞典によると


師爺:
「明清時代に警察・租税・文案などをつかさどるため地方官が私的に招聘した補佐員」

紹興師爺:
「昔は師爺は紹興出身者が多かったことからこの言葉が生まれた」


日本では「紹興出身の陳道明が紹興師爺を演じている」という紹介をされてるドラマですが、百度百科を見ると

籍贯:浙江省绍兴市
出生成长地:天津

となってます。ご本人もインタビューとかで「天津で生まれ育った」と言ってるようなので、紹興は先祖の出身地ということなんでしょうね。


紹興でロケをしてるのかどうか分かりませんが、景色がきれいなドラマでした。

師爺は「東家(雇い主)」から大切にされているとはいえ、ぶっちゃけ科挙に落第したタダの人なので、プライドは高いし高給取りだけど、しょせん使用人というなかなか屈折した役どころです。

このドラマのテーマは「清官難做(清廉な官吏になるのは難しい)」「当官難、当清官更難(役人になるのは難しい、公平な役人になるのはもっと難しい)」でしょうか。
役人になるとあちこちに賄賂をばら撒いたり挨拶廻りしたりコネ作ったりで行政なんてやってるヒマないのがよく分かります。


しかし、いつ大商人になるんだろう・・・と思ったら最後までヒラの読書人だった。なんで?
あー、商人は「胡雪岩」のほうなのか。パッケージが似てるので間違って買ってしまった。ちょっと悔しい。


こんな専門用語も覚えました

下馬威風
(着任した官吏がわざと部下にきつく当たって、自分の威厳を高めようとすること)

新官上任三把火
(新しく来た役人が張り切って新しい施策を実施すること→でもすぐに既成勢力に飲み込まれちゃうの)



辮髪ネタとしては、年をとった師爺が髪が薄くなったので、帽子にニセの辮髪をつけて(「辮髪帽」とかいう名前だった)出かける場面がありました。
他人に見られるところでは、いつも威儀を正していなければいけないとかいう教訓だったかと。



しかし何だか不完全燃焼です。ちょっと地味なのよ。
宮廷のきらびやかな辮髪も見たかった・・・



[PR]